原付の鍵を紛失!失敗しない対処法と費用相場まとめ

「外出先で原付の鍵を紛失してしまった」
「メットインに原付の鍵を閉じ込めてしまった」
このような状況に陥ってしまうと、原付を動かせず焦ってしまいますよね。
原付の鍵を紛失したときは、状況に合わせた適切な対処が必要です。
対処方法によっては、即日解決できるものや無料で解決できる場合もあるので、慌てずに最適な方法を検討しましょう。
この記事では、原付の鍵を紛失したときに確認すべきことや、対処法について詳しく解説します。
目次
原付の鍵を紛失した時にまずやること
原付の鍵を紛失したときは、鍵屋などの業者を呼ぶ前にまずやるべきことが4つあります。
警察に遺失届を提出する
原付の鍵を紛失してしまったら、警察に遺失届を提出しておきましょう。
誰かが鍵を見つけて警察に届けてくれた場合、連絡をもらえるため、鍵が見つかる可能性が高まります。
届け出の際には身分証が必要になるので、忘れずに持参しましょう。
遺失届は、近くの警察署や交番で提出できるほか、電話での届け出を受け付けている警察署もあります。
また、落とし物が届いているかどうかは、警察庁のホームページからも確認可能です。
警察での落とし物保管期間は3ヶ月のため、自分の原付の鍵が届けられていた場合は早めに連絡しましょう。
スペアキーがあるかを確認する
次に、スペアキーがあるかどうかを確認しましょう。
自宅にスペアキーがあるなら、家まで取りに戻るか、家族などに連絡して現場へ届けてもらうという選択肢もあります。
やむを得ず現場に原付を置いてスペアキーを取りに戻る場合は、盗難に合わないよう、U字ロックやチェーンロックなどの対策を忘れないようにしましょう。
現場から家まで帰る手段がない、または帰ってもスペアキーがないという場合は、出張サービスを行っている鍵屋に依頼することで、その場で鍵作成をしてもらうことも可能です。
任意保険のロードサービスやJAFに加入しているか確認する
任意保険のロードサービスやJAFに加入している場合、無料で鍵開けやレッカー移動などをしてもらえます。
普段は忘れがちな任意保険の契約内容ですが、保証内容にロードサービスが含まれているか確認してみましょう。
メットインに鍵を閉じ込めていないか確認する
原付の鍵をメットインに閉じ込めてしまっていませんか?
メットインとは、シートの下にあるヘルメットなどを収納するスペースです。
多くの場合、シートを閉めると自動的にメットインにもロックがかかる構造になっているため、原付の鍵を入れたままリュックやポーチなどを収納してしまうと、閉じ込められて鍵が取り出せなくなります。
メットイン閉じ込めの場合は保険のロードサービスやJAFでも開けてもらえますが、鍵を開けてもらったら中は空っぽだったという事例も少なくありません。
そのため、直近の行動をよく振り返り、メットインの中に鍵が閉じ込められている可能性がないか確認しましょう。
なお、インターネット上にはメットインを自力で開ける方法などが紹介されていますが、これらの多くは原付を故障させてしまう可能性が高く、修理費などで結局高くつくためおすすめはできません。
原付の鍵を紛失したらどこに依頼すれば良い?
原付の鍵を紛失した際に依頼できるところには以下のようなものがあります。
JAFに依頼する
JAFは24時間365日対応しており、連絡するとすぐに駆けつけてくれる頼もしいロードサービスです。
JAF会員の場合は、メットインの鍵開けや原付のレッカー移動を無料で対応してもらえます。
JAFの個人会員だと入会金+年会費の費用は1年間+自動振替で5,500円、家族会員だと入会金は無料、年会費は2,000円です。バッテリー上がりや燃料切れなども無料で何度でも対応してもらえるため、よく原付で移動するという人は入会しておくことをおすすめします。
ただし、お盆や年末年始など人の移動が増える時期はロードサービスの需要も多く、連絡してから現場に到着するまでに時間がかかる場合があります。
また、JAFは鍵の作成は対応できないため、メットインを鍵開けしても中に鍵がない、自宅にレッカーしてもスペアキーがないといった場合は、鍵屋に鍵作成を依頼する必要があります。
JAFのメリット
- 会員なら無料で何度でもサービスを受けられる
- 24時間365日稼働
- メットインの鍵開けも対応可能(無料)
JAFのデメリット
- 非会員だと料金がかかる
- 繁忙期など混雑時は到着が遅れる
- 鍵作成には対応できないい
任意保険のロードサービスに依頼する
もし任意保険に加入しており、保証内容にロードサービスが含まれている場合は、無料でレッカー移動や鍵開けなどのサポートを受けられます。
ただし、JAF同様、鍵の作成は対応できませんので、スペアキーがないなど、鍵作成が必要な場合は鍵屋に依頼することになります。
また、場所や道路状況によっては現場までの到着に時間がかかることもあります。
原付の場合、自動車保険の特約として「ファミリーバイク特約」に加入することもできます。
自分自身が車を持っていなくても、同居している家族が車を所有していれば、その車の自動車保険にファミリーバイク特約を付けることで補償を受けられます(対象は125㏄以下のバイク)。
ただし、ロードサービスはファミリーバイク特約の保証範囲に含まれない場合が多いので注意が必要です。
任意保険ロードサービスのメリット
- 加入している保険にロードサービスが含まれていれば無料でサポートを受けられる
- 24時間365日稼働
- メットインの鍵開けも対応可能
任意保険ロードサービスのデメリット
- ロードサービスが使えない可能性がある
- 繁忙期など混雑時は到着が遅れる
- 鍵作成には対応できない
鍵屋に依頼する
出張サービスを行っている鍵業者に依頼すれば、その場で鍵開けだけでなく鍵作成にも対応してもらえます。
鍵屋ならスペアキーが手元にない場合でも、鍵穴から新しい鍵の作成が可能です。
さらに、古いバイクなどで鍵穴が摩耗していたとしても、現在の鍵穴の状態に合わせて調整した子鍵を作ってもらうこともできます。
ロードサービスなどの場合、メットインを解錠しても鍵が見つからなかった場合は、合鍵作成に対応できないため別途手配が必要になり、二度手間になってしまいます。
そのため、メットイン内に鍵があるか確信がない場合は、始めから鍵屋を呼んだ方が手っ取り早いでしょう。
ただし、イモビライザーキーの原付は限られますが、対応できない鍵屋も多いため、事前に確認が必要です。
イモビライザーキーとは、盗難防止用にICチップが内蔵された鍵のことで、車体と鍵のIDが一致しないとエンジンがかけられない仕組みになっています。
電話で鍵屋に依頼する際は、必ず原付のメーカーや年式などを鍵屋に伝えましょう。
なお、鍵屋に依頼する際は、本人確認のために「運転免許証」と「自賠責保険証明書」が必要です。
鍵屋に依頼するメリット
- その場で鍵開けや鍵作成をしてもらえる
- 鍵穴の状態に合わせて調整した鍵を作ってもらえる
- スペアキーがなくても鍵穴から鍵作成可能
鍵屋に依頼するデメリット
- 費用がかかる
- イモビライザーキーには対応できない可能性がある
- レッカー移動には対応していない
バイク屋で鍵作成を依頼する
近くにバイク屋があるなら、直接持ち込むという方法もあります。
バイク屋まで原付を運ぶ必要がありますが、鍵業者に依頼するよりも費用は安く抑えられます。
バイク屋では鍵のキー番号(シリンダーの番号)をもとにして、メーカーから鍵を取り寄せます。
費用はメーカーや車種によって異なりますが、国産メーカーの場合はおおよそ2,000円から4,000円程度です。
ただし、鍵の手配には通常1〜2週間程度かかるため、急いで鍵が必要という場合は鍵屋に依頼しましょう。
バイク屋に依頼するメリット
- 費用が安く済む
- 純正キーを取り寄せてもらえる
バイク屋に依頼するデメリット
- 原付をバイク屋まで持ち込む必要がある
- 鍵ができるまでに1~2週間かかる
また、バイク用品店ではブランクキーが手に入ります。メーカー純正のものもあるため、気に入ったものを購入して合鍵屋に作成を依頼するのも良いでしょう。
ブランクキーの在庫があればその場で鍵を作成してもらえるバイク用品店もあります。
原付のイモビライザーキーを紛失した場合の対処法
イモビライザーキーは盗難防止のためにICチップが埋め込まれた高度な鍵です。
そのため、紛失した場合は通常の刻みキー(ギザギザの鍵)よりも複製にかかる費用や料金が高くなります。
イモビライザー付きの原付は数が多くありませんが、鍵を紛失した際の対処方法は自動車のイモビキー紛失時のそれとほぼ同じだと考えて良いでしょう。
他にもスペアキーがある場合はディーラーに相談するのがベストです。
全てのキーを紛失してしまった場合は、イモビライザー搭載バイクの鍵複製ができる鍵屋かバイク店を探す方が安価で済む可能性が高いです。
先述の通り、イモビライザー搭載の原付は少ないため、原付向けの料金表を出しているところは多くありません。
ただ、バイクのイモビキーを複製できるところであれば、対応可能かもしれませんので、電話で問い合わせてみると良いでしょう。
原付の鍵の作成・鍵開け費用相場
原付の鍵作成や鍵開けの場合、それぞれの対処法にかかる費用相場をまとめました。
なお、鍵屋の料金については、鍵の専門業者「キーレスキューサービス」のサービス料金を掲載しています。(※シャッターキーとは、防犯対策としてバイクの鍵穴についているフタを開けるための鍵です )
JAF(会員)・保険のロードサービス
鍵作成 | 合鍵作成 | 鍵開け(シャッタータイプ) | 鍵開け(メットイン) |
---|---|---|---|
対応不可 | 対応不可 | 無料(非会員は15,230円) | 無料(非会員は15,230円) |
鍵屋
鍵作成 | 合鍵作成 | 鍵開け(シャッタータイプ) | 鍵開け(メットイン) |
---|---|---|---|
13,200円~ | 13,200円~ | 8,800円~ | 8,800円~ ※エンジンの鍵穴と同じタイプの場合は13,200円~ |
バイク屋
鍵作成 | 合鍵作成 | 鍵開け(シャッタータイプ) | 鍵開け(メットイン) |
---|---|---|---|
国産メーカーの場合2,000円~4,000円程度(メーカーから取り寄せ) | 国産メーカーの場合2,000円~4,000円程度(メーカーから取り寄せ | 要問合せ | 要問合せ |
原付の鍵を紛失しないための予防策
原付の鍵を紛失すると、問題を解決するまでにはなにかと時間と労力を消費します。
そのため、そもそも鍵を紛失しないように事前に対策をしておきましょう。鍵の紛失対策には以下のようなものがあります。
キーホルダーをつける
キーホルダーは安価にできて効果的な、王道の紛失対策です。
紛失防止用にGPSが埋め込まれており、スマートフォンで鍵の現在地を確認できるものや、ボタンを押すとアラームが鳴って鍵の場所を知らせてくれるものなどもあるので、便利なアイテムを活用して鍵の紛失を防ぎましょう。
鍵を収納する場所を決める
鍵を抜いたら、必ず財布の中にしまう、鍵専用のポーチを用意して、そこに必ず入れるなど紛失しにくい場所に収納するルールを作りましょう。
キーチェーンを使う
鍵の紛失対策として、キーチェーンもおすすめです。
キーチェーンに鍵を取り付け、ベルトやカバンに装着することで紛失を防止できます。
チェーン部分がリール状になっているものであれば使い勝手も良く、邪魔にもならないでしょう。
また、キーチェーン自体もデザイン性のあるものが多く、個性的なキーチェーンを選ぶことで、鍵を見つけやすくするだけでなく、おしゃれなアクセサリーとしても楽しめます。
原付の鍵紛失に備えてスペアキーを作成しておこう
原付の鍵を紛失した際に、スペアキーがあればすぐに問題を解決できます。
手元にスペアキーがないという人は、再び鍵を紛失したときに慌てないようにあらかじめスペアキーを作成しておくことをおすすめします。
スペアキーは、原付を購入した販売店で純正キーを取り寄せる(納期1〜2週間程度)か、鍵屋に依頼することで(最短即日)作成可能です。
また、純正キーをすべて紛失してしまわないように、普段持ち歩く鍵はスペアキーの方にして、純正キーは安全な場所に保管しておくと良いでしょう。
時間に余裕があるのなら、メーカーから純正キーを取り寄せて増やしておくと、いざというときにも安心です。
【原付の鍵紛失】最短で解決したい場合は鍵屋に依頼
原付の鍵を紛失した場合、JAFや加入している任意保険のロードサービスを活用することで、自宅やバイク屋までの移動、メットインの鍵開けなどに無料で対応してもらえます。
しかし、スペアキーもなくてエンジンをかけられない場合は、新たに鍵を作成しなくてはなりません。
メーカーに純正キーを発注すると1~2週間程度かかるため、いますぐ問題を解決したいという場合は鍵屋に依頼しましょう。
鍵屋のキーレスキューサービスは365日年中無休で鍵のトラブルに対応する鍵専門業者です。
全国対応なので、どこにいても最短時間で現場へかけつけ、その場で鍵開けや鍵作成まで対応可能。
鍵のトラブルを即日解決します。
急ぎの対応が必要な場合は、鍵屋のキーレスキューサービスまでご連絡ください!