お風呂・浴室の鍵交換!ドアノブや費用についても解説

「ドアノブが古くなってきた」「鍵の開け閉め時に違和感がある」などの理由で、お風呂場の鍵交換・ドアノブの交換を検討されていませんか?
この記事では、お風呂場の鍵交換・ドアノブ交換の方法はもちろん、お風呂の鍵交換・ドアノブ交換が必要になるのはどのようなときか・費用についても解説いたします!
目次
浴室の鍵が開かない原因
使用状況や環境にもよりますが、一般的な鍵の寿命は10年程度といわれています。
浴室の鍵の場合、湯気や結露など湿気が多い環境のため、ドアノブや鍵の内部がサビて不具合が起こる可能性があります。
定期的にメンテナンスを行いましょう。
以下のような症状が見られたときは、鍵が開かないなど事故が起こる予兆だと考えて下さい。
メンテナンスを施しても改善が見られない場合は、できるだけ早く鍵屋にした方が良いでしょう。
- ドアノブや鍵が固くなったり、動きが鈍くなった
- ラッチボルトがスムーズに引っ込まない、または引っかかるような感触がある
- 鍵をかける際に抵抗を感じる、または異音がする
- ドアがしっかりと閉まらず、少し開いたままになる
- 鍵やドアに錆や劣化が見られる
普段からこれらの点を定期的に確認し、異常があった場合は放置せず早めに対処しましょう。
お風呂・浴室の鍵の劣化の原因とは
お風呂・浴室の鍵が劣化する原因は、大きく分けて3つあります。
鍵の内部がサビている
お風呂場は湿気が多いため、鍵の内部に錆が発生しやすい環境です。
見た目では問題がないように見えても、実際には内部でサビが進行していることも。
その結果、ドアノブが回りにくくなったり、鍵が開けられない、さらにはドアノブ自体が取れてしまうこともあります。
サビがひどくてドアノブが通常の手順で取り外せない場合、金ノコやサンダーなどでドアノブを切断するしかありません。
ただし、切断作業はかなりの重労働で、作業時に大きな音も発生するため、可能であれば事前に近隣の住人に通知しておきましょう。
鍵が経年劣化で故障している
浴室のドアは、長年使用しているとドアノブや鍵の内部が劣化して、故障によりドアが開かなくなる場合があります。
部品が劣化してくると、ガタ付きが起こったり、ラッチボルト※が動かない(=扉を開けられない)などの問題が生じます。
こうした不具合を放置しておくと、ある日突然ドアが開かなくなる可能性があるため、早めの対応が必要です。
※ラッチボルト=ドアの側面から出ている三角形の部品。ドアノブと連動しており、ドアノブを回すことでラッチボルトが引っ込み、ドアが開く仕組み。
建付けが悪くなっている
築年数が経過した家などでは、ドア枠などに歪みが生じることで建て付けが悪くなり、ドアが開かなくなることがあります。
特に折れ戸タイプのドアの場合、レール部分が歪んでくるとドアが開かないという問題だけでなく、ドアが完全に閉まらずにわずかに開いた状態になってしまうこともあります。
折れ戸タイプのドアは、ドアの上下部に取り付けられている調整ネジで折れ戸の高さを調整することで問題が解決する可能性があります。
開き戸タイプのドアの場合、ドアの傾きやズレの他にも、ストライクとラッチボルトの位置ズレによってドアが開かなくなることや、ドアが完全に閉まらない状態になってしまうことがあります。
開き戸タイプのドアは、蝶番の位置を調節することでドアの傾きやズレが直る可能性があります。
ストライクとラッチボルトの位置ズレはプラスドライバーを使ってプレートのネジを緩め、位置を調節することでドアがスムーズに開閉するかもしれません。
問題が解決しない場合は、サッシ屋や施工業者に問い合わせましょう。
お風呂・浴室の鍵が開かないときの緊急対処法
もしも浴室の鍵が開かない場合、冷静に状況を確認し、以下の対処法を試してみましょう。
- 非常用開錠装置を使って室外側から開ける
- 身近なものを使ってラッチボルトを引っ込める
- 鍵屋を呼ぶ
- 消防隊を呼ぶ
- 賃貸住宅の場合は管理会社に連絡する
浴室の鍵が開かないときの対処法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
お風呂・浴室の鍵の種類

浴室の扉はトイレと同じように外側から開けられたくないドアではありますが、玄関ドアのような堅牢さは求められていないため、ドアノブと鍵が一体になっている「鍵付きドアノブ」が多いです。
ドアノブが回りづらい、鍵がかけられない、または鍵が開かないといった場合は、ドアノブの交換も検討しましょう。
自分で交換する時間がない、面倒くさい、自信がないといった場合には、鍵屋に交換を依頼することをおすすめします。
浴室で一般的に使われるドアノブは大きく分けて以下の4種類です。
円筒錠

握り玉タイプのドアノブで、握り玉の中にシリンダー錠が組み込まれており、室内側からボタンを押して施解錠できます。
付け根にはドアノブを外すための小さなピン穴が開いています。
チューブラ錠
円筒錠とは異なり、握り玉の中にシリンダーを持たない鍵付きドアノブで、丸座部分にドアノブを外すためのネジがあり、握り玉のほかにもレバーハンドルが人気です。
インテグラル錠

インテグラル錠にはピン穴やネジがなく、ドアノブ自体がネジになっていて扉の金具にねじ込まれています。
また、ラッチボルトのほかにデッドボルトといわれる閂(かんぬき)があるのも特徴です。
表示錠

表示錠は浴室やトイレなどによく使われるタイプのドアノブで、使用される部屋の性質上、室内側からのみ施錠が可能なドアノブです。
鍵がかかっているかどうかを外側から確認できる小窓がついています(施錠中は赤、解錠中は青など)。
チューブラ錠・円筒錠・インテグラル錠のいずれにもオプションのひとつとして存在していますが、浴室に多いのはチューブラ錠と円筒錠です。
握り玉タイプのほかに、レバーハンドルタイプもあります。
お風呂・浴室のドアノブ交換の流れ
お風呂のドアノブ交換は、以下の流れで行われます。
- 交換前の状態を確認
- 必要な部品や工具を揃える
- 交換作業を行う
- 交換後の機能をチェック
準備しておくこと


まず現在設置されているお風呂場の鍵のサイズを測ってください。
- お風呂のドアの厚み
- フロント(ドアの横側に付いている金具のサイズ※縦と横の大きさ)
- バックセット(ドアノブの中心からドアの端までの距離)
上記のサイズを踏まえてホームセンターなどでドアノブを購入します。
サイズが全く同じであればどちらのメーカーでも交換可能ですが、なるべく付いていたものと同じメーカーに合わせると、より安心して交換できるのではないかと思います。
工具はプラスドライバーをご用意ください。
製品選びについては、上記のサイズや状態に加え、防犯性能や操作性、デザインなども検討してみましょう。
利便性を考慮する場合はレバーハンドルもおすすめ
レバーハンドルの場合、丸ノブタイプと比較して操作性が向上します。そのため、高齢者や子供にも使いやすいです。現在丸ノブタイプを使用している場合は、レバーハンドルへの交換も検討してみてください。
チューブラ錠の取り外し方

- チューブラ錠は取り付け用のネジが見えているので、プラスドライバーを使って見えているネジを全て取り外すと、握り玉自体を取り外すことができます。
- ドアの横側から見えるフロントと呼ばれる金具のネジを外して、ドアの中に入っている金具を引っこ抜きます。
インテグラル錠の取り外し方

- お風呂側のドアノブを手で持ち反時計回りに回して取り外します。
- プラスドライバーで座金と呼ばれるドアノブの内側にある金具をとめているネジを外し、お風呂側のドアノブを取り外します。
- ドアの横側に付いている金具(フロント)をとめているネジを外します。
- ドアの中に入っている金具を引っこ抜きます。
ドアノブの取り付け方

基本的にチューブラ錠もインテグラル錠も、ご紹介した取り外し方と逆の流れで取り付けることが可能です。
今回はチューブラ錠のレバーハンドルを取り付ける方法をお伝えします。
- まずセッティングされたレバーハンドルを分解します。
- 取り外し方のところで最後に引っこ抜いた金具と同じものをドアの横側に差し込んでネジで締めます。その際にラッチボルト(ドアとドア枠を仮締めするもの)の向きに注意。ラッチボルトの丸い面が、ドアを開いたときに内側になる方向に向けます。
- ドアを開いたときに外側になる方から、芯が付いているレバーハンドルを取り付け、ネジで締めます。
- 続いて反対側(内側)の方からもレバーハンドルを取り付けネジ締めします。
- 取り付け終わったらドアノブを回してみて、しっかりラッチが連動して動いているか確認します。
交換にあたって注意すること
ご自身で鍵交換・ドアノブ交換を行う際に発生しやすいトラブルを大きく3つに分けて紹介します。
サイズを誤って交換用の部品を購入してしまう
同じメーカーでも、型番が異なるとサイズも異なります。同じメーカーの別製品に交換する場合は必ずサイズを正しく測定しましょう。
鍵は、セキュリティ面が考慮されており、一度購入すると返品や交換ができません。無駄な出費が増えないように注意しましょう。
ドアは必ず開けたまま作業する
作業途中でドアを閉めてしまうと、ドアが開けられなくなってしまいます。もし誤って閉めてしまった場合はドアの隙間にカードや厚紙を差し込んで、ラッチ部分を押してみましょう。
ラッチを正しい向きで設置する
ラッチ(扉側面の三角形の金属の出っ張り)の向きを誤ってしまうと、浴室の扉を閉められなくなってしまいます。取り付ける前に、必ず向きを確認するようにしましょう。
作業に自信のない場合は鍵屋に依頼
ここまで、ご自身でドアノブを交換する方法を解説してきました。しかし、上記のようにサイズ測定を誤ったり、取付の際に向きを誤ってしまう可能性もあります。
自信のない方は、最初からプロである鍵屋に交換を依頼するのがおすすめです。
鍵屋であれば、部品の選定から交換作業まで、一括で行うことが可能です。
お風呂・浴室のドアノブを交換する際にかかる費用
浴室のドアノブをご自身で交換する場合は、かかる費用は部品代・道具代のみで済みます。
鍵屋キーレスキューに依頼したときの費用相場は以下の通りです。
ドアノブ本体の部品代 | 交換代金 | 修理代金 |
---|---|---|
5,500円〜47,300円 | 11,000円(+部品代)〜 | 8,800円〜 |
鍵屋によっては、出張費用や見積もり費用、深夜早朝料金などが発生するため、思ったより高額だった、とならないように作業前に料金の確認をしておきましょう。
お風呂・浴室の鍵修理・鍵交換ができる業者選びのポイント
作業前に浴室の鍵開けやドアノブの交換を業者に依頼する場合は、不当な高額請求をしてくる悪徳業者に注意が必要です。
焦って業者を決めてしまい後から後悔しないように、以下のポイントを押さえて慎重に選定しましょう。
見積りを提示してもらう

業者と正式に契約をする前に、必ず見積書を提示してもらいましょう。
作業内容や料金に不明点があれば質問し、事前に明確にしておくことで、後々のトラブルや不正な請求を防げます。
信頼できる業者であれば、事前に明確な見積もりや丁寧な説明をしてくれるでしょう。
複数社から見積もりを取る
1社からのみの見積もりでは作業内容や金額が適正なのか判断できないため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
複数社を比較することで、料金やサービス内容だけでなく、対応の速さや丁寧さなども客観的に評価できます。
対応可能エリアや対応時間を確認する
業者が対応可能なエリアや、対応時間を忘れずに確認しましょう。
依頼しようと思ったら自分の住んでいる住所が対応範囲外だったというケースもあります。
特に緊急を要する場合には、こうした確認ミスで重大な事故につながる可能性もあるので注意が必要です。
また、業者によって対応可能な時間も異なります。
24時間対応している業者であればいつトラブルが発生しても依頼できて安心です。
口コミや評判を確認する

業者を選ぶ際の判断基準として、口コミや評判を確認することも重要です。
他の利用者の実際の体験や評価を参考にすることで、業者の信頼性や技術力を把握できます。
口コミサイトやSNSなどで評価やレビューを調べ、評価が高くて安心できる業者に依頼しましょう。
お風呂・浴室のドアノブ修理・交換はキーレスキューサービスにおまかせください
浴室の鍵は経年劣化や錆の進行などにより、突然開かなくなったり、修理・交換が必要になることがあります。
特に、サビがひどいと修理が難しく、ドアノブを切断して開錠するなど、大がかりな作業が必要になることも。
このようなトラブルから閉じ込め事故などを防ぐためには、定期的な鍵のメンテナンスが重要です。
ドアノブの修理や交換に関しては、プロの業者に依頼することをおすすめします。
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出張料や見積りは完全無料です。
詳細な料金や対応方法については、フリーダイヤルからキーレスキューサービスのコールセンターにお電話ください。