ドアチェーンは本当に意味ない?本当の役割や防犯性を高める方法を解説!
この記事でわかること
- ドアチェーンの本当の役割
- 「ドアチェーンは意味ない」と言われる理由
- ドアチェーン以外で防犯性を高める方法
- ドアチェーンを設置・交換するときの費用相場

記事監修者
名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
玄関に備え付けられているドアチェーンは、防犯のために必要な設備だと思っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、近年では「ドアチェーンは意味がない」といった声も増えています。実際に構造上の弱点や取り付け位置の問題から、簡単に外されてしまうケースも少なくありません。
本記事では、ドアチェーンの本来の役割や防犯効果の実情、そしてドアチェーン以外で防犯性を高める方法まで詳しく解説します。
「本当にドアチェーンに頼っていいの?」「もっと安全な対策はある?」と不安に感じている方に向けて、正しい知識と対策のポイントをわかりやすく紹介します。
目次
ドアチェーンは意味がない?その意味と役割を正しく理解しよう
ドアチェーンは多くの家庭で「防犯のために必要」と考えられていますが、実際にはその目的が誤解されていることも少なくありません。
まずは、ドアチェーンの基本構造と役割を理解しておきましょう。
そもそもドアチェーンとは?

ドアチェーンとは、玄関ドアとドア枠の間に取り付ける金属チェーンやバーのことを指します。ドアをわずかに開けた状態で固定し、外からの不審者がいきなり侵入するのを防ぐ目的で使用されます。
多くの製品は金属プレートとチェーン、スライドフックで構成されており、ドアを完全に閉めた状態では内側からのみ着脱が可能です。
構造自体はシンプルで、開閉動作時の安全確認や来客対応時にドアを少し開けて話ができるといった安心感を得ることが主な目的です。
ドアチェーンの役割
ドアチェーンの役割は、本来「ドアを少しだけ開けて安全に対応するための補助器具」であり、防犯装置として設計されているわけではありません。
たしかにチェーンをかけることで、ドアを全開にされるまでの時間をわずかに稼ぐことはできますが、外部から力を加えられると簡単に破損してしまう場合もあります。
そのため、防犯というよりも「心理的な安心感」や「来客時の距離確保」といった用途が中心です。防犯目的で設置している場合は、ドアチェーンだけに頼らず、補助錠や防犯カメラなどを併用することが重要です。
なぜ「ドアチェーンは意味ない」と言われるの?
一見、防犯に役立ちそうに思えるドアチェーンですが、実際には「意味がない」と言われることが少なくありません。
その理由は、構造上の弱点や強度不足といった物理的な問題だけでなく、使用者の誤解や過信にもあります。
ここでは、ドアチェーンがなぜ防犯対策として十分ではないのかを具体的な理由にわけて解説します。
外から簡単に開けられてしまう
ドアチェーンは意味がないと言われる最も大きな理由の一つが、外側から簡単に開けられてしまうという点です。
ドアとドア枠のわずかな隙間に針金やひも、輪ゴム、定規のような薄い工具を差し込むことで、内側のチェーンを外すことが可能です。
実際にSNSやでもその方法が公開されており、特殊な道具を必要とせず誰でも再現できてしまうレベルです。
さらに、ドアチェーンは内側で引っ掛けて固定しているだけの構造が多いため、力を加えれば金具が変形し、ドアごと押し開けられるケースもあります。
つまり、ドアチェーンは「防犯器具」というよりも「時間を少し稼げる補助具」にすぎず、侵入を完全に防ぐものではありません。
ドアチェーンを外から開ける方法については下記記事で解説しています。どのくらい簡単に開けられてしまうのか併せてご覧ください。
構造や強度が脆弱
もう一つの理由は、ドアチェーン自体の構造や素材が非常に脆弱であることです。多くの家庭に設置されているドアチェーンは、細いチェーンや薄い金属プレートで作られており、強く引っ張ると簡単に壊れることがあります。
特に木製ドアや古い住宅では、取り付け部のネジが緩んでいたり、ドア枠が劣化していることもあり、外部からの衝撃に耐えられません。
また、チェーンを取り付ける位置がドアの中央付近やや高めに設定されている場合、テコの原理でドアを押し込まれると簡単に外れることもあります。
このように、ドアチェーンは構造的にも防犯性が高いとは言えず、侵入者の力に対抗できるほどの強度を持っていません。
防犯目的で設置するには不十分であり、他の対策を組み合わせることが重要です。
ドアチェーン以外で防犯を強化する方法
ドアチェーンの防犯性が低いとわかった以上、他の方法で玄関や住まい全体の安全性を高めることが重要です。
侵入犯は「時間がかかる」「目立つ」「リスクが高い」と感じると犯行を諦める傾向にあります。ここでは、日常生活の中で簡単に実践できる防犯強化の方法を紹介します。
施錠を徹底する
防犯の基本は何よりも「確実に施錠すること」です。短時間の外出やごみ出しの際に鍵をかけ忘れると、わずかな隙に侵入される危険があります。
ピッキングやサムターン回しといった手口も存在しますが、実際には「無施錠の家」が狙われるケースが圧倒的に多いのが現実です。
出かけるときだけでなく、在宅中も玄関の鍵をかけておく習慣をつけることが防犯意識を高める第一歩です。
郵便物を溜めない

長期間家を空けていることがわかると空き巣に狙われやすくなります。
郵便物やチラシ、新聞がポストに溜まっていると「留守が続いている」と判断されるサインになるため、旅行や出張などで不在にする際は、郵便局の一時保管サービスを利用したり、近隣に回収をお願いするのも有効です。
また、マンションやアパートでも、郵便受けの前を常にきれいに保つことで、生活感を維持し、空き巣に「常に在宅しているように見せる」ことができます。
近所付き合いを活発に行う

防犯の観点からも地域のつながりは大きな効果を持ちます。
近隣住民とのコミュニケーションがあると、不審者や見慣れない人物の行動に気づきやすくなり、結果として犯罪を未然に防げるケースが多いです。
特に戸建て住宅では、声をかけ合える関係を築くことで、留守中に異変があってもすぐに知らせてもらえる可能性があります。
また、見られている環境にある住宅は侵入犯が避ける傾向にあるため、地域ぐるみで防犯意識を高めることが重要です。
補助錠を取り付ける

防犯性を向上させるうえで、最も効果的なのが補助錠の設置です。ドアにもう1つ鍵を増やす「ワンドア・ツーロック」にすることで、侵入にかかる時間を増やし、犯行のリスクを高めます。
最近では、穴あけ不要で簡単に取り付けられる後付け型補助錠も販売されており、賃貸物件でも導入しやすくなっています。
防犯性能を本格的に上げたい場合は、CP認定(警察庁推奨)の補助錠を選ぶと安心です。
ワンドアツーロックについて詳しく知りたい方は以下記事をご覧ください。
センサーライトや防犯カメラを設置する

侵入者は目立つことを嫌うため、玄関や敷地内を明るく保つことは非常に有効な防犯対策です。
人が近づくと自動で点灯するセンサーライトを玄関・勝手口・ベランダなどに設置すれば、侵入者に心理的なプレッシャーを与えられます。
また、録画機能付きの防犯カメラを併用すれば、抑止効果はさらに高まります。最近では、スマートフォンで映像を確認できる家庭用防犯カメラも増えており、コストを抑えつつ効果的な防犯環境を整えられます。
防犯性能が優れている鍵に交換する

昔に建てられたマンションや戸建て住宅は、ピッキングなどの不正開錠に弱い鍵がついていることが多いです。
防犯性能を根本から高めるには、ディンプルキーなどの防犯性の高い鍵に交換するのがおすすめです。 ディンプルキーは内部構造が複雑でピッキングがほぼ不可能に近く、耐久性や防犯性にも優れています。
特にCP認定を受けている製品を選べば、信頼性の高い防犯対策になります。鍵交換の際は、ドアの形状や錠前の互換性を確認したうえで、専門の鍵業者に相談すると安心です。
ディンプルキーの種類や交換費用の相場などについては以下記事で解説しています。併せてご覧ください。
ドアチェーンの設置にかかる費用相場
ドアチェーンを新たに取り付けたい、または古くなったものを交換したいと考えている場合、どの程度の費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。
ドアチェーンの設置費用は、「自分で取り付ける場合」と「業者に依頼する場合」とで大きく異なります。
ここでは、それぞれの費用相場と注意点を詳しく解説します。
自分で取り付けるときの費用相場
DIYでドアチェーンを取り付ける場合、費用の目安は1,000円〜3,000円程度です。ホームセンターや通販サイトでは、ドアチェーンが多数販売されており、工具があれば比較的簡単に取り付けられます。
ただし、DIYでの設置はドア材質や厚みに合わない位置に取り付けてしまうと、チェーンがしっかり機能しなかったり、ドア枠を傷つけてしまうリスクがあります。
また、取り付けネジが短すぎたり下地が弱いと、力を加えられた際に金具ごと外れてしまうこともあります。
特に防犯目的で設置する場合は、強度を確保するために金属製プレート付きの製品を選ぶことが大切です。
DIYが苦手な方や工具がない方は、無理をせず専門業者に依頼するのも安全な選択です。
業者に依頼して設置するときの費用相場
鍵業者に依頼してドアチェーンを設置する場合、費用の目安は18,000円〜20,000円前後です。費用は地域や業者によって異なりますが、取り付け箇所の加工やドア材質の調整が必要な場合は追加料金がかかることもあります。
業者に依頼するメリットは、確実な施工と強度の確保です。プロの技術で適切な位置に取り付けてもらえるため、見た目もきれいで安全性も高くなります。
また、ドアの状態を見ながら「ドアガードタイプ」や「補助錠への交換」といったより防犯性の高い提案を受けられる場合もあります。
費用を抑えるためには複数の業者から見積もりをとるのがおすすめです。信頼できる鍵業者を選ぶ際は、口コミや実績を確認すると安心です。
ドアチェーンに頼らず効果的な防犯対策を実施しよう!

ドアチェーンは一見すると防犯に役立つように思えますが、実際には外から簡単に外されてしまうなど、多くの弱点を抱えています。
そのため、「ドアチェーンをしているから安心」と過信するのは危険です。ドアチェーンの本来の目的は、来客対応時にドアを少しだけ開けるための補助器具であり、防犯装置としては十分ではありません。
本当に安全な暮らしを守るためには、確実な施錠の習慣化や補助錠の導入、防犯カメラやセンサーライトの設置など、複数の対策を組み合わせることが大切です。
また、古い鍵を最新の防犯性能が高い鍵へ交換することも効果的です。こうした複合的な防犯対策を取ることで、侵入犯に「手間がかかる」「リスクが高い」と感じさせ、犯行を未然に防ぐことができます。
ドアチェーンの安全性に不安を感じる場合は、鍵やドアの専門家に相談するのが最も確実です。鍵での防犯対策をご検討の方は、信頼と実績のあるキーレスキューサービスへお気軽にお問い合わせください。
ディンプルキーなどの防犯性が優れている鍵への交換や補助錠の取り付けなども見積もり・出張費無料で現場に駆け付けます。
鍵のことで何かお困りのことがあれば、キーレスキューサービスまでお気軽にお問い合わせください。












