メーカー・車種別に車のキーの電池交換をする方法をご紹介!緊急時の対処法も解説!
この記事でわかること
- スマートキー・キーレスキーの電池交換方法
- 電池を交換しても開かないときの原因
- スマートキーの電池を交換できる場所

記事監修者
名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
「スマートキーが正常に動作しない」などの理由でお困りではありませんか?
もしかしたらキーが電池切れを起こしているかもしれません。
近年の自動車はスマートキーの普及で、鍵穴にキーを挿さなくても車に近づいたり触れるだけで施錠・解錠ができるようになっています。
しかし、電池式であるスマートキーは当然のことながら定期的な電池交換を行わないと、鍵が正常に動作しないというトラブルに遭遇します。
スマートキーの電池交換自体は難しい作業ではないので、やり方さえわかれば自分でも行うことが可能です。
そこでこの記事では、スマートキーの電池交換についてご紹介します。
目次
車の鍵の電池交換は自分でできる?
スマートキーの電池交換方法は、やり方さえわかれば自分で簡単に行うことができます。まずは鍵の取扱説明書や車のマニュアルを確認し、電池の種類や交換方法を把握することが大切です。
多くの一般的な車種では工具なしでも簡単に交換できるように作られています。もし作業中に不安を感じる場合や、キーが損傷するリスクを避けたい場合は、ディーラーや鍵業者に依頼するのも一つの選択肢です。
スマートキー・キーレスキーの電池交換方法
ここではスマートキー、キーレスエントリー(リモコンキー)の電池交換方法についてメーカー別に紹介します。
電池が「取れない」、「外れない」、「硬い」、「電池のサイズがわからない」など、電池交換に手間取っている方は、よろしければ参考にしてみてください。
なお、必要な工具はマイナスドライバーかプラスドライバー、あるいはその両方です。
ホンダ(フリード)の電池交換方法

ホンダ車のキーレス/スマートキーの電池交換方法としてフリードを例にご紹介します。
【キーレスエントリー】
- キーの付け根のネジを外し、マイナスドライバーでカバーを開けます。カバーに傷が付かないように、マイナスドライバーに布などを巻きます。
- ツメを引いてケースを開けます。
- プラスとマイナスを間違えないように、ボタン電池CR1616を交換します。
- 元のように組み立てネジをしっかり締めます。
【スマートキー】
- レバーを引きながら、内蔵キーを取り出します。
- カバーに傷が付かないように、コインに布などを巻いてカバーを取り外します。
- プラス極とマイナス極を間違えないように、ボタン電池CR2032を交換します。
スズキ(ハスラー)の電池交換方法

スズキ車のキーレス/スマートキーの電池交換方法としてハスラーを例にご紹介します。
【キーレスエントリー】
- プラスドライバーでキーの付け根部分のネジを外します。ネジ山が潰れないように注意してください。
- キーの隙間にマイナスドライバーを差し込みカバーを外します。傷つきを防ぐためマイナスドライバーに布などをかぶせてください。
- マイナスドライバーを使って古い電池を取り外します。
- プラス極を上にしてボタン電池CR1216を取り付けます(お持ちの説明書を確認してください)。
- 取り外したケースとネジを取り付けて完了です。
【スマートキー】
- マイナスドライバーを用意します。
- 傷つきを防ぐためマイナスドライバーの先端に布などをかぶせ、キーの側面左側にある溝に差し込み、ケースを分割します。
- マイナスドライバーを使って古い電池を取り外します。
- ボタン電池CR2032をプラス極を上にして取り付けます。
- ケースを組み付けます。
- 問題なく作動すれば完了です。
ダイハツ(ムーヴ)の電池交換方法

ダイハツ車のキーレス/スマートキー(電子カードキー)の電池交換方法としてムーヴを例にご紹介します。
【キーレスエントリー】
- マイナスドライバーを用意します。
- 傷つき防止のためマイナスドライバーの先端に布などをかぶせ、メインキーのくぼみに差し込んで回し、グリップを外します。
- カバーを取り外します。
- マイナスドライバーを溝に差し込んで古い電池を取り外します。
- プラス極を上にしてボタン電池CR1620を取り付けます。
- カバーとグリップを取り付けます。カバーは突起部からはめ込み、全体を均等に押さえて、確実にはめ込んでください。カバーが浮いていると、水やほこりなどが入り、故障の原因になるおそれがあります。
- スイッチを押した時にインジケーターが点滅すれば完了です。
【スマートキー】
- マイナスドライバーを用意します。
- ダイハツマーク側を上にして、マイナスドライバーをくぼみに差し込みカバーを外します。
- マイナスドライバーを溝に差し込んで古い電池を取り外します。
- プラス極を上にしてボタン電池CR2032を取り付けます。
- カバーを取り付けます
- スイッチを押した時にインジケーターが点滅すれば完了です。
日産(ノート)の電池交換方法

日産車のキーレス/スマートキー(インテリジェントキー)の電池交換方法としてノートを例にご紹介します。
【キーレスエントリー】
- プラスドライバーでネジを外します。
- 隙間にマイナスドライバーを差し込み、ひねってカバーを外します。カバーや本体に傷がつかないように、マイナスドライバーに布などを巻いて外してください。
- 消耗した電池を取り外し、ボタン電池CR1620を正しい極性(プラス極を下)ではめ込みます。
- カバーの先端を合わせて、上下のカバーを組み付けます。組み付けが確実であることを確認してください。
- 取り外したネジを取り付けます。
【スマートキー】
- インテリジェントキーの裏側のロックを外しながら内蔵キー(メカニカルキー)を引き抜きます。
- 隙間にマイナスドライバーを差し込み、ひねってカバーを取り外します。カバーや本体に傷がつかないように、マイナスドライバーに布を巻いて外してください。ドライバーを奥に差し込みすぎないように注意しましょう。
- 消耗した電池を取り外し、ボタン電池CR2025を正しい極性(プラス極を下)ではめ込みます。
- カバーの先端を合わせて、上下のカバーを組み付けます。組み付けが確実であることを確認してください。
- 上下のカバーを組み付けた後、内蔵キー(メカニカルキー)を再度セットしてロックをかければ完了です。
トヨタ(ハリアー)の電池交換方法

トヨタのキーレス/スマートキー(電子キー)の電池交換方法としてハリアーを例にご紹介します。
【キーレスエントリー】
- プッシュボタンを押しながらメカニカルキーを抜き取ります。
- 隙間にマイナスドライバーを差し込みカバーを取り外します。マイナスドライバーの先端に布などを巻いて保護してください。
- 消耗した電池を取り外します。
- ボタン電池CR2032をプラス極を上にして取り付けます。
- カバーとメカニカルキーを元に戻して完了です。
【スマートキー】
- ロックを解除してメカニカルキーを抜き取ります。
- カバーを取り外します。カバーを傷つけないように、マイナスドライバーの先端に布などを巻いて保護してください。
- 消耗した電池を取り出します。
- ボタン電池CR2450をプラス極を上にして取り付けます。
- 取り外したときと逆の手順でカバーを取り付けます。
- メカニカルキーを差し込みます。
- 問題なく作動すれば完了です。
その他のメーカー・車種

なお、上記以外にも多くの車種、メーカーでスマートキーが採用されており、下記がその一部になっております。
【車種】
プリウス、クラウン、18 クラウン、アクア、レクサス、カローラ、マークX、ヤリス、タンク、フィット、ライフ、フレア、フレアワゴン、フレアクロスオーバー、MAZDA2、MAZDA3、CX-5、CX-8、ロードスター、デイズ、Nワゴン、ミラ、コンテ、その他の軽自動車 ほか
【メーカー】
トヨタ(TOYOTA)、ホンダ(HONDA)、マツダ(MAZDA)、スバル(SUBARU)、日産(NISSAN)、三菱(MITSUBISHI)、ダイハツ(DAIHATSU)、スズキ(SUZUKI)、メルセデス・ベンツ(mercedes-benz)、フォルクスワーゲン(Volkswagen)、アウディ(Audi)、ミニ(MINI)、ランドローバー(LAND ROVER) ほか
N-BOXの電池交換方法については以下の記事をご覧ください。
電池交換しても開かないときの原因
電池交換をしてもロックが解除されない場合は、別のトラブルが発生している可能性もあります。
ここからは、電池交換をしても開かないときの原因についてご紹介します。
車が半ドアになっている

車のドアがしっかり閉まっていない、いわゆる半ドア状態である場合はきちんと閉めてから操作を行ってみてください。
バッテリーが上がっている

バッテリー上がりを確認するには、エンジンを始動してみましょう。
車のバッテリーが上がるとスマートキーの操作だけでなくエンジンスタートなどの操作も行えなくなります。
バッテリーが上がっている際は、JAFなどのロードサービスに依頼してバッテリー上がりを解消してもらうか、「ジャンピングスタート」という他の車のバッテリーから電力供給を受けてエンジンを始動させる方法があります。
電池に問題がある

交換した電池が不良品であることも考えられます。
ボタン電池は100円ショップやコンビニ、オートバックスやイエローハットなどのカー用品店でも購入することができますが、簡素な包装で一括、大量販売されているバルク品である可能性もあります。
また、電池を装着するときに機器の端子に電池のプラス極とマイナス極が同時に接触するとショートを起こしてしまうことがあります。
電池のプラスとマイナスの向きを逆にして装着してしまった場合も同様の事態が起こる可能性があります。
電池はなるべく100円ショップなどで買えるノーブランドのバルク品ではなく、メーカー純正の物をご購入することが望ましいでしょう。
また、長い間絶縁処理をせずに保管していた電池の使用も避けるべきです。
古いボタン電池を処分する際は、プラス極とマイナス極をセロハンテープやビニールテープで絶縁処理をし、各自治体が定める処分方法に従ってください。
キー本体か車に問題がある

上記の方法をすべて試してもドアが開かないときは、キー本体の水没や落下による故障、車のリクエストスイッチの故障といった問題も考えられます。
不具合がないかディーラーや修理工場で点検してもらいましょう。
電波干渉が起きている

車両の周辺に発電所や変電所といった電波の影響を受けやすい場所があると、電波干渉が起こることでスマートキーの機能が正常に作動しないことがあります。
出先で車の鍵が電池切れになったときの対処法
スマートキーの電池が切れる前に交換しておくのが安全ですが、外出中に電池が切れてしまうこともあるかもしれません。
ここからは、出先で車の鍵が電池切れになったときの対処法についてご紹介します。
メカニカルキーを使ってドアを開ける

スマートキーは電池がなくなってもメカニカルキー(スマートキーに内蔵している金属の鍵)を使って施解錠やエンジンスタートを行うことができます。
メカニカルキーを使用したドアの解錠手順は以下の通りです。
- スマートキーの中に収まっているメカニカルキーを取り出します。
- メカニカルキーでドアを解錠します。(鍵穴はドアノブにあることが多いです)
- 発動したセキュリティアラームを止める。(スマートキーで施錠した場合、車種によってはスマートキー以外で解錠するとセキュリティーアラームが発動することもあります)
エンジンのかけ方
エンジンスタートの種類は主にツイストノブ方式と、プッシュスタート方式があります。ツイストノブ方式は、つまみをひねってエンジンをかける方式で、ボタンを押してエンジンをスタートさせるのがプッシュスタート方式です。
エンジンのかけ方は以下の通りです。
【ツイストノブ方式】
- ツイストノブについているキャップを外します。
- メカニカルキーを鍵穴に差し込んで回します
【プッシュスタート方式】
- ギアが「P」にあることを確認しブレーキを踏みます。
- エンブレムのある面をプッシュスタートボタンに触れ、ボタンが点灯するのを確認します。
- ボタンの色が点灯したら、ボタンを押します。ただし、エンジンがかかるまでの待ち時間は車種によって異なりますので、電気が点灯したらすぐにボタンを押すようにしましょう。
これらの手順に従って、ツイストノブ方式とプッシュスタート方式の車のエンジンをかけることができます。
車の鍵の電池交換はどこでできる?特徴や費用を解説
自力での電池交換に自信がない方もいらっしゃるかと思います。
カバーが固くて外れず、無理やり交換を試みた結果、傷がついてしまうこともあります。
ここからは、電池交換を依頼できる場所についてご紹介します。
カー用品店

イエローハットやオートバックスなどのカー用品店に車の鍵の電池交換を依頼するメリットは以下の通りです。
- 全国各地に店舗がある
- ミスなく確実に交換してくれる
- 車のメンテナンスついでに依頼できる
カー用品店は全国各地に店舗があり、急な電池切れでも比較的スムーズに対応が可能で、ミスなく専門のスタッフが交換作業を行ってくれます。
初めて電池交換をする場合は安心できる選択肢といえます。
一方でデメリットは以下の通りです。
- 対応できないケースがある
- 時期によっては混雑する
特定の高級車や特殊な鍵の場合、対応できないケースがあります。また、繁忙期や週末になると混雑する店舗もあり、予想以上に時間がかかる可能性も考えられます。
カー用品店に車の鍵の電池交換を依頼した場合の費用相場は、500円~1,000円程度です。
例えばカー用品のジェームス(jms)東京都唐木田店では、スマートキー1個タイプで900円、2個タイプ(スペアキー)で1,000円(税込)です。
なお、店舗によって工賃は変わり、3個以上は価格が公式サイトに掲載されておりません。
ガソリンスタンド

ガソリンスタンドに車の鍵の電池交換を依頼するメリットは以下の通りです。
- 全国各地に店舗がある
- 給油のついでに立ち寄れる
ドライバーにとって、給油のついでに電池交換を済ませられるのは大きな魅力といえます。
一方でデメリットは以下の通りです。
- セルフスタンドでは対応していない場合がある
セルフスタンドでの電池交換は、スタッフがいても対応していないことがありますので注意する必要があります。
ガソリンスタンドに車の鍵の電池交換を依頼した場合の費用相場は、1,000円前後と比較的リーズナブルなケースが多いです。
ディーラー

ディーラーに車の鍵の電池交換を依頼するメリットは以下の通りです。
- 料金をサービスしてくれることも
もっとも確実なのは、ディーラーに交換を依頼することです。スタッフにとって電池交換はそれほど難しい作業ではないため、ディーラーによっては料金をサービスしてくれたり、自身での交換を勧められるケースもあるそうです。
一方でデメリットは以下の通りです。
- 事前予約が必要な場合がある
訪問時間によっては待たされることがあるため、訪れる際は必ず事前に電話して都合の良い時間帯を確認しておきましょう。
ディーラーに車の鍵の電池交換を依頼した場合の費用相場は、1,000円前後であることが殆どです。
自分で交換する

自分で車の鍵の電池を交換するメリットは以下の通りです。
- 費用を抑えられる
- 店舗に足を運ぶ必要がない
費用を最小限に抑えられる点が大きな魅力です。電池自体は数百円程度で購入でき、必要な工具も基本的にドライバーなど手軽に手に入るものが多いため、追加の出費を抑えられます。
一方でデメリットは以下の通りです。
- 失敗するリスクがある
自分で作業する際には正確な手順を理解しておく必要があります。説明書やメーカーの公式サイトを確認し、電池の種類や交換方法を間違えないようにすることが重要です。
自分で車の鍵の電池を交換した場合の費用相場は、100円~300円程度です。
自動車のスマートキーの電池交換のタイミングはいつ?
現行の自動車の多くに導入されているスマートキーですが、電池切れを起こすと操作が行えなくなってしまうため、定期的な電池交換が必要です。
スマートキーの電池寿命は使用頻度によって異なりますが、長持ちしても約1〜2年と言われており、この時期を目安に交換しましょう。
また、「鍵の反応が最近悪くなってきた」という症状がある場合も、電池交換をしてみましょう。
スマートキーの電池残量のチェック方法
車種によってはスマートキーの電池切れが近づくとドアの施解錠できる距離が短くなり、メーターパネルにアイコンやインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されるものや、エンジンスタートや停止時に、そのサインとしてアラーム(警告音)が鳴る機能などが備わっています。
メーターパネルでの電池残量が確認できない場合、電池残量を把握することができないため、1年に1回電池交換を行うのも1つの手です。
また、スマートキー本体に電池残量が確認できるライトがついていて、色で通知していることもあるので確認してみてください。
スマートキーの電池切れで起こりうるトラブル
スマートキーの電池が消耗していると、キーが遠くにあると誤認してしまい勝手にロックがかかってしまうことがあります。
これにより、インロック(インキー)などのトラブルがよく発生しています。
もし、インロックしてしまった際は、以下の記事で対処法について詳しく解説しています。
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ご紹介したように、スマートキーの電池交換はやり方さえ理解すれば自力でも簡単にできます。
もし、自力での電池交換に自信がないようでしたら、お近くのカー用品店やガソリンスタンド、ディーラーに依頼すれば解決してくれます。
しかし、スマートキーの電池が切れてメカニカルキーを持っていない、インロックに遭遇してしまった場合は、鍵開けが必要です。
鍵開けや自力での対処に限界を感じたら鍵屋のキーレスキューにご依頼ください。
鍵のプロであれば、トラブルの原因を瞬時に判断し、車種に応じた作業をスピーディーかつ確実に行ってくれます。
作業前にお見積もりを作成いたしますので、まずはお気軽にご連絡ください。
※ちなみに、スマートキー(スマートコントロールキー)には自動車以外でも、YKK APなどから出ている玄関ドア等、建物用のものもあります。












