【鍵が開かない!】玄関などの鍵が開かない原因や対処法を解説
ある日突然、
「家の鍵が開かなくて中に入れない!」
「トイレのドアが開かなくて閉じ込められた!」
なんて状況に陥ったらほとんどの人が焦りますよね。
そんな時でもあらかじめ対処法についての知識があれば冷静に解決できることもあるのです。
今回は玄関などの鍵が開かない原因や、やってはいけない対処法についてご紹介したいと思います。
目次
【NG】鍵が開かないときの間違った対処法
ここでは、鍵があかないときにやってはいけない対処法について解説します。
強引に鍵を回す
鍵が開かないからといって無理やり鍵を回してしまうと、鍵が中で折れてしまうこともあります。
また、シリンダー(鍵穴)が破損して交換しないといけなくなってしまうこともあるので強引に回すことはやめましょう。
針金やつまようじを使う
鍵穴の中に詰まっているゴミなどをかき出そうと針金や爪楊枝などを使おうと考える人もいるかもしれませんが、こちらも中で折れてしまう可能性があるので使わない方がいいです。
もし折れて中で詰まってしまうとシリンダー(鍵穴)ごと交換することになりかねません。
シリコンスプレーを使う
工具や自転車などに使用するシリコンスプレーなどを使ってしまうと、鍵穴に油が付着し、その油にゴミや異物がくっついてしまうのです。
シリコンスプレーも潤滑剤なので一時的には滑りがよくなりますが、時間が経てば故障の原因になってしまうので鍵穴での使用はやめましょう。
そのまま放置する
鍵が少し変形していることに気付いても、「使えるから大丈夫!」とそのまま放置して使い続ける方もいます。
しかし、そのまま使い続けるとシリンダー(鍵穴)の方に負担がかかってしまい、最終的には大きなトラブルになりシリンダーごと交換しないといけない、ということになりかねません。
何か異変に気付いたら速やかに修理または鍵交換を行ってください。
鍵が開かないときの対処法
鍵が手元にあるのに玄関の鍵が開かない場合は、まずは不具合の原因を究明することが大切です。
しかし、長年同じ鍵を使用していると経年劣化や汚れにより作動不良が起きる場合があります。
ここでは、玄関の鍵が開かないときにまず試してみるべき対処法についてご紹介します。
加入しているサポートや保険を利用する
賃貸契約の際に「安心入居サポート」などのサービスに加入しているのであれば、サービス内容にもよりますが無償で対応してもらえることもあります。
最近の火災保険であれば、特約などを入れなくても基本プランの中に鍵開けや鍵交換のレスキューサービスが付帯していることもあるので、臨時の鍵トラブルに遭遇したときは火災保険の連絡先に電話して保険内容などを確認してみるといいでしょう。
保険会社を利用する際は賃貸の場合、先に管理会社や大家さんに連絡をして許可を得る必要があります。
賃貸は管理会社や大家に連絡
賃貸の玄関鍵が開かないときは、自分で無理に鍵を変えようとしたり業者を手配する前に、まずは管理会社または大家さんに状況を伝えましょう。
管理会社や大家さんが手配してくれる場合や貸主が提携している鍵屋さんが対応することもあります。
また、鍵をなくした際も同じです。
管理会社や大家さんは、だいたいの場合スペアキーを保管しているので、部屋を開けるだけであれば割とすぐに対応してもらえます。
賃貸物件は、その建物を所有する貸主の所有物であるため、自分だけの問題で済ますことができません。
許可なく自分で鍵を交換したり、鍵業者に依頼するといった勝手な行動をしてしまうと、管理会社や大家とのトラブルにもなってしまう可能性もあるので、事情を報告して対応を任せるのが一番です。
大家さんから鍵屋を呼んでも良い、という許可が出た場合は鍵屋のキーレスキューサービスまでお任せください。
急ぎの場合は業者に依頼
トラブル対処法でご紹介した内容では解決できないこともあります。
自分でなんとかしたいという気持ちもわかりますが、トラブルを大きくしてしまい余計な出費になってしまうことも少なくありません。
そういったときには、鍵開け・鍵修理・鍵交換ができる鍵屋を利用してみてください。
鍵屋『キーレスキューサービス』に依頼した場合のおおよその作業時間と料金をご紹介します。
- 作業時間
-
簡単な鍵の開錠なら5分程度、鍵交換や取り付けなどは30分~数時間程度で完了します。
- 作業料金
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鍵開け 8,800円~(税込) 鍵修理 8,800円~(税込) 鍵交換 11,000円~(税込)+部品代 お見積り・出張費用(緊急時のキャンセル以外)は無料です
スペアキーを使う
子鍵が削れていたり、曲がるなどの変形が生じていませんか?
子鍵は一般的に白銅や真鍮などの柔らかい金属で作られているため、長く使用しているうちに摩耗していきます。
また、鍵をバッグやズボンに入れていたり、裸でぶら下げて持ち運んでいると何かにぶつけて欠けたり、変形する可能性もあります。
一度子鍵を確認してみましょう。
鍵穴専用潤滑剤を使う
鍵が固くて開かないときは鍵穴の潤滑油が枯渇している可能性も考えられます。
金属製品や精密機械のメンテナンスでは、スプレーをかけて動きを良くする方法が知られていますが、鍵穴に使用できるスプレーはクレ5-56などの一般的なスプレーとは違うので注意してください。
鍵穴に使用できるスプレーは、「キースムーサー」などの鍵穴専用のスプレーで、ホームセンターなどでも購入することが可能です。
鍵穴の構造は精密かつ湿気に弱いため、通常のシリコンスプレーなどとは異なる成分の鍵穴専用スプレーを使う必要があります。
鍵穴専用以外の潤滑剤を使用すると、鍵の不具合が悪化したり鍵が使えなくなるリスクもあります。
その場合、シリンダーの分解洗浄や交換が必要になるでしょう。
一般の潤滑剤やサラダ油などの食用油は絶対に使用しないようにしてください。
鍵穴専用潤滑剤の使用方法については以下の手順を実行してください。
- 鍵穴に鍵穴潤滑剤を少しさす(シュッと一押しする程度が目安)
- 子鍵を差し込んで数回抜き差しして、潤滑剤をなじませる
また、潤滑剤の代用品として、鉛筆の芯を使った方法もご紹介します。
鉛筆の芯の材料である黒鉛には潤滑作用があるので、鉛筆を鍵に塗るだけでも効果があります。
- 子鍵の凹凸に鉛筆を塗る
- 子鍵を差し込んで数回抜き差しする
電子錠は説明書を確認
電子錠などの場合は、電池切れや通信不良などで開かなくなるケースがあります。
各機種で対応方法が異なるため、説明書を確認したり、あらかじめスマホなどに非常時の対応を保存しておくと安心です。
また、電気配線がある電気錠は停電時に操作ができなくなり締め出されてしまう可能性がありますので注意しましょう。
電子錠・電気錠いずれも機種によっては非常用の外部電源として電池を使用することがありますので、自宅のものはどうなっているか確認しておくことをおすすめします。
鍵が開かない場合の裏ワザ
ここからは、シリンダーや建物を傷つけない鍵開け方法や、シリンダーや建物の一部破壊を伴う鍵開け方法についてご紹介します。
ただし破壊を伴う開錠方法は、災害時や緊急時などの最終手段としてお考えください。
プロの鍵屋でも安否確認などの非常時を除けば、まず破壊開錠を避けます。
窓外し
もし、窓が無施錠で侵入できそうであれば、そこから家の中に入ることができます。
窓に格子が付いている場合は、プラスドライバーなどがあれば格子を外して中に入り、内側から玄関の鍵を開けることができます。
窓破り
ハンマーなどでクレセント錠近くの窓ガラスを割って手を入れ、内側からクレセント錠を開ける方法です。
もっともシンプルな手段ですが、防犯ガラスなどが使われている場合は、ハンマーで叩いても簡単に割ることはできません。
それどころか、防犯ガラスの交換費用が高額になるため、防犯性能の低い窓でない限りおすすめはしません。
ピッキング
ピッキングはよく耳にする開錠方法です。
ピックツールという細い棒状の工具を鍵穴に差し込み外筒にあるピンと内筒にあるボトムピンを揃えることで鍵を開けます。
ピッキングを行うには、ピックやテンションといった専用の工具が必要で、それらの道具は有資格者でなければ購入することができません。
また、鍵屋などの専門業者しか所持できないことも法律で定められています。
グリップやヘアピンで即席の道具を作ることは可能ですが、素人にはかなり難しく高度な作業です。
また、現在出回っているシリンダーや賃貸などで採用されている鍵は、大抵ピッキング対策などが施されていますので、自力での解錠は手間と時間を要するでしょう。
バンピング
バンピングは「バンプキー」という工具を鍵穴に差し込み、ハンマーでバンプキーを叩くことで開錠する方法です。
ピッキングと比べて技術がいりませんが、現行のシリンダーであればバンピング対策が取られています。
また、古い鍵であっても、「ディスクシリンダー」や「ロータリーディスクシリンダー」などのディスク系のシリンダーには効果がなく、ピンシリンダーと一部のディンプルシリンダーにしか効力がありません。
まず前提としてシリンダーに適合したバンプキーが必要になるため、一般人には無縁の方法と言っても良いでしょう。
カム送り(バイパス開錠)
カム送りとは、鍵穴ではなく針金などで錠ケースを操作して開錠する方法です。
通常であれば錠ケースは室外に露出していませんが、鍵穴の「カラー」という部品を引っ張ることで錠ケースが露出する場合などに、この方法で鍵を開けられる場合があります。
特殊な工具は必要なく、ペンチや針金があれば実践できますが、現在の錠ケースでは対策されています。
シリンダー破壊
鍵穴を壊すことで開錠する方法です。
しかし、防犯対策の施されたシリンダーは、超硬金属などが使われており耐久性に優れています。
素人がバールやハンマーなどで壊すことは難しく、ドリルやホールソーなどの専用工具が必要です。
また、鍵を破壊するので作業後には新しいシリンダーに交換する必要があります。
サムターン回し
サムターン回しは、ドアに穴を開けて特殊工具を通し、室内側からサムターンを直接操作して開錠する方法です。
ドアスコープやドアポストがあれば、それらを取り外すか壊すことで既存の穴を利用してサムターン回しが可能です。
しかし、サムターン回し用の特殊工具は通常、手に入りません。
また、ドアをこじ開けて手を入れ、サムターンを回す方法もありますが、ドアが破損し、大人の手を入れるほど開けられるかどうかもわかりませんのでおすすめしません。
引き戸の鍵が開かない際の対処法
引き戸とはレールや溝に沿って戸を横向きに開閉させる戸のことで、戸の外側に鍵がついている「戸先錠」と呼ばれるものと2枚の戸が重なる部分に鍵がついている「引違戸錠」と呼ばれるタイプの2種類があります。
引き戸の鍵が開かない原因として、戸の下側についている戸車と呼ばれるタイヤが摩耗によって擦り減り、鍵の高さが合わなくなることが挙げられます。
ここでは戸先錠と引違戸錠の鍵が開かないときの対処法について解説します。
戸先錠
戸先錠の場合、戸を開けた状態でストライク(戸の外枠にある鍵を受ける金具)の上部分と下部分についているネジをドライバーで緩め(完全に取らずに半分締めた状態)、ストライクを鍵の高さに合うよう上下に調整し、ネジを締めます。
引違戸錠
引違戸錠の場合、両方の戸を閉めた状態で室内側の戸のカバーについているネジを緩め、調整用の穴にドライバーなどの細い棒を奥まで貫通させます。
まっすぐ貫通できるように調整したら、その位置でカバーのネジを締めます。
その他の鍵が開かないトラブル
家の鍵以外にも、お風呂・トイレ・車・スーツケースなど、様々な鍵が開かないときの対処法を下記で紹介していますので、是非ご覧ください。
鍵をなくしたら遺失届を提出
鍵を探したけど見つからない場合は、警察に届けを出しましょう。
鍵を落とした場合は「遺失届書」を、盗まれた場合は「盗難届出書」を出すことになります。
手続きは交番や警察署でできますが、直接赴くことが難しい場合は電話などでも受け付けている場合があります。
また、青森県、新潟県、福井県、長野県、京都府、奈良県、鳥取県、岡山県、長崎県、大分県は共通の「警察国民向けポータル」を通してオンラインで届出が可能なので、操作マニュアルを読んで利用してみるのも良いでしょう。
ポータルを通して届出ができない都道府県でも、サイトで落とし物の検索ができる場合があります。
下記警察庁のURLより、お住まいの都道府県警察本部のサイトを確認してみて下さい。
東京都内の方は、下記の警視庁の検索ページがご利用になれます。
鍵が開かなくてお困りの方は鍵屋に連絡!
鍵が開かなかったり玄関の鍵を無くすといったトラブルについ焦ってしまい、自分でなんとかできないかと考えてしまいがちです。
しかし、残念ですが、自力でできることはほぼありません。
最近ニュースで大きく取り上げられているように、侵入強盗という乱暴な犯罪も頻発していることもあって一般家庭でも防犯性能の高いシリンダーを設置していることが多く、素人が開錠できる可能性は限りなく低いでしょう。
自力で鍵開けにチャレンジしても、いたずらに時間だけを消費するだけでなく、無理に鍵を開けようとして鍵穴を傷つけてしまい、余計な費用がかかってしまうこともあります。
また経年劣化による錠前の故障、鍵の摩耗、扉のガタツキなども原因として考えられます。
玄関鍵のトラブルで困った際は、ぜひ鍵屋にご相談ください。
キーレスキューサービスでは緊急の鍵開けはもちろんのこと、子鍵の紛失や盗難による鍵交換も速やかな施工が可能です。
また、玄関鍵以外にも金庫や物置、スーツケースの鍵開けにも対応しております。
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