金庫の鍵が回らない原因は?自分でできる開け方を金庫の種類別に解説!
この記事でわかること
- 金庫の鍵が回らない主な原因
- シリンダー式・ダイヤル式・テンキー式など種類別の自分でできる開け方
- 自分で対処するときに絶対やってはいけないNG行為
- 業者に依頼した方が良いケースと依頼時のポイント
- 金庫を壊して開けるリスク

記事監修者
名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
金庫の鍵が突然回らなくなると、貴重品や重要書類を取り出せず困ってしまいます。原因は鍵やシリンダーの摩耗、操作ミス、内部部品の不具合など多岐にわたります。
焦って無理に力を加えたり、誤った潤滑剤を使用すると、かえって状態を悪化させ高額な修理費につながることもあります。
本記事では、金庫の鍵が回らないときにまず確認すべきことから、自分で試せる安全な解決法、やってはいけない行為、業者依頼が必要なケースまでを体系的に解説します。
金庫の鍵が開かなくてお困りの方は是非とも参考にしてみてください。
目次
金庫の鍵が回らないときにまず確認すべきこと
金庫の鍵が回らなくなったときは、慌てて力任せに操作するのではなく、まず基本的な確認を行うことが大切です。
鍵や番号の確認、金庫の構造や周辺環境の影響など、原因は意外とシンプルなことも多く、正しいチェックを行えば自力で解決できる場合もあります。
正しい鍵や番号を使用しているか確認する
鍵が複数ある場合、似た形状の鍵を誤って使用しているケースがあります。また、ダイヤルやテンキー式では入力番号が正しいかを改めて確認しましょう。
特にテンキー式では、暗証番号を押す際に押し間違いが起きやすく、誤入力ロックがかかってしまうこともあります。
鍵そのものが純正品ではなく合鍵の場合、摩耗や精度の違いによってうまく回らない可能性もあります。
まずは正しい鍵と番号を改めて確認してみましょう。
ダイヤルやテンキーの操作順序が正しいか見直す
ダイヤル式の金庫は、番号を回す方向や回数などに厳密なルールがあります。順序を一度でも誤ると解錠できないため、マニュアルを確認して最初から正しい手順でやり直しましょう。
テンキー式の場合も、入力後に解錠ボタンを押し忘れるなど単純な操作ミスが原因となることがあります。
誤入力が続くと一時的にロックがかかる機種も多いため、数分時間を置いてから正しい操作を行うと改善する場合があります。
鍵やシリンダーに摩耗・変形がないかチェックする
長期間使用していると、鍵の先端が摩耗してシリンダー内部のピンに正しく噛み合わなくなり、スムーズに回らないことがあります。
また、鍵が曲がっていたり折れかけている場合もトラブルの原因です。鍵を光にかざして歪みや欠けがないかを確認しましょう。
摩耗が激しい場合は合鍵ではなく純正キーを使用する、または早めに交換を検討する必要があります。状態の悪い鍵を無理に使うと折れて内部に残る危険があるため注意が必要です。
扉やデッドボルトに圧力がかかっていないか確認する
金庫の扉が微妙に歪んでいたり、デッドボルト(かんぬき部分)に荷重がかかっていると、シリンダーやダイヤルが回りにくくなります。
特に重い物を金庫の上に置いていたり、扉が強い力で閉じられている場合に起きやすい現象です。扉を軽く押したり引いたりして、かかっている圧力を調整しながら鍵を回すと改善することがあります。
無理に力を加えるのではなく、金庫全体の位置や状態を確認しながら試すことが大切です。
扉の歪みや立て付けのズレがないか確認する
長年使用している金庫では、設置環境や地震などの影響で扉が歪んだり立て付けが悪くなることがあります。その結果、ロック部分に負荷がかかり、鍵がスムーズに回らないことがあります。
扉の隙間に異常がないか、傾いて設置されていないかを点検してください。場合によっては金庫全体の位置を調整することで改善することもあります。
電子式金庫では電池切れを確認する
テンキー式の電子金庫の場合、電池残量が少なくなると反応が遅れたり、非常キーがうまく作動しないことがあります。操作ができなくなったときは、まず新しい電池に交換してみるのが基本です。
電池交換の際は、必ず規定の種類を使用し、正しい向きでセットしてください。また、長期間使っていなかった場合は電池の液漏れが内部に影響を与えていることもあるため、状態をよく確認しましょう。
電池交換で解決するケースは意外と多いため、試してみましょう。
金庫の鍵を自分で開ける方法を種類別に解説
金庫のタイプごとに「まず試すべき安全な手順」を整理します。シリンダー式、ダイヤル式、テンキー式それぞれで効果的かつリスクの少ない順に試せる方法です。
現在の金庫種別に合わせて着実に進めてみてください。
シリンダー式金庫の開け方

物理的な鍵を使うシリンダー式は、鍵側・鍵穴内部の摩耗や異物が原因で回らないことが多いです。ただし、鍵が折れそうなどの兆候があれば即中止して専門業者へ連絡してください。
以下で各手順について詳しく解説します。
別の鍵で開けてみる
鍵が摩耗しているとシリンダーのピン構造と正確に噛み合わず、回りにくくなることがあります。まずは純正キーや新品に近いスペアキーがあればそちらを使って試してください。
合鍵は削りが浅かったり摩耗している場合が多いため、合鍵で回らない=本体で回るとは限りません。鍵を差し込む際は真っ直ぐに挿入し、ねじれや引っかかりがないかを確認します。
挿入時に異常な抵抗感がある場合は、無理に回さず、一度鍵を抜いて別のキーで再確認してください。複数回抜き差しする際には鍵の向きや刻みをメモしておくと原因追及が簡単になります。
どうしても改善しない場合は、鍵の摩耗が原因で内部ピンが正しく動かない可能性が高く、早めに鍵屋へ相談するのが安全です。
鍵穴のごみを取り除く
鍵穴内にほこりや細かい異物が溜まるとピンの動きを妨げ、鍵が引っかかる原因になります。まずはエアダスターで鍵穴内のほこりを軽く吹き飛ばす方法が安全です。
金属製の細い器具や針のようなものを無理に差し込むと、内部ピンを傷つけたり器具が折れて残ってしまうため厳禁です。
目に見える異物が取り出せる場合は、先端の細いピンセットで慎重に引き出しますが、無理に力を入れると状態が悪化します。
清掃後は鍵を何度か軽く抜き差しして動きを確認し、改善が見られなければ専門業者に点検を依頼してください。
鍵穴専用潤滑剤を使用する

鍵が回らない場合は、鍵穴専用の潤滑剤を使うことで改善することがあります。使用方法は製品の指示に従い、少量を鍵穴に噴射してから鍵を数回ゆっくり抜き差しして馴染ませます。
食用油やクレ556などはほこりを吸着して粘着化しやすく、逆に詰まりを悪化させるため絶対に使用しないでください。
潤滑後に動きが悪化したり異音がする場合は、それ以上の DIY は中止して専門業者に相談しましょう。
鍵が折れた場合はピンセットやラジオペンチで抜く
鍵が折れて先端が鍵穴内に残っていると解錠できません。先端が見えている場合は、細い先端のピンセットやラジオペンチで慎重に引き抜くことを試みます。
作業は無理に引っ張らず、引っかかりを確認しながら少しずつ取り出してください。
奥深くに入り込んで見えない場合や強く噛み込んでいる感触がある場合は、破損リスクが高いため自力での除去は避け、専門業者に依頼するのが安全です。
ダイヤル式金庫の開け方

ダイヤル式は、回す回数や方向が一つでも違うと開かない仕組みです。焦って何度も乱暴に回すより、マニュアル通りに最初から正確に実行することと、周辺の清掃・初期化の可能性の確認が重要です。
以下の各手順を順に試してください。
マニュアル通りにダイヤル操作をもう一度正確に行う
ダイヤル式は「右に◯回回してから左に◯回」などの厳密な手順が決められています。多くの場合、最初の操作を間違えると後続の合わせが無効になるため、まず説明書を取り出し、記載通りに最初からやり直すことが最も重要です。
操作の際はダイヤルの「目盛り」が正確に見える位置でストップさせ、回転の勢いを急がず確実に数字を合わせてください。
古い金庫だと目盛りの読み取りが曖昧な場合もあるため、丁寧に行うことが成功率を上げます。
もし、マニュアルが手元になければ、メーカーのウェブサイトや型番で手順を確認するといいでしょう。
ダイヤル周辺のゴミやほこりを取り除く
ダイヤルとケースの隙間にほこりやゴミがたまると、内部のディスクや合致部が正しく動かず、番号が合っていても噛み合わないことがあります。
柔らかいブラシや布で周辺のほこりを優しく掃き取り、必要ならエアダスターで隙間のゴミを吹き飛ばします。
清掃後に再度ゆっくり操作して、抵抗や異音がないか確認します。清掃で改善しない場合は内部機構のズレや摩耗が疑われるため、専門業者に点検を依頼することを検討してください。
初期化やリセットを試す
一部のダイヤル式金庫は内部機構を初期化する手順やリセット機能を備えています。これを行うことで、誤って設定された位置やずれたディスクを元に戻せる場合があります。
リセットの具体的な手順は機種によって異なるため、必ず型番と取り扱い説明書を確認してください。
初期化操作には正しい順序や工具が必要な場合があり、誤った手順を踏むとさらに状態を悪化させる恐れがあるため、操作に不安がある場合はメーカーや専門業者に問い合わせることをおすすめします。
ダイヤル式金庫が開かない原因と対処法については下記記事でも解説しています。併せてご覧ください。
テンキー式金庫の開け方

テンキー式は電子制御が中心なので、物理的なダメージがなければ電源(電池)周りや入力操作の管理で解決することが多いタイプです。
まずは電池交換と誤入力ロックの確認、非常用キーの利用を順に試してください。
以下で具体的な手順を説明します。
電池を交換する
テンキー式の不具合で最も多いのが電池切れや電圧低下です。動作が不安定な場合はまず新しい電池に交換してください。電池交換時は必ず指定の電池種類を使用し、向きに注意します。
電池端子に液漏れの痕跡がある場合は柔らかい布で清掃し、接触不良を防いでから新品に交換します。交換後すぐに反応が回復しない場合でも、数秒〜数十秒かかる機種もあるため、落ち着いて再度操作を行ってください。
電池を入れ替えても動作しないときは基盤故障の可能性があるため、無理な分解は避け専門業者へ相談しましょう。
テンキー式金庫が開かない原因と対処法については以下記事でも解説しています。併せてご覧ください。
時間を空けて試してみる
テンキーで暗証番号を複数回誤入力すると、一時的にアクセスを遮断するロック機能が働く機種が多いです。この場合は短時間(数分〜数十分)待つことで自動解除されます。
何度も入力を続けるとロック時間が延長される製品もあるため、慌てて何度も試すのは逆効果です。取扱説明書に記載のロック解除時間を確認し、その時間が過ぎてから正しい番号で再試行してください。
時間を空けた後は、テンキーのボタンを丁寧に押し、確実に入力することが成功のコツです。
非常キーがあれば試す
多くのテンキー式金庫には非常用の物理キーが付属しており、電池切れや電子系トラブル時の最後の手段になります。
非常用キーを使用する際は、カバーを外すなどの正しい手順が必要な機種もあるため、取扱説明書で位置と操作方法を確認してください。
非常キーが作動しない場合は鍵の差し込み方向や深さを再確認し、それでも開かない場合は無理に力をかけず、専門業者に相談しましょう。
非常キーは紛失しやすいので、普段から保管場所を決めておくことが重要です。
自分で開けるときにやってはいけないこと
金庫が開かないと焦ってしまい、つい無理な方法や自己流の対処を試してしまいがちです。しかし、誤った行動は金庫そのものを壊してしまうだけでなく、中の貴重品まで損傷させる恐れがあります。
ここでは、特に避けるべき代表的な行為を解説します。
無理やり鍵を回さない
鍵が硬いときに力任せで回すのは絶対に避けるべきです。強引に回すことで、鍵が途中で折れて鍵穴に残ってしまうリスクが高まり、状況をさらに悪化させます。
また、シリンダー内部の繊細な部品が変形し修理不能になり、破壊開錠やシリンダー交換につながる場合もあります。
結果的に時間も費用も余分にかかってしまうため、違和感がある場合はすぐに作業を中止し、他の方法を検討することが大切です。
専用以外の潤滑剤を使わない
鍵の動きが渋いとき、手元にあるクレ556などの汎用潤滑油を使いたくなるかもしれません。しかし、これは逆効果になることが多いです。
油分が内部に残ると埃やゴミを吸着して固まり、かえって鍵穴の動きを妨げます。一時的に改善したように感じても、時間が経つと内部が粘着質になり、完全に回らなくなることもあります。
誤った潤滑剤を使うと修理費用が高額になるリスクがあるため注意してください。
針金や爪楊枝など異物を差し込まない
鍵穴に詰まりがあると感じても、針金や爪楊枝などを入れて掻き出すのは危険です。異物が奥に押し込まれてしまったり、途中で折れて残ることで事態が悪化します。
また、針金はシリンダー内部のピンを傷つけて精度を狂わせる恐れがあります。その結果、鍵がますます回らなくなり、最終的にはシリンダー交換が必要になるケースもあります。
接着剤を使わない
鍵が折れてしまったとき、折れた部分を接着して差し込もうとする人もいますが、これは非常に危険です。
接着剤が鍵穴内部に流れ込むと、ピンやバネといった可動部分を固めてしまい、完全に動作不能になります。
一度硬化した接着剤は除去が困難で、シリンダーごと交換するしかなくなることもあります。さらに、接着した鍵は強度が不十分で、差し込んだ瞬間に再び折れる可能性が高く、状況をさらに悪化させます。
応急処置のつもりで使った接着剤が修理費用を跳ね上げる原因になるため、絶対に避けるべき行為です。
ピッキングを試みない
映画やドラマで見た方法を真似てピッキングを試すのは危険です。ピッキングは専門技術と専用工具が必要で、素人が試しても成功する可能性はほぼありません。
むしろ内部のピンや部品を傷つけ、修復不可能な状態にするリスクの方が高いので、無理せず専門業者に相談しましょう。
業者に依頼した方が良いケース

自力での対応に限界があるケースは早めにプロに任せるのが得策です。ここでは「自分で続けるとリスクや費用が大きくなる」「即座に専門技術が必要」など、業者依頼を検討すべき具体的な状況について解説します。
鍵を紛失して手元に全くない場合
鍵を紛失して手元に予備の鍵もない場合は、鍵番号照会や専用工具を持つ業者が安全かつ確実に対応してくれます。
結果的に自分で時間を浪費したり、誤った処置で内部を傷めるより、業者に依頼して非破壊での解錠を試みてもらう方がトータルで安全かつ費用対効果が高くなることがほとんどです。
暗証番号を忘れて番号がわからない場合
ダイヤル式やテンキー式で暗証番号を完全に忘れてしまった場合、自力での解除は非常に難しいです。テンキーは誤入力によるロックや内部制御があり、ダイヤルは微妙な位置合わせが必要で、番号を推測しての試行は時間がかかるうえ、誤操作で状況を悪化させる恐れがあります。
メーカーでは番号照会や正規の解除手順が用意されていることもありますが、型番が古い・メーカーサポートが終了している場合は専門業者の出番です。
業者は専用ツールと経験で非破壊解錠を試み、最短で安全に取り出せる可能性が高いので、番号不明は早めに相談してください。
鍵が変形している場合
鍵が曲がっていたり、摩耗で変形していると、正しくピンに噛み合わず回らなくなります。変形した鍵を無理に使い続けると折損し、内部に残ると抜き取りが難しくなります。
こうした場合は、まず自分で力任せに回さずに業者へ連絡するのが賢明です。鍵の形状を見てシリンダーの摩耗具合や交換の必要性も判断してくれるため、最終的なコストや対応策を的確に提示してもらえます。
開錠に時間がかかり業務や生活に支障が出る場合
金庫の中身が日常業務や生活で必要な場合、長時間の自己対応は大きな損失になります。例えば店舗での現金管理や業務書類、病院や事務所で必要な書類が取り出せない状況では、専門業者を早急に呼んで手早く非破壊で開けてもらう方が損失を最小限に抑えられます。
自分で何時間も試行錯誤するより、業者の出張対応を依頼した方が時間を節約でき、業務再開も早まります。
防盗・耐火性能の高い大型金庫を開ける場合
業務用や高性能の金庫は構造が複雑で材質・施錠方式も頑丈に作られています。こうした金庫は特殊工具や技術を要し、誤った処置で破壊してしまうと復旧費用が非常に高くなることがあります。
さらに、大型金庫は中身の重量や設置状況の関係で取り扱いも難しく、自力での分解やこじ開けは現実的ではありません。
製造元や専門業者はメーカー指導のもと適切な非破壊開錠や分解・修理を行えるため、これらの高性能金庫は最初からプロに依頼するのが賢明です。
鍵が折れて内部に残っている場合
鍵が折れて内部に残っていると、残片がピンやスプリングに噛み込み、単純な抜き取りでは済まないことがあります。
見えている破片で簡単に取り出せる場合もありますが、奥深くに噛んでいるケースや複雑な構造の金庫では自力での除去は非常に危険です。
専門業者は折れ鍵専用の抜き工具や技術を持ち、内部を傷めずに除去できる可能性が高いです。また、抜き取り後に必要ならシリンダー交換や調整もその場で提案してくれるため、安全かつ確実に元の状態に戻せます。
非常キーや予備手段をすべて試しても開かない場合
非常キー、スペアキー、電池交換、マニュアル通りの操作など、手元で試せる手段をすべて行っても開かないときは、内部損傷や電子制御の故障などより深刻な原因が考えられます。
こうした状況では自己解決を続けることで状態を悪化させるリスクが高くなります。専門業者であれば内部診断を行い、最適な解錠方法と見積りを示してくれます。
無理に続けるより、早めの業者相談で総費用やリスクを抑えるのが得策です。
古い金庫でメーカーサポートが受けられない場合
製造年が古い金庫や型番が廃番でメーカーサポートが受けられない場合、独自の手順や代替部品が必要になることがあります。
素人判断で分解や修理を試みると修復不能な損傷を与えるリスクがあり、最終的に金庫丸ごとの買い替えが必要になる場合もあります。
専門業者は古い金庫の経験や代用品のノウハウを持っていることが多く、適切な解錠方法を提示してくれるため、まずは相談して現地で見積りをとることをおすすめします。
金庫の鍵開け業者に依頼する際のポイント
業者に依頼すれば短時間で安全に金庫を開けてもらえる可能性が高まりますが、その際には事前に知っておきたい注意点や準備があります。
依頼前にポイントを押さえておくことで、不要なトラブルや追加費用を避け、安心して作業を任せることができます。
ここでは、依頼にあたって確認すべき重要事項を解説します。
業者に依頼するメリット
業者に依頼するメリットは、主に以下の3点です。
- 確実に問題を解決してくれる
- スピーディーな対応
- 費用・時間のロスを最小限に抑えられる
専門業者に依頼する最大のメリットは、確実性とスピードです。自分で無理に作業するとシリンダーや金庫本体を壊してしまうリスクが高いですが、業者は豊富な経験と専用工具を持っているため、非破壊で解錠できる確率が格段に上がります。
また、夜間や休日でも対応可能な業者も多く、緊急時でも早ければ30分〜1時間程度で駆けつけてくれる場合があります。
さらに、鍵の修理や交換、場合によっては新しい金庫の提案まで含めてワンストップで対応してくれるため、トータルで安心感が得られるのも利点です。
結果的に時間的・経済的なロスを最小限に抑えられるのが業者依頼の強みです。
業者に依頼する前に準備しておくこと
業者に依頼する際には、作業前に所有者確認が行われるのが一般的です。そのため、運転免許証や保険証などの本人確認書類、金庫の購入証明や保証書などがあれば用意しておきましょう。
これにより不正利用を防止し、スムーズに作業へ移れます。また、金庫の型番やメーカー名を事前に調べておくと、見積もりの精度が上がり、作業方法の選択肢も明確になります。
さらに、依頼時に「鍵をなくしたのか」「番号を忘れたのか」「鍵が折れて残っているのか」など状況を詳しく説明できるよう整理しておくと、業者が持参する工具や部材も最適化され、対応時間が短縮されます。
業者に依頼したときの費用相場

金庫の解錠費用は金庫の種類や状況によって幅があります。種類別のおおよその費用相場は以下の通りです。
| ダイヤル式 | 25,000円~30,000円 |
| テンキー式 | 35,000円~40,000円 |
| 指紋認証式 | 35,000円~40,000円 |
| マグネット式 | 22,000円~25,000円 |
| シリンダー式 | 8,800円~16,500円 |
深夜や早朝に依頼する場合には、深夜・早朝料金が上乗せされる場合があるため、依頼前に必ず見積りを確認しておきましょう。
費用相場については以下記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
信頼できる業者の選び方

金庫の鍵開け業者を選ぶ際には、料金だけで判断するのは危険です。公式サイトに実績や対応事例が掲載されているか、口コミや評判が一定数あるかを確認しましょう。
また、電話対応の丁寧さや見積り内容の明瞭さも信頼性を判断する大事なポイントです。
「開けなければ無料」といった言葉には注意が必要で、実際には出張費や作業費が別途請求されるケースもあります。
複数社に見積りを依頼して比較し、総額や対応スピード、保証内容を確認した上で依頼するのが安心です。
金庫を壊して開けるリスク
金庫を力任せに壊して開ける、あるいは非専門家が破壊的な手段をとると、金庫本体や内部機構の損傷、内容物の損傷といったリスクが生じます。
破壊開錠の代償は時間と費用だけでなく安全性や回復可能性にも及びます。以下で主要なリスクを詳しく解説します。
金庫本体や部品が壊れて修理・交換費用がかかる
金庫を壊して開けると、本体の扉・ボルト・シリンダー・ダイヤル機構などが損傷することが多く、部品交換や本体交換が必要になります。
非破壊で直せるはずのトラブルが、破壊行為によって「交換対応」へと格上げされるため、費用は跳ね上がります。
例えば、シリンダーのみの交換で済むケースが、本体の補修や再調整、特殊な材質の修理(耐火・耐水構造の復元)を伴う高額な見積りになることもあります。
加えて、作業に伴う搬出・廃棄費用や、新しい金庫設置の人件費・運搬費など二次的な出費も発生します。
結果的に「自力での破壊」は短期的な解決に見えて、長期的には大きな経済的損失を招きます。
メーカー保証や保険の対象外になる可能性がある
金庫を破壊して開けた事実は、多くのメーカー保証や保険契約で免責事由になります。メーカー保証は正規の使用・整備を前提とするため、破壊行為による故障は保証外です。
また火災保険などでも、故意または過失による損壊は補償対象外とされるケースがあり、保険金が支払われない可能性があります。
つまり破壊開錠は、結果的に自己負担を増やすだけでなく、補償面でも不利になる点に注意が必要です。
非破壊開錠より費用が高くなるケースが多い
専門業者による非破壊開錠は、適切な工具と技術で内部機構を傷めずに解錠を試みるため、総費用は比較的低く抑えられることが多いです。
一方、破壊開錠が必要になると、その場での切断や取り外し、部品交換、再組立て、場合によっては金庫全体の買い替え手配まで必要になり、費用は一気に膨らみます。
さらに、破壊作業で中身が散乱した場合、内容物の保全作業や廃棄コスト、清掃費用も発生します。加えて、深夜・緊急対応で無理に破壊を行うと割増料金が発生するため、総支出は想定より大きくなる傾向があります。
これらの観点からも、まずは非破壊の選択肢を優先することが合理的です。
中身の現金や書類が損傷するリスクがある
破壊的な開錠作業は工具の振動や切削・衝撃・騒じんを発生させるため、金庫内の現金・証書・写真・電子媒体などがダメージを受ける可能性が高くなります。
特に耐火金庫でも内部の仕切りや収納ケースは損傷しやすく、書類や媒体の熱変形や汚損が発生する場合があります。
重要書類の完全喪失やデータ復旧費用が別途必要になると、金庫本体の修理費を上回る損害になることも珍しくありません。
したがって、中身の保全が最優先される状況では、安易な破壊を避け、まずは非破壊での対応や専門のデータ復旧サービスの検討が必要です。
DIYで壊すと安全上の危険がある
専用工具や訓練を持たないまま金庫をこじ開けたり切断したりすると、作業者本人や周囲に対する安全リスクが生じます。
切断工具や電動工具使用時の飛散金属片・火花・騒音に伴う負傷リスク・重い金庫の転倒による挟まれ事故などが代表例です。
専門業者は安全装備や適切な作業手順を備えており、適切な防護措置を講じた上で作業を行います。自力で破壊を試みることは、身体的な危険も伴うため控えましょう。
金庫を壊して開けるリスクについては下記記事でも解説しています。併せてご覧ください。
金庫の鍵が開かなくても冷静に対処しよう!

金庫の鍵が回らない原因は操作ミス・電池切れ・鍵やシリンダーの摩耗・内部の異物や損傷など多岐にわたります。
まずは自分でできる対処法を試し、改善しなければ無理をせず業者へ相談してください。
自己流の力任せや誤った潤滑・異物挿入・接着やピッキングは状態を悪化させ修理費用やリスクを高めます。
業者依頼が適切なケースでは、事前に身分証や金庫情報を準備し、見積りと作業方法を確認の上で依頼しましょう。
まずは落ち着いて基本チェックを行い、リスクが高い場合はプロに任せるのが最短かつ安全な解決法です。
その際はキーレスキューサービスまでご相談ください。キーレスキューサービスでは金庫の鍵開けも最短15分で駆け付けます。
金庫の鍵が開かなくてお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。












