鍵穴に異物が詰まった!?自分でできる対処法を原因別に解説!

この記事でわかること
- 鍵穴に異物が詰まる原因
- 鍵穴に異物が詰まった際の対処法
- 鍵屋に依頼した際の費用相場

記事監修者
名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
「鍵穴に何かが詰まっているものの、原因が分からない…」
このようなお悩みはありませんか?
異物が詰まっている場合、対処を誤ると鍵交換が必要になってしまい、修理よりも費用がかかってしまう可能性があるのです。
本記事では、鍵穴に異物が詰まる原因や対処法、鍵屋に依頼した際の費用相場について解説します。
早急に鍵トラブルを解決したいときは、出張費用・見積り費用が0円、さらにお電話口にて「クーポン利用」とお伝えいただくと、作業費から1,000円割引が適用されるキーレスキューサービスまでご相談ください。
目次
鍵穴に異物が詰まる原因
鍵穴に異物が詰まることはあまり起きない、と考えられるかもしれませんが、実際は知らず知らずのうちに異物が入り込んでいるのです。
まずは鍵穴に異物が詰まる原因から調べていきましょう。
台風などの自然災害
台風によって巻き上げられた砂埃が鍵穴に侵入し、鍵穴詰まりの原因になることがあります。
また、水害の多い地域であれば、流された砂利などの細かい粒子が鍵穴に入ってしまうことで、鍵穴が詰まってしまうのです。自然災害を中心として考えてみると、鍵穴に異物が詰まってしまう可能性は大いにあります。
いたずら
いたずらが原因で鍵穴が詰まってしまうこともあります。
石や砂利などの異物や、ガムなどの粘着質のものを詰め込む以外にも、アロンアルファなどの接着剤を鍵穴に入れてしまうイタズラもあります。いずれも、鍵屋に依頼しなければ、復旧は難しいようなものが多いので厄介です。
最近だと、玄関鍵に接着剤が詰められて家に入れない事件が横浜市で複数起きているので、引き続き注意が必要になります。
鍵が折れて先端が鍵穴に残る
鍵は長年使用していると金属疲労(繰り返し負荷がかかることで破損する現象)が起こり、ある日突然ポキッと鍵が折れてしまい、鍵穴内に折れた破片が残ってしまうことがあります。
鍵が折れてしまうトラブルは、鍵の表面に大小のくぼみがあるディンプルキーよりも鍵の片側や両側がギザギザしている刻みキーに多く見られるのです。特に、美和ロックの刻みキーであるURシリンダーは、鍵の形が左右対称となっているため、溝の深い場所だと折れやすくなります。
鍵穴に異物が詰まっている場合の対処法
鍵穴に異物が詰まったときの対処法は、緊急時に備えて把握しておきましょう。
ここでは、上記で紹介したような状況になった場合の対処法を紹介します。
木の枝や小さな石が詰まっている場合
鍵穴に木の枝や小さな石が詰まっている場合、まずは掃除機などを使って異物を吸い取ってみましょう。
また、エアダスターを利用して異物を吹き飛ばすのもおすすめです。大きめの異物が詰まっているときは、手やピンセットで鍵穴内の部品を傷つけないように慎重に取り出しましょう。
接着剤を詰められている場合
鍵穴に接着剤を入れる行為は器物破損罪に該当し、3年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。
接着剤のような液体が塗られている場合はそのままの状態にしておき、すぐに警察に連絡して来てもらいましょう。
簡単な異物程度であれば、エアダスターなどで吹き飛ばすことも可能ですが、接着剤を中に詰まっている場合は、鍵穴を交換するしか対処できないのです。
警察に現場検証をしてもらった後は、鍵屋に連絡して鍵交換をしてもらいましょう。
折れた鍵の取り方
折れた鍵が鍵穴からから出ていれば、その部分をピンセットやペンチなどでつまんで引き抜くと取り出せます。
また、難易度が高くなりますが、折れた鍵にピンバイスを刺して引き抜く方法もあるのです。完全に折れた鍵が中に埋まってしまっている場合は自力での対応は難しいため、鍵屋に鍵抜きを依頼しましょう。
鍵穴に異物が詰まったときにやってはいけないこと
間違った対処を行うと、最悪の場合鍵交換が必要になってしまいます。
ここでは、鍵穴に異物が詰まったときのNG行為について解説します。
無理やり鍵を入れる
木の枝や小さな石が詰まってしまった場合に絶対にやってはいけないのが、鍵を無理やり挿し込む行為です。
小さい異物であれば、ある程度の位置まで鍵を挿し込むことができます。しかし、砂利などが奥に入った状態で無理やり鍵を挿し込む、回す、といった行為は、鍵穴内の部品が傷付いて修復不可能になってしまうことがあります。また、本来噛み合うはずの鍵と鍵穴内の部品に異物が入り込んでしまい、鍵が固着して動かなくなるトラブルも有り得るのです。
針金などを鍵穴に入れる
針金や爪楊枝などの先端が細くて鋭いものを鍵穴に入れる行為も厳禁になります。
針金などで鍵穴内の異物を掻き出そうとすると、鍵穴内の部品に傷が付いてしまって鍵と上手く噛み合わず、鍵交換になる可能性があるのです。
鍵穴専用以外の潤滑剤を使用する
サラダ油やクレ556といった鍵穴専用以外の潤滑剤を使用してはいけません。
鍵穴専用の潤滑剤は速乾タイプや粘着性の低いものが多く、ほこりやゴミが付きにくい仕様になります。一方、鍵穴専用以外の潤滑剤は表面に薄い皮膜を形成して鍵の動きをスムーズにするため、異物と混ざってしまうと粘着質の塊になってしまい、鍵の動きが徐々に悪くなるのです。間違って鍵穴専用以外の潤滑剤を使用したときは、鍵穴専用の潤滑剤やパーツクリーナーで素早く洗い流しましょう。
接着剤を使用する
鍵が折れた際、接着剤で折れた箇所を接着して取り出そうとする人もいるかもしれません。
この方法は上手くいけば折れた鍵を抜き取れるかもしれませんが、失敗すると鍵穴内部の部品に接着剤が付着してしまって鍵を抜くことができず、鍵交換になってしまうのです。
自分で解決できなかったら鍵屋に依頼するのがおすすめ

上記でご紹介した方法で鍵穴の詰まりが解消できないときは、鍵屋に依頼する方法もあります。
ここでは、鍵屋に依頼するメリットや依頼した際の費用相場について解説します。
鍵屋に依頼するメリット
鍵穴の詰まりを鍵屋に依頼するメリットとしては、自分で対処するよりも素早く確実にトラブルを解決してくれる点が挙げられます。
鍵屋はさまざまな鍵トラブルを解決してきたプロなので、鍵抜きや鍵開けの作業に慣れているのです。さらに、鍵の状態によって修理や交換を判断してくれるため、費用を抑えられることもあります。
鍵屋に依頼したときの費用相場
鍵屋に解錠や交換を依頼した場合に、どのくらいの費用になるのか気になるところでしょう。
鍵屋に鍵開け・鍵修理・鍵交換を依頼した際の費用相場は、以下の通りです。
作業内容 | 費用(税込) |
鍵開け | 約8,800円~27,500円 |
鍵修理 | 約8,800~33,000円 |
鍵交換 | 約16,500~55,000円 |
鍵屋はすべて同じ値段になる訳ではなく、鍵の種類や状況によっても費用が大きく異なります。
最近の住宅で多く見かけるディンプルキーは刻みキーに比べて防犯性が高いため、比較的費用が高くなってしまうのです。また、ドリルを使用して鍵穴を破壊する破壊開錠も費用が高額になります。
時間に余裕があれば、見積もりを複数社に依頼してみましょう。ただし、鍵屋によっては見積り依頼だけでも料金をとられる可能性もありますので、問い合わせの際は見積もりが無料かどうか確認する必要があります。
鍵穴が詰まったトラブルもキーレスキューサービスが解決します!

本記事では、鍵穴に異物が詰まる原因や対処法について解説しました。
自分で対処できないときは、無理に異物を取り出そうとせず、鍵屋に依頼するのが賢明でしょう。
鍵屋のキーレスキューサービスでは、出張費用と見積り費用が不要です。
技術と知識に自信があるスタッフが駆け付けますので、お気軽にご相談ください。
