ドアクローザーは何を基準に選べば良い?種類や選び方のポイントを解説!
この記事でわかること
- ドアクローザーの基本的な役割と種類ごとの特徴
- ドアクローザーを選ぶときのポイント
- 自分でドアクローザーを交換するための手順と必要な工具
- 業者に依頼するメリットや費用相場、信頼できる業者の選び方

記事監修者
名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
ドアクローザーは、玄関や勝手口、オフィスの出入口などに取り付けられ、ドアの開閉速度を調整するための装置です。
普段あまり意識されない存在ですが、静かで安全な開閉や防犯性の確保に欠かせない役割を担っています。
しかし、実際に交換や購入を検討すると「どの種類を選べばよいのか」「サイズはどう判断すればよいのか」と迷う方が多いのも事実です。
本記事では、ドアクローザーの基本知識から種類ごとの特徴、選び方のポイント、自分で交換する方法や業者に依頼する際の注意点までを体系的に解説します。
読者が自分の住まいや使用環境に合った最適なドアクローザーを選べるよう、実用的な情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
そもそもドアクローザーとは?
ドアクローザーとは、先述した通りドアの開閉速度を調整するための装置で、主にドアの上部に取り付けられる金具です。
内部には油圧やバネの仕組みが組み込まれており、勢いよくドアが閉まるのを防ぎながら一定のスピードで静かに扉を閉じます。
これにより、強風などで急に閉まる事故を防ぎ、指を挟むリスクを減らす安全性の確保につながります。
また、開閉音を抑えることで生活空間の静けさを守り、オフィスや店舗では来客に不快感を与えない効果もあります。
さらに、ドアが自動的に閉まることで防犯面でも安心が増し、冷暖房の効率を高める役割も担っています。
このようにドアクローザーは、家庭や職場、公共施設などあらゆる場所で人々の暮らしを支える欠かせない存在です。
ドアクローザーの種類と特徴を理解しよう
ドアクローザーと一口に言っても、いくつかの種類があります。それぞれ特徴や向いている設置場所が異なるため、種類を理解しておくことは失敗しない選び方の第一歩です。
ここでは、代表的な3種類を取り上げ、それぞれの特徴や適したシーンを詳しく解説します。
スタンダード型

スタンダード型はドアの開く側に本体を設置し、アームが直角に伸びる構造をしています。取付位置や部材の種類も豊富に用意されているため、住宅やオフィス、店舗など幅広い場所で使用されています。
比較的取り付けやすく、価格も他の種類に比べて抑えられているため、コストパフォーマンスに優れています。
住宅の玄関や事務所の出入口など、幅広いシーンで活躍する汎用性の高いドアクローザーといえます。
パラレル型

パラレル型のドアクローザーは、スタンダード型と同じくドア上部に本体を設置しますが、アームを扉枠の内側に取り付ける点が大きな違いです。
外側にアームが出ないため見た目がすっきりし、デザイン性を重視する建物や公共施設の出入口によく採用されています。
構造上、アームが扉の内側で動くため、外部から干渉を受けにくく、いたずらや破損行為に対しても効果的です。
コンシールド型

コンシールド型は「埋め込み型」とも呼ばれ、ドアや枠の内部に本体を組み込むタイプです。外からはほとんど見えないため、デザイン性を重視したい住宅やホテルの客室などで採用されるケースが多いのが特徴です。
一方で、設置には高度な施工技術が必要で、既存のドアへの後付けは難しいことが多いのも事実です。
費用面でもスタンダード型やパラレル型に比べて高額になりやすいため、DIYで交換したい方には不向きでしょう。
ドアクローザーは何で選べば良い?
ドアクローザーを選ぶ際には、種類や設置環境、ドアの大きさなど複数の視点を総合的に考慮することが重要です。
誤った製品を選んでしまうと、開閉がスムーズに行えなかったり、安全性が損なわれたりする可能性があります。
ここでは、失敗を避けるために押さえておきたい7つの選定基準を詳しく解説します。
種類(設置方式)で選ぶ
ドアクローザーにはスタンダード型、パラレル型、コンシールド型などの種類があり、設置方式によって使い勝手や見た目が大きく変わります。
スタンダード型は取り付けやすさが魅力で、一般住宅や事務所に幅広く対応可能です。一方、パラレル型はアームが扉と平行になるため、スペースの制約がある場所や外観をすっきり見せたい場合に適しています。
さらに、デザイン性を重視したい場合には、ドア内部に埋め込むコンシールド型が選ばれます。ただし、先述したようにコンシールド型は施工が難しく、専門業者に依頼するケースが多い点に注意が必要です。
ドアの大きさ・重量で選ぶ
ドアクローザーは、ドアの幅や高さ、そして重量に合わせて選ぶ必要があります。製品ごとに「番手」や「サイズ番号」と呼ばれる規格があり、それによって対応可能なドアの重さや幅が決まっています。
例えば、軽量な室内ドアには小さな番手が適し、重量のある防火ドアや玄関ドアには大きな番手が必要です。
この基準を無視して小さな番手のドアクローザーを取り付けると、うまく閉まらなかったり、早く摩耗したりするリスクがあります。
逆に必要以上に大きな番手を選ぶと開閉が重くなり、使い勝手が悪化することもあります。そのため、必ずドアのサイズと重量を測定し、メーカーの仕様表を確認したうえで適切な番手を選ぶことが大切です。
開閉方向(右開き・左開き)で選ぶ
ドアは設置場所によって右開きと左開きがあり、それに応じてドアクローザーの取り付け方法や部材が異なります。
もし、開閉方向を確認せずに購入すると、取り付けができなかったり、無理に設置して正常に動作しないといったトラブルにつながります。
一般的に商品説明やパッケージには「右開き用」「左開き用」といった記載があり、両方に対応できる製品もありますが、必ず事前に確認が必要です。
特にDIYで交換する場合は、既存のドアがどちらに開くのかを明確に把握しておくことが重要です。
設置環境で選ぶ
ドアクローザーは設置する環境によって求められる性能が異なります。例えば、玄関や勝手口のように屋外に面しているドアでは、風の影響を受けにくい設計のものや耐候性の高い製品を選ぶ必要があります。
また、寒冷地では低温下でも安定して作動するオイルを使用したモデルが適しており、多湿環境では防錆性能に優れたタイプを選ぶと安心です。
室内ドアの場合は、防音性や開閉音の静かさを重視するのがポイントです。このように設置場所や気候条件を考慮して選ぶことで、快適さや耐久性が大きく変わります。
必要な機能で選ぶ
ドアクローザーには、基本的な開閉機能に加えて便利な機能を備えた製品があります。
代表的なのは、ドアを途中で止められる「ストップ機能」、強風で急に開いた際に衝撃を和らげる「バックチェック機能」、最後の部分で自動的に静かに閉まる「ソフトクローズ機能」などです。
家庭では子どもの安全や生活音の軽減、オフィスや店舗では来客への配慮や防犯性向上といった観点から、必要な機能を見極めて選ぶことが大切です。
機能が多いほど価格は上がりますが、実際の利用シーンに合ったものを選べば無駄な出費を防げます。
互換性で選ぶ
既存のドアクローザーを交換する場合は、互換性の有無を確認することが重要です。メーカーや型番が同じ製品を選べば、ネジ穴の位置が合い、取り付けがスムーズに進みます。
型番が不明な場合でも、ドアクローザー本体のサイズや取付位置を測定し、互換性を持つ代替品を探すことが可能です。
もし、互換性を無視して選んでしまうと、新たに穴を開け直す必要があり、見栄えが悪くなるだけでなく、ドア自体の強度を損なう恐れもあります。
DIYで交換する際は特に、既存の製品情報をできる限り確認し、互換性を重視した選び方をすることが失敗を防ぐポイントです。
価格・メーカーで選ぶ
ドアクローザーの価格は数千円から数万円まで幅広く、メーカーや機能によって大きく異なります。国内メーカーのニュースター、MIWA、RYOBIなどは信頼性が高く、交換部品やサポートが充実しているのが特徴です。
価格だけで判断せず、信頼できるメーカーかどうか、必要な機能やサポート体制が整っているかを総合的に見極めると、満足できる選び方ができます。
ドアクローザーを自分で交換する方法
ドアクローザーは専門業者に依頼しなくても、自分で交換できるケースが多くあります。安全に作業を行うためには、必要な工具や準備を整えたうえで、順序通りに作業を進めることが大切です。
ここでは、自分で交換するときの基本的な流れを解説します。
交換に必要な工具と準備
ドアクローザーの交換には、主にプラスドライバーや六角レンチ、スパナといった基本的な工具が必要です。
また、脚立を準備して、安全に作業できる高さを確保することも重要です。作業前には必ずドアを開閉して現状の状態を確認し、取り付けられているドアクローザーの型番やメーカー名を控えておくと、スムーズに互換品を用意できます。
さらに、取り外しの際にネジが固着している場合もあるため潤滑スプレーを用意し、一旦取り外したネジを保管する箱も用意しておくと良いでしょう。
準備を整えることで作業中のトラブルを防ぎ、効率的に交換を進められます。
古いドアクローザーを取り外す手順
古いドアクローザーを取り外す際は、まずアームを固定しているネジやピンを外し、本体とアームを分離します。
次に本体を固定しているネジをドライバーやスパナで緩め、順番に取り外していきます。
このとき注意したいのは、ネジを一度に外すのではなくバランスを見ながら少しずつ緩めることです。急に全てを外すと本体が落下し、怪我やドアの損傷につながる恐れがあります。
取り外したネジや部品は小さな箱や袋にまとめて保管しておくと、新しいドアクローザーを取り付ける際に迷わず使えます。
さらに、取り外し後のドア枠や扉の状態を確認し、汚れやサビがあれば軽く掃除しておくと、新しい本体が正しく取り付けやすくなります。
新しいドアクローザーを取り付ける手順
新しいドアクローザーを取り付ける際には、まず付属の型紙を使って取付位置を確認し、必要に応じて下穴を開けます。
既存のネジ穴が利用できる場合は、そのまま本体を固定すれば効率的です。
本体を取り付けたら、アームをドアや枠に接続し、固定ネジをしっかり締めていきます。このとき、ネジを強く締めすぎるとネジ穴を傷める可能性があるため、適度な力加減で作業することが大切です。
アームの角度や位置は製品ごとに指定があるため、必ず取扱説明書を確認しながら作業を進めましょう。
取り付け後の動作確認と調整方法
取り付けが完了した後は、必ずドアを何度も開閉して動作確認を行います。ドアの閉まる速度が速すぎたり遅すぎたりする場合は、本体側面にある調整ネジを回して油圧の流量を調整します。
一般的には開き始めから中間まではスムーズに、最後は静かに確実に閉まるように設定するのが理想です。
また、ドアが完全に閉まらない場合は、ラッチング機能を微調整する必要があります。作業は少しずつ調整し、動きを確認しながら進めると失敗が少なくなります。
さらに、開閉時に異音や引っかかりがないかをチェックし、必要に応じてネジの緩みを締め直すことも忘れないようにしましょう。
取り付け後の確認を丁寧に行うことで、安全で快適なドアの動きを長く維持することができます。
自分で交換する方法については下記記事で画像を交えて解説しています。併せてご覧ください。
ドアクローザーの選び方が分からない・交換が難しいなら業者に依頼しよう!

ドアクローザーはDIYで交換できる部品ですが、ドアの種類や環境によっては自分で作業するのが難しい場合もあります。
誤った取り付けを行うとドアの開閉が不自然になったり、部品の寿命を縮めたりする原因にもなります。
ここでは、業者に依頼するメリットや費用相場、信頼できる業者を見つける方法を紹介します。
ドアクローザーの交換・取り付けを業者に依頼するメリット
業者に依頼するメリットは以下の通りです。
- 正確かつ安全に作業を行ってもらえる
- 保証がつくケースがある
業者に依頼する最大のメリットは、正確かつ安全に作業を行ってもらえる点です。プロはドアの種類や設置環境を踏まえ、最適なドアクローザーを提案し、正しい手順で取り付けを行います。
そのため、ドアの閉まりがスムーズで長持ちし、余計なトラブルを防ぐことができます。また、DIYでは対応が難しいコンシールド型や重量のある防火ドアなども、業者であれば対応可能です。
さらに、取り付け後に調整や保証が付くケースもあり、安心して長期間使用できます。
業者依頼は下記のような方におすすめです!
- 時間や手間を省きたい方
- 確実に仕上げたい方
ドアクローザーの交換を業者に依頼したときの費用相場

業者にドアクローザーの交換を依頼する場合、費用は部品代と作業工賃の合計になります。一般的な費用相場は、27,500円~44,000円程度が目安です。
防火ドア対応品など特殊なタイプになると、工賃が上乗せされることがあります。また、既存のネジ穴が使えない場合や追加の調整作業が必要な場合は、追加料金が発生するケースもあります。
依頼する業者や地域によっても料金は変動するので、事前に見積もりをとり、料金内容を確認しておくことが大切です。
信頼できる業者の選び方

業者に依頼する際は、料金の安さだけでなく信頼性を重視することが重要です。まず、公式サイトや口コミを確認し、実績や対応エリア、アフターサポートの有無をチェックしましょう。
また、見積もりを依頼した際に料金体系が明確で、作業内容を丁寧に説明してくれる業者は信頼度が高いといえます。
さらに、24時間対応や即日対応など緊急時に頼れるかどうかもポイントです。大手の業者は安心感がありますが、地域密着型の業者も柔軟でスピーディーな対応が期待できます。
ドアクローザーは生活に直結する製品だからこそ、信頼できる業者に任せることが安心につながります。
業者を選ぶ際は以下記事を参考にすると、信頼できる業者に出会える可能性が高くなります。
ドアクローザー選びで失敗しないためには事前準備が大切!

ドアクローザーは普段あまり意識されない部品ですが、安全性や快適性、防犯性を支える大切な役割を担っています。
選び方のポイントは「種類」「ドアの大きさと重量」「開閉方向」「設置環境」「必要な機能」「互換性」「価格やメーカー」の7つを押さえることです。
これらを確認して選ぶことで、自宅や職場に最適な製品を見つけられます。また、自分で交換する場合は、工具を準備し、取り外しから取り付け、調整までの手順をしっかり踏むことが大切です。
もし、選定や作業に不安がある場合は、無理をせず専門業者に依頼するのも安心できる選択肢です。その際は是非ともキーレスキューサービスまでご相談ください。
キーレスキューサービスではドアクローザーの交換・取り付けも見積もり・出張費無料で現場に駆け付けます。
ドアクローザーのことで何かお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。












