鍵が開かない!?自分でピッキングする方法と注意点を解説!
この記事でわかること
- ピッキングできる鍵とできない鍵
- 自分でピッキングする方法
- 自分でピッキングはできるがリスクが大きい
- 鍵屋に鍵開けを依頼した場合の費用相場
- よくある質問

記事監修者
名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
鍵が開かずに家に入れなくなったとき、ピッキングで開けたいと考えたことはありませんか?
しかし、「方法が分からない」「自宅の鍵がピッキングで開けられるか分からない」などのお悩みがあるかと思います。
鍵を開けられる場合もありますが、鍵の種類によっては全く通用しないものも多く存在します。
さらに、無理に挑戦すると鍵穴内部を傷つけて余計に修理費用がかかることもあるため、正しい知識を持つことが重要です。
本記事では、ピッキングの基本的な仕組みを解説し、自分でピッキングする方法や実際に行う際のリスクやプロに依頼すべき判断基準について詳しく解説します。
目次
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ピッキングとは?

ピッキングとは、鍵以外の特殊工具を使って鍵穴を壊さずに開ける手法のことを指します。本来は鍵屋が鍵開けを依頼されたときに使用する技術ですが、犯罪目的で悪用されるケースも多く、防犯対策の重要性が高まっています。
ここでは、ピッキングで鍵が開く仕組みやピッキングの犯罪件数の傾向について詳しく解説します。
ピッキングで鍵が開く仕組み
シリンダー(鍵穴)は内部に複数のピンが配置されており、正しい鍵を挿すことでそれぞれのピンが適切な位置に揃い、シリンダーが回転できる状態になります。
ピッキングではこの仕組みを利用し、専用の道具でピンを押し上げて位置を揃え、鍵と同じ状態を人工的に作り出す方法です。
テンションをかけながらピンを一つずつ操作することで、シリンダーを回転させる力が生まれ、鍵がない状態でも開けられます。
ピッキングの犯罪件数の傾向
ピッキングによる空き巣被害は、1990年代後半から2000年代頃にかけて多発しました。特に被害が多かった鍵はディスクシリンダーです。
ディスクシリンダーは、シンプルな構造をしているが故にピッキングで簡単に解錠できてしまいます。ひと昔前の住宅は、このディスクシリンダーが玄関の鍵として採用されていたこともあり、空き巣のターゲットになっていました。
ピッキング被害の急増によって製造元の美和ロックは、2001年にディスクシリンダーの製造中止を発表しました。
その後、ディンプルキーなどの防犯性能の高い製品の普及によってピッキングの犯罪件数は大きく減少しています。
自分でピッキングすることはできる?
鍵の種類によって自分でピッキングできる可能性がある鍵と難しい鍵があります。ここでは、それぞれの鍵を紹介します。
自分でピッキングできる可能性がある鍵
まずは自分でピッキングできる可能性がある鍵を紹介します。
ピンシリンダー

ピンシリンダーは、鍵の片側だけがギザギザした形状で、家の鍵のみならず、自転車・机・ロッカーなど幅広く使用されています。
「鍵」と聞いて一番初めにこの形の鍵が思い浮かんだ方も多いのではないでしょうか。
鍵穴内部の構造がシンプルであるため、簡単に開けられてしまう可能性が高い鍵として知られています。
ピンシリンダーを使い続ける場合、防犯性能の低さを十分に理解し、早めの交換を検討することをおすすめします。
ディスクシリンダー

ディスクシリンダーは、鍵の両端がギザギザした形状の鍵で、ピンシリンダーと同様に鍵穴内部の構造が単純なため、短時間でピッキングされてしまいます。
防犯性能が高いディンプルキーなどが普及しつつありますが、古い集合住宅や昔に建てられた一軒家などではディスクシリンダーが採用されている場合があり、そのまま使い続けることはリスクにつながります。
南京錠

南京錠は構造がシンプルで持ち運びもしやすいため、物置やチェーンの施錠など幅広く使われています。
しかし、その仕組みの単純さ故にピッキングによって解錠されやすい種類のひとつです。特に安価な南京錠は内部構造が簡易で、防犯性に乏しいことが多く、狙われやすい特徴を持っています。
机やロッカーの鍵

机やロッカーに使われる鍵は、シンプルな構造のものが多く防犯性は高くありません。ギザギザした形状の鍵が使われる場合が多く、ピッキングで開けられる可能性があります。
オフィスや学校などで使われる標準的なロッカーや机の鍵は、外部からの侵入防止というよりは、簡易的な管理やプライバシー確保を目的としています。
実際に長年使用していると摩耗や変形によって鍵が回りにくくなることもあり、そのような場合にピッキングで開けられてしまうリスクはさらに高まります。
ロッカーの鍵が開かなくてお困りの方は以下記事で原因と対処法を解説しています。ぜひご覧ください。
自転車の鍵

自転車の鍵には、ワイヤーロックやU字ロックなどさまざまな種類があります。特にプレスキー(鍵を押し込んで開けるタイプ)は、強度が低くピッキングしやすいです。
一方で、ディンプルキーや複雑なシリンダーを採用したタイプは精密に設計されているため、ピッキングで解錠するのは困難です。
自転車の鍵でお困りの方は以下記事も併せてご覧ください。
スーツケースの鍵

スーツケースの鍵は、シリンダータイプでギザギザした形状だとピッキングできる場合があり、専門知識を持った人であれば短時間で開けられるケースも少なくありません。
スーツケースの鍵が開かなくてお困りの場合は以下記事をご覧ください。
自分でピッキングするのが難しい鍵
次に自力でピッキングするのが難しい鍵についてご紹介します。
ディンプルキー

ディンプルキーは、従来のギザギザした形状の鍵とは異なり、鍵の表面に複数の窪みが刻まれているのが特徴で、新築のマンションや戸建ての玄関の鍵として採用されることが多い鍵です。
この構造により内部のピンが多方向から配置され、解錠には非常に複雑な操作が必要となる防犯性の高い鍵です。
自分でピッキングを試みても成功する可能性は極めて低く、鍵業者に依頼することをおすすめします。
下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
車やバイクの鍵

車やバイクの鍵は、防犯性能を高めるために複雑な構造を持っているものが多く、ピッキングは難しいです。
ウェーブキーなど特殊な形状が採用されている場合が多く、内部の仕組みも精巧に作られているため素人が扱うには難易度が高いです。
さらに、イモビライザーと呼ばれる電子的なセキュリティ機能が搭載されている車種も多く、物理的に鍵穴を操作できたとしてもエンジンを始動させることはできません。
バイクの鍵も同様にイモビライザーが搭載されている場合があるため、ロードサービスや鍵業者に依頼することをおすすめします。
下記記事では車の鍵が開かない原因と対処法を解説していますので、併せてご覧ください。
金庫の鍵

片手で持ち運びが可能な手提げ金庫は、ギザギザした形状の鍵が使われていることが多く、自力でのピッキングが可能な場合があります。
ただ、防犯性能の高い金庫は自力でのピッキングは難しいですし、シリンダー式とダイヤル式を組み合わせた金庫はピッキングできても、ダイヤルの暗証番号が不明なままでは開けられません。
自力でのピッキングは得策とは言えないため、鍵屋に依頼するのがよいでしょう。
ダイヤル錠が開かなくてお困りの場合は以下記事をご覧ください。
自分でピッキングする方法
ここでは、自分でピッキングする手順を解説します。
ピッキングに必要な道具を用意する

ピッキングを行うためには、まず道具をそろえる必要があります。ただし、鍵屋が使うような専用道具を正当な理由なく所持することはできません。
ですので、クリップやヘアピン、針金など、専用道具の代わりになる物を用意します。代わりの物を用意できたら、テンションとピックを作ります。
テンションはシリンダー(鍵穴)に力を加える役割で、ピックはシリンダーを操作するときに使います。
テンションをかける

鍵穴にテンションを差し込み、鍵を回す方向へ少し力を加えます。このとき力を入れすぎるとピンが動かなくなり、逆に弱すぎるとピンが元に戻ってしまうため、適度な加減が求められます。
ピンを揃える

テンションをかけながらピックを差し込み、少しずつ上下させていくと、ある位置でカチッとした感触が伝わります。これがピンが定位置に収まった合図となります。
鍵を開ける

すべてのピンが正しい位置に揃った状態になると、シリンダーが回転する感触が伝わってきます。ここで無理に力を加えず、テンションをかけた方向に自然に回すことが大切です。
スムーズに動き始めたら、そのままゆっくり回しきることで鍵を開けることができます。
自分でピッキングするのはリスクが大きい
自分でピッキングする方法をお伝えしましたが、専用工具を使えず、ピッキングに慣れていない一般の方がピッキングするのはリスクがあります。
ここでは、自分でピッキングすることで起こるリスクを解説します。
鍵穴内部を傷つける
ヘアピンや針金を使ってピッキングを試みると、鍵穴内部を傷つける恐れがあります。
微妙な位置調整が必要な精密部品に負荷をかけてしまうと、鍵がスムーズに回らなくなったり完全に壊れてしまったりすることもあります。
内部に傷が残ると専門業者でも修理が難しくなり、結果的にシリンダーごと交換が必要になる場合もあるため、リスクが非常に高い行為といえます。
鍵が壊れて完全に開かなくなる
無理にピッキングを行うと内部構造に負荷がかかり、鍵自体が完全に動かなくなる危険性があります。
シリンダーが壊れてしまうと、本来の鍵を差し込んでも回らなくなり、完全に開けられなくなってしまいます。
この状態になると鍵を破壊して開ける必要があり、始めから業者に頼んでおけば費用が安く済んだ、という結果になりかねません。
不正開錠防止法に抵触するリスク
不正開錠防止法(ピッキング防止法)では、正当な理由なくピッキング用具を所持したり使用したりすることが処罰の対象となります。
自宅の鍵を開けたいという目的であっても、第三者から見れば不正な行為と判断される恐れがあるため、意図せず法的トラブルに巻き込まれる危険性があります。
特に集合住宅や共用部で試みれば、周囲の誤解を招き通報される可能性も否定できません。法律違反に問われれば罰金や懲役といった重い処分を受ける場合があり、自己解決のつもりが大きなリスクへと発展します。
少しでも不安な場合は鍵屋に依頼しよう!
自分でピッキングするリスクについて解説しましたが、少しでも不安がある場合は鍵屋に依頼するのが得策です。
ここでは、鍵屋に依頼するメリットと費用相場をご紹介します。
鍵屋に鍵開けを依頼するメリット

鍵屋に依頼するメリットは主に以下の点が挙げられます。
- 安全かつ確実に対応してくれる
- 鍵を壊すことなく開けられる
- 鍵開け後に防犯対策の相談ができる
鍵屋に依頼すれば専門技術を持つプロが安全かつ確実に対応してくれます。無理に自分で解錠を試みるとシリンダーを傷つけるリスクがありますが、経験豊富な業者であれば最小限の負担で解決してくれます。
さらに、状況に応じて専用工具を使い分けるため、鍵自体を壊すことなく開けられる可能性も高いです。急を要する場合でも、出張対応してくれる鍵屋なら短時間で駆けつけてくれるので安心感があります。
また、解錠後に鍵の交換やセキュリティ強化の相談ができるのも専門業者に依頼する利点です。信頼できる業者を選べば、トラブル解消と同時に防犯対策まで一括で任せられるため、長期的にもメリットが大きいです。
鍵業者を選ぶ際は以下記事を参考にしてみてください。
鍵屋に鍵開けを依頼したときの費用相場

鍵屋に鍵開けを依頼する際の費用は、鍵の種類や鍵穴の個数によって大きく変動します。一般的なギザギザタイプの鍵は比較的安価で済みますが、防犯性が高いディンプルキーなどは費用が高くなります。
夜間や早朝などに依頼すると割増料金が発生するケースもあるため、事前に確認しておくことが大切です。
下記表が鍵屋に鍵開けを依頼した場合の費用相場です。
| 作業箇所 | 費用相場 |
| ギザギザタイプの鍵 | 8,800円~16,500円 |
| ディンプルキー | 8,800円~27,500円 |
| 車やバイク | 8,800円~55,000円 |
| 金庫 | 8,800円~55,000円 |
| 自転車 | 8,800円~33,000円 |
| スーツケース | 8,800円~16,500円 |
鍵開け料金の相場については以下記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
よくある質問
ここでは、ピッキングに関するよくある質問をいくつかご紹介します。
自分でピッキングするのは違法?
自分の家や所有物に取り付けられた鍵をピッキングする行為そのものは直ちに違法とされるわけではありません。
ただし、ピッキングに使用する専用の道具を正当な理由なく所持していると、ピッキング防止法に抵触する可能性があります。
鍵をなくしたときの正しい手順は?
鍵をなくしてしまった場合、まずは落とした場所に心当たりがないか思い出します。外出先で紛失した可能性が高いときは、立ち寄った施設や店舗に問い合わせをすると見つかる場合があります。
自宅の鍵をなくして家に入れない場合は、信頼できる鍵屋へ連絡して開けてもらいましょう。また、スペアキーが自宅にある場合でも不正利用されるリスクを考慮して鍵を交換することを推奨します。
賃貸物件であれば管理会社や大家に必ず連絡し、指示を仰ぎましょう。
ピッキング以外に鍵を開ける方法はある?
ピッキング以外にも鍵を開ける方法はいくつか存在します。主な方法は以下の通りです。
- サムターン回し
- カム送り解錠
- バンピング
- ドリリング
鍵屋がピッキング対策された鍵を開ける場合は、サムターン回しで開けることが多いです。
サムターン回しとは、室内側に設置されているつまみ(サムターン)を室外側から特殊工具を使って直接操作して解錠する方法です。
どの方法も素人には難易度の高い作業なので、鍵屋に依頼することが安全かつ費用を抑えられる方法だといえます。
自分でピッキングするのはリスクが大きいので鍵屋に相談するのが無難!

自分でピッキングを試みる行為は一見すると手軽に思えますが、実際には大きなリスクを伴います。慣れていないと鍵穴内部を傷つけてしまい、結果的に鍵交換しなければならなくなり、余計な費用がかかってしまいます。
こうしたリスクを考えると、最初から専門の鍵屋に相談する方が安全で確実です。その際は、ぜひキーレスキューサービスにお任せください。
お電話を受けてから最短15分で現場に駆けつけ、鍵を壊さずに解錠します。万が一、鍵を壊す必要があっても、必ずお客様の同意を得てから作業を行いますのでご安心ください。
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