失敗しない金庫の鍵開け業者の選び方!金庫の種類別に費用相場を解説!

この記事でわかること
- 「開錠」「解錠」「破錠」の違い
- 金庫の鍵開けを自分で行うリスクと業者に依頼するメリット
- 金庫の種類別における鍵開け費用相場
- 安心できる業者を見極める方法

記事監修者
名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
金庫の鍵が開かなくなると、大切な書類や現金、思い出の品などが取り出せず、不安や焦りを感じるものです。
特にダイヤル番号を忘れたり、鍵を紛失したりした場合は、自力での解決は困難で、内部や外観を傷つけてしまうリスクもあります。
本記事では、「開錠」「解錠」「破錠」の違いを含めた基本知識を整理しつつ、業者に依頼するメリットや費用相場、安心できる業者の選び方などを詳しく解説します。
金庫の鍵開けを業者に依頼しようと検討されている方は是非とも参考にしてみてください。
目次
「開錠」「解錠」「破錠」の違いを正しく理解しておこう
金庫の鍵開けには「開錠」「解錠」「破錠」という3つの用語があり、作業内容や料金体系が異なるため、正しく理解しておくことが重要です。
まず「開錠」とは、方法を問わずに鍵や暗証番号を操作して開ける方法です。
一方「解錠」は、壊さずに鍵を再び使える状態のまま開ける方法です。
最後に「破錠」とは、ドリルや特殊工具を使って金庫本体を一部破壊しながら強制的に開ける方法で、内部の構造にダメージが及ぶため主に最終手段として用いられます。
各用語の違いを把握することで、見積もり時に自分が必要とする作業内容を正確に伝え、不要な費用やトラブルを防げます。
下記記事でも違いについて詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
金庫の鍵を自分で開けることはできる?
家庭やオフィスで金庫の鍵を自分で開けようと試みる方法として、ドライバーやピンセットを使った自己解錠や、ダイヤルの番号合わせ、バイパスツールの利用などがあります。
しかし、専門知識や専用工具が不足していると、金庫内部の機構を壊したり、ダイヤルやシリンダーに傷をつけたりするリスクが高くなります。
特に最近の防盗性能の高い金庫は非破壊開錠でも高度な技術が必要なため、自分で開けようとすると余計な時間と費用がかかることが多いです。
安全かつ確実に中身を取り出すには、専門の開錠業者へ依頼することを強くおすすめします。
金庫を壊して開ける方法をおすすめしない理由については以下記事でも解説しています。併せてご覧ください。
金庫の開錠を業者に依頼するメリット

自力で金庫を開けようとすると、時間がかかるうえに失敗して内部や外装を傷つける恐れがあります。
一方、専門の開錠業者に依頼すれば、豊富な経験と専用工具を持つプロが的確に作業を行うため、短時間で確実に扉を開けられます。
また、万一のトラブルにも後から保証やアフターケアを受けられるケースが多く、不測の追加費用や二次被害を防げる点も大きなメリットです。
最速で解決できる
突発的に鍵が使えなくなった場合、自分で何度もダイヤルを回したり分解を試みたりすると余計に時間を浪費してしまいます。
専門業者は初動からスピード対応を基本としており、電話一本で最短30分~1時間程度で駆けつけるサービスが一般的です。
訪問後は状況を一度確認し、最適な開錠方法を即座に判断します。数十分以内に解除できるため、早急に書類や貴重品が必要な緊急時でも安心して任せられます。
また、深夜や休日対応を掲げる業者も増えており、平日夜間や祝日であっても迅速な解決が期待できます。
金庫を傷つけずに開錠できる
金庫の構造はメーカーや機種によって微妙に異なり、内部のツマミやレバーを誤った角度で操作すると、シリンダーやダイヤル機構が破損するリスクがあります。
専門業者は非破壊開錠の技術を有しており、ピッキングや特殊工具によって精密に鍵穴を操作します。
金庫本体や内部書類、貴重品を傷つけずに開錠できるため、後から修理や買い替えの追加コストを抑えられます。
さらに、金庫の内部構造に詳しい技術者が対応するため、通常の鍵と異なる防盗機構やテンキー式金庫でも安全に解除が可能です。
修理や鍵交換などの追加サービスも受けられる
金庫開錠後、そのまま古くなったシリンダーや故障したダイヤル機構の修理・交換をワンストップで依頼できる業者が多くあります。
開錠作業時に問題点を発見すれば、その場で部品交換や内部メンテナンスを提案してくれます。
別途業者を手配する手間が省けるうえ、作業履歴や保証書を一元管理できるため、長期的なメンテナンス計画にも役立ちます。
また、防火性能維持のためのシール交換や鍵設置後の動作確認など、開錠だけでなくトータルでサポートを受けられるのも大きな強みです。
安全・確実な作業でリスクを回避できる
慣れない工具や手順で自己開錠を試みると、けがをしたり、誤って金庫内部に異物を詰まらせたりする可能性があります。
専門業者は作業前に必ず周辺の安全確認を行い、適切な保護具や工具を使って作業を進行してくれます。
万一事故が起きた場合でも、業者の損害賠償責任保険や作業保証によって補償が受けられるケースが多く、個人でのリスクを大幅に軽減できます。
プロによる確実な手順管理と品質保証によって、安全かつ確実に金庫開錠を遂行できるのが最大のメリットです。
金庫の種類別・破壊解錠(鍵開け)の相場
金庫の構造や開錠難易度は種類によって大きく異なるため、業者に依頼する際の費用もそれに応じて変動します。
ここでは、最も一般的なシリンダー式、ダイヤル式、テンキー式、マグネット式、電子錠の5つのタイプについて、破壊解錠も含めた相場を整理しました。
あくまで目安ですが、依頼前におおよその費用感をつかむことで、見積もり取得時の交渉材料になり、想定外の出費を抑えることができます。
シリンダー式:10,000円~30,000円

シリンダー式金庫は、鍵穴に物理的な鍵を差し込んで回す基本的な仕組みで、解錠方法自体は比較的シンプルです。
しかし、錆や経年劣化によって鍵穴内部が固着している場合や、鍵そのものを紛失している場合には、破壊解錠の可能性が高まります。
この場合の相場はおおむね10,000円~30,000円ほどが目安です。費用には左記の技術料に加え、出張費や深夜早朝料金が含まれることがありますので、見積もり依頼時に詳細を必ず確認しましょう。
実績豊富な業者であれば、非破壊開錠に成功した場合は下限に近い料金となる傾向があります。
金庫の鍵開け費用の相場については以下記事でも解説しています。併せてご覧ください。
ダイヤル式:10,000円~30,000円

ダイヤル式金庫は、番号を合わせることで内部ロックが解放される仕組みですが、暗証番号を忘れた場合やダイヤル機構が摩耗・固着している場合には、自力での解除は困難です。
業者による非破壊での番号解析を依頼する手法と、番号解析に失敗した場合に破壊解錠へ移行する手法があります。
番号解析(非破壊)の場合は相場が約15,000円~25,000円、破壊解錠の場合は10,000円~30,000円程度が一般的です。
解析の難易度や金庫の機種、訪問先の地域により料金は上下するため、事前の見積もり確認をおすすめします。
ダイヤル式金庫が開かなくてお困りの方は以下記事をご覧ください。
テンキー式:10,000円~50,000円

テンキー式金庫は電気的に動作する電子ロックを採用しており、電池切れや内部回路の故障が発生すると、自動的に強制解錠機能を使わざるを得ないケースがあります。
業者による非破壊開錠技術は進化していますが、解析に必要な機器や電池交換、基板修理を伴う場合は費用がかさみ、相場は10,000円~50,000円ほどになります。
特に高性能モデルや防盗性能の高い業務用テンキー金庫では、50,000円を超えるケースもありますので、機種名や故障状況を正確に伝えて見積もりを取得してください。
テンキー式金庫が開かなくてお困りの場合は、以下記事をご覧ください。
マグネット式:10,000円~50,000円

マグネット式金庫はマグネットキーで施錠開錠するタイプで、専用のマグネットキーが必要です。
マグネットキーを紛失した場合は、非接触での解除が困難なため、破壊解錠が前提となることが多く、10,000円~50,000円が相場です。
内部構造が複雑なものほど作業時間が長くなり、料金が上昇します。非破壊開錠を試みる業者もありますが、成功率は低めですので、費用面の交渉前に「破壊解錠前提での見積もり」を依頼すると良いでしょう。
電子錠:10,000円~100,000円

電気錠や指紋認証、ICカード対応などの高度な電子錠金庫は、内部制御ユニットの解析や専用プログラムの解読が必要な場合があり、最も高額になりやすいタイプです。
非破壊開錠技術がある業者でも、基板修理やプログラミング作業を伴うと50,000円以上、特に指紋認証やネットワーク連動機能付きモデルでは100,000円を超えることも珍しくありません。
電子錠金庫をお持ちの場合は、必ずメーカー名と型番、現状の故障状況を詳しく伝えて、複数社から相見積もりを取りましょう。
安心できる金庫の鍵開け業者の選び方
金庫開錠業者を選ぶ際には、単に料金が安いだけでなく、実績や評判、保証内容など総合的に判断することが重要です。
本セクションでは、信頼できるプロを見極めるための具体的なチェックポイントを解説します。
実績が豊富かどうかを確認する
過去にどれだけの金庫開錠事例を手がけているかは、業者の技術力や経験値を測る大きな指標です。
公式サイトやパンフレットに掲載されている施工事例や、解錠成功率、年間対応件数などの数値が明示されている場合は、依頼前に必ずチェックしましょう。
特にダイヤル忘れや鍵紛失だけでなく、防火金庫や業務用大型金庫の開錠実績がある業者は、より複雑なトラブルにも対応できる可能性が高いです。
また、事例ひとつひとつに作業前後の写真や、どのような手法で解錠したかといった詳細が記載されていれば、作業クオリティの裏付けとして安心材料になります。
口コミや評判を確認する

実際の利用者の声ほど、信頼性を担保する情報はありません。GoogleレビューやSNS、地域の掲示板などで「迅速だった」「スタッフの対応が丁寧だった」「追加料金が発生しなかった」などのポジティブなコメントが多い業者を選びましょう。
逆に、対応時間が遅かった、見積りと違う料金を請求されたといったネガティブな書き込みが目立つ場合は要注意です。
単発の悪い口コミだけで判断せず、全体の評価数や具体的な内容、業者側の返信対応も合わせて確認することで、トラブルに巻き込まれるリスクを減らせます。
口コミだけで業者を選ぶと失敗する可能性があります。詳しくか下記記事をご覧ください。
「開かなければ無料」は要確認
「開かなければ無料」をうたう業者は一見魅力的ですが、適用条件を細かく確認する必要があります。
例えば、非破壊解錠が対象なのか、破錠(破壊開錠)に至った場合はどうなるのか、無料保証が適用される時間帯や曜日の制限など、見積もり段階で必ず問い合わせましょう。
条件の曖昧なまま依頼すると、後から「破錠になったので別料金です」と請求される恐れがあります。
契約前に保証の範囲を文書で取り交わすか、公式サイトの規約をスクリーンショットで保存しておくと安心です。
作業内容を正しく把握しておく
「開錠」「解錠」「破錠」といった用語は業者によって定義が異なる場合があるため、見積もり取得時には自分が必要とする作業内容を正確に伝え、見積書に明記してもらうことが大切です。
非破壊での解錠を希望するのか、破錠もやむを得ないのか、またシリンダー交換やダイヤル修理を同時に行うかなど、具体的な要望を整理しておきましょう。
こちらの要望が曖昧だと、作業当日に「それは別サービスです」と追加料金を請求されるケースがあります。
見積もり後には、作業範囲と料金項目が合っているか再確認を怠らないようにしましょう。
料金システムが分かりやすく提示してくれるか
後から高額請求されないために、出張費や深夜早朝料金、キャンセル料、部品代など各種料金項目がホームページや見積書に明示されているかを確認します。
特に公式サイトで「料金メニュー」が詳細に掲載されている業者は、追加費用リスクが低い傾向にあります。
ウェブ上で金額が曖昧な場合は、問い合わせフォームや電話で具体的な数字を質問し、メールで回答を残しておくと安心です。
料金システムが透明であることは、信頼できる業者選びの必須条件です。
金庫の鍵開けはキーレスキューサービスにお任せ!

金庫開錠を業者に依頼する際は、まず「開錠」「解錠」「破錠」の違いを理解し、自力での対応リスクを避けることが大切です。
自分での開錠が難しいと判断したら、業者に依頼するメリットとして、最速対応や非破壊技術、追加サービス、そして作業保証による安心感を活用しましょう。
依頼前には金庫の種類ごとの費用相場を把握し、見積もり時に「シリンダー式」「テンキー式」など適切な料金レンジを確認することで、想定外の出費を防げます。
信頼できる業者を選ぶポイントは、豊富な実績や具体的な事例、利用者の口コミ、料金体系の透明性を確認して依頼しましょう。
その際はキーレスキューサービスまでご相談ください。キーレスキューサービスでは最短15分で現場に駆け付け解決いたします。
修理や交換など一貫して行えますので鍵トラブルでお困りでしたらキーレスキューサービスにお任せください。
