空き巣が嫌がる一軒家の特徴６選！効果的な防犯対策で狙われない家づくりを！
この記事でわかること
- 一軒家が空き巣に狙われやすい理由と被害の現状
- 空き巣が嫌がる一軒家の特徴
- 一軒家でもできる具体的な防犯対策
- 防犯対策ごとの導入費用相場
記事監修者
名前：金城 甫（きんじょう はじめ）役職：マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
一軒家に住んでいると、家族や財産を守るために防犯対策は欠かせないと感じる方も多いでしょう。近年、空き巣による侵入被害は都市部だけでなく郊外の住宅地でも頻発しており、誰もが被害者になる可能性があります。
本記事では、空き巣が嫌がる家の特徴や一軒家でも実践できる防犯対策、費用相場までを詳しく解説します。
空き巣に狙われにくい家づくりを進め、家族全員が安心して暮らせる環境を整えていきましょう。
目次
一軒家の空き巣対策が必要な理由
一軒家はマンションに比べて防犯対策が甘くなりがちであり、空き巣被害に遭うリスクが高いとされています。
警察庁の統計によると、侵入窃盗の被害件数のうち最も多いのが一戸建住宅で、全体の約30％を占めると報告されています。
これはマンションなどの集合住宅よりも、道路から死角になる箇所が多かったり、周囲に人目が少ない時間帯があることが原因のひとつです。
また、空き巣の手口は年々巧妙化しており、ガラス破りや無施錠の窓からの侵入、さらには玄関の鍵開けツールを使うケースも増加しています。
こうした現状からも、一軒家に住む方は他人事と考えず、日頃から侵入されにくい環境づくりと設備強化を意識することが重要です。
一軒家の空き巣被害の現状
一軒家はマンションなどの集合住宅と比べて、空き巣にとって侵入しやすい環境が多いと言われています。
周囲の目が届きにくい裏庭や勝手口、死角になる場所があるため、空き巣が侵入する際に発見されにくいのです。
空き巣にとって侵入しにくい家にすることは、家族の安心と財産を守るために非常に重要です。ここからは、実際に被害が起こりやすい時間帯や侵入経路について詳しく解説します。
一軒家の空き巣被害が多い時間帯
一軒家が空き巣被害に遭いやすい時間帯は、一般的に昼間が多いと言われています。警察庁のデータによると、侵入窃盗の被害は午前10時から午後4時の間に集中しています。これは住人が仕事や買い物、学校行事などで家を空けることが多いためです。
夜間は周囲の目が届きにくいと思われがちですが、実際には在宅率が高くなるため空き巣は警戒し、昼間の無人の時間帯を狙う傾向にあります。
また、昼間であっても雨の日や強風の日など、外出を控える人が多い天候の日も狙われやすいと言われています。 空き巣犯は近所を下見して留守の時間帯を把握するため、曜日ごとの外出パターンなども見抜かれることがあります。
そのため、決まった時間帯に不在にすることが多い場合は特に注意が必要です。
一軒家の空き巣の侵入経路
空き巣が一軒家に侵入する際に最も多く利用する経路は、無施錠の窓やガラス破りによる窓からの侵入です。
警察庁の統計でも、窓からの侵入は一戸建住宅における被害全体の半数近くを占めていると報告されています。
中でも多いのが掃き出し窓や勝手口付近の窓で、道路からの視界が遮られる場所や裏手に位置する窓は特に狙われやすいです。
また、玄関ドアも無施錠の場合や簡易錠のみでピッキング対策がされていない場合は狙われる可能性があります。
さらに、2階だから大丈夫と思いがちですが、雨どいや物置を伝って登るケースも実際に発生しており、2階の窓も施錠を怠らないことが重要です。
空き巣犯は下見の際に「どこから侵入すれば短時間で侵入できるか」を重点的に観察しているため、防犯フィルムや補助錠、センサーライトなど複数の対策を組み合わせることが効果的です。
空き巣が嫌がる一軒家の特徴とは？
空き巣犯は下見の段階で侵入しやすい家かどうかを見極めています。防犯意識が高く、侵入に手間がかかる家はリスクが高いと判断され、ターゲットから外されることが多いです。
ここでは、空き巣が特に嫌がる一軒家の特徴について具体的に解説します。自宅に取り入れられる項目があれば、すぐに実践することで防犯性を高めることができるでしょう。
犬や近所付き合いなど人目がある
空き巣犯が最も嫌うのは、人目につくリスクが高い環境です。特に一軒家の場合、周囲に目撃者がいるかどうかは犯行を決定する大きなポイントになります。
例えば、犬を飼っている家は吠えることで侵入者を威嚇し、近隣住民にも異変を知らせるため、空き巣犯にとって大きなリスクとなります。
また、日頃から近所付き合いがあり、住民同士が挨拶や会話を交わしている地域は、不審者が目立ちやすく警戒されやすいため狙われにくい傾向があります。
空き巣犯は下見の際、近所の住民に怪しまれないかも確認しているため、住民同士のつながりが強い地域や防犯パトロールが活発な地域はターゲットから外されることが多いのです。
犬を飼うことは難しくても、近所への挨拶や声かけを習慣化することで、空き巣犯に「この地域は防犯意識が高い」と思わせることができ、侵入抑止につながります。
防犯砂利や防犯フェンスがある
防犯砂利や防犯フェンスを設置することは、一軒家の防犯対策として非常に効果的です。
防犯砂利とは、上を歩くとジャリジャリと大きな音が鳴る特殊な砂利のことで、玄関までのアプローチや庭、勝手口周辺に敷くことで、侵入者が足音を立てないように動くことができなくなります。
空き巣犯にとっては、音を立てることが大きなリスクとなるため、侵入をためらう理由になります。
また、防犯フェンスは物理的な侵入防止だけでなく、「この家はしっかり防犯対策をしている」というメッセージを外部に示す効果があります。
特に高さがあり、上部が外側に湾曲しているフェンスは乗り越えが困難で、空き巣犯が侵入を諦めやすいです。
さらに、フェンスの隙間が少なく登りにくいデザインや、足場になる構造がないものを選ぶとより効果的です。
防犯砂利と防犯フェンスを併用することで、物理的にも心理的にも侵入しづらい家であることを示すことができ、空き巣被害の防止につながります。
防犯ステッカーやセキュリティ会社の契約を示す表示がある
空き巣犯は侵入する前に下見をして、その家の防犯状況を確認します。その際、玄関や門扉、窓ガラスに防犯ステッカーが貼られていると、それだけでターゲットから外すケースが多いと言われています。
特に、ALSOKやSECOMなどのセキュリティ会社と契約していることを示すステッカーは効果が高く、侵入した場合すぐに警備員が駆けつけるリスクがあるため、犯行を断念する大きな理由となります。
また、防犯カメラ設置済みを示すステッカーも有効です。実際にカメラを設置していない場合でも、ステッカーだけで一定の抑止効果がありますが、ダミーだと見破られる可能性もあるため、できれば本物のカメラと併用することが望ましいです。
防犯ステッカーは数百円程度で購入できるため、コストパフォーマンスが高い防犯対策のひとつです。ただし、貼る場所は玄関や門扉など、空き巣が必ず目にする位置に貼るようにし、屋外用の耐候性があるものを選ぶことがポイントです。
ディンプルキーなどのピッキングに強い鍵を使用している
空き巣の侵入手口の中で多いのが、鍵穴を工具で操作して開けるピッキングです。従来のディスクシリンダー錠やピンシリンダー錠は構造が単純で、特殊な工具を使えば短時間で開錠できてしまいます。
しかし、ディンプルキーは複雑な構造になっており、ピッキングで開けることがほぼ不可能とされています。
ディンプルキーとは、鍵の表面に複数のくぼみがあるタイプで、複雑な構造と精密な作りにより複製も難しく、防犯性能が高いことが特徴です。
また、最近ではCP認定（防犯建物部品）のシリンダーを採用することで、より高い防犯性が確保できます。
空き巣犯は侵入に時間がかかることを嫌うため、ディンプルキーなどのピッキングに強い鍵を設置することで「この家は簡単に開けられない」と判断され、狙われにくくなります。
ディンプルキーについて詳しく知りたい方は以下記事をご覧ください。
二重ロックや補助錠で侵入に時間がかかる
空き巣犯は侵入にかかる時間を重要視しており、5分以上かかる場合は約7割が犯行を諦めるというデータがあります。
そのため、玄関や窓に二重ロックや補助錠を設置して、解錠にかかる時間を延ばすことは非常に有効です。
二重ロックとは、玄関ドアにメインのシリンダー錠とは別に、サムターン式や電子錠などもう一つ鍵を追加する方法です。
補助錠は、サッシ窓に取り付ける簡易的なロックで、ガラス破り対策と併用することでさらに防犯性が高まります。
空き巣犯は無施錠や単純構造の鍵を狙う傾向があるため、複数のロックがある家は手間がかかり、犯行が露見するリスクが高いと判断してターゲットから外すことが多いのです。
二重ロックについては以下記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
防犯カメラやセンサーライトがある
防犯カメラやセンサーライトの設置は、空き巣犯にとって大きな抑止力になります。
防犯カメラは、侵入経路となりやすい玄関前、勝手口、裏庭などに設置することで「録画されるリスクがある」と思わせ、犯行を断念させる効果があります。
警察庁などの調査でも、防犯カメラがある家は空き巣犯が避ける傾向が強いと報告されています。
また、夜間の防犯にはセンサーライトが非常に有効です。人感センサー付きライトは、侵入者が近づくと突然点灯するため驚かせることができ、周囲にも不審者の存在を知らせることができます。
さらに、カメラとセンサーライトを組み合わせて設置することで、防犯効果が倍増します。最近ではスマートフォンと連動して映像を確認できる防犯カメラも普及しており、外出先から自宅の状況をチェックできるため安心感も高まります。
一軒家でもできる空き巣対策
空き巣被害を防ぐためには、家の構造や立地条件に合わせて具体的な防犯対策を講じることが大切です。
ここでは、今日からでも取り入れられる一軒家向けの具体的な防犯対策を解説します。
玄関や窓の鍵を強化する
玄関や窓の鍵を強化することは、一軒家における最も基本的かつ重要な防犯対策です。空き巣犯は短時間で解錠できる家を選ぶため、鍵の構造を複雑にして侵入に時間がかかるようにすることが効果的です。
例えば、玄関ドアにはディンプルキーやCP認定錠などピッキングに強い鍵を採用することが望ましいです。
また、ワンドア・ツーロック（二重ロック）にすることで、解錠にかかる時間を2倍に増やせます。
窓については、補助錠を取り付けることでサッシ窓のクレセント錠だけの場合よりも開錠に手間がかかるため有効です。
以下記事では鍵交換の費用について解説しています。ぜひご覧ください。
防犯フィルムを貼る
防犯フィルムを窓ガラスに貼ることは、空き巣対策として非常に有効です。
空き巣犯の侵入手口で多いのが、窓ガラスを割ってクレセント錠を開ける「ガラス破り」ですが、防犯フィルムを貼ることでガラスが割れてもフィルムが破れにくく、穴を開けるのに時間がかかるため犯行を諦めさせる効果があります。
警察庁や防犯協会でも、防犯フィルムの導入を推奨しており、CPマーク付きの防犯フィルムは試験で一定以上の防犯性能が認められています。
注意点としては、薄い飛散防止フィルムとは異なり、防犯性能の高い厚手のフィルムを選ぶこと、そして施工は専門業者に依頼することで確実な効果を得られます。
特に掃き出し窓や勝手口付近など侵入リスクが高い窓には優先して導入しましょう。
防犯カメラを設置する
防犯カメラを設置することは、空き巣犯に対する大きな心理的抑止力となります。空き巣犯は下見の際に侵入リスクを慎重に判断するため、防犯カメラがある家は証拠を残す可能性が高く、ターゲットから外されることが多いです。
特に玄関前や勝手口、裏庭など死角になりやすい場所にカメラを設置することで、「どこから侵入しても録画される」という印象を与えられます。
また、インターネット回線を使用したクラウド保存型カメラであれば、映像が消去される心配もなく安心です。
ダミーカメラでも一定の抑止効果はありますが、プロの空き巣犯には見破られることがあるため、実際に録画できるカメラを設置することをおすすめします。
さらに、設置後は防犯カメラ作動中のステッカーを玄関や門扉に貼ることで、空き巣犯への威嚇効果を高めることができます。
センサーライトを取り付ける
センサーライトの設置は、一軒家における防犯対策として非常に効果的です。センサーライトは人の動きを感知して自動で点灯するため、夜間に侵入を試みる空き巣犯を驚かせ、心理的に大きなプレッシャーを与えます。
特に玄関、勝手口、裏庭、駐車場など暗くなりやすい場所や死角になりやすい場所に設置することで、防犯効果を最大限に発揮できます。
また、近隣住民に不審者の存在を知らせる役割もあるため、地域全体の防犯意識向上にもつながります。
最近ではLEDタイプで電気代が安く、電池式やソーラー式など配線工事不要の製品もあるため、場所を選ばず取り付けやすくなっています。
ただし、設置する際は通行人や近隣住宅に直接光が当たらない位置や角度に調整することが大切です。
防犯砂利を敷く
防犯砂利は、一軒家の庭や玄関アプローチ、勝手口周辺などに敷くことで高い防犯効果を発揮します。
人目を避けたい空き巣犯は、足音を立てることを非常に嫌がるため、防犯砂利が敷かれている家はターゲットから外されやすいのです。
敷く際は人が通る可能性のある経路や死角になりやすい場所、窓や勝手口周辺に重点的に敷設することで効果を最大限に引き出せます。
また、景観を損なわないようにカラーバリエーションが豊富な商品もあり、防犯性と外観デザイン性を両立できる点も魅力です。
シャッターを取り付ける
窓や勝手口にシャッターを取り付けることは、一軒家における防犯対策として非常に有効です。
シャッターは物理的に窓を覆うため、ガラス破りによる侵入を防ぐだけでなく、侵入にかかる時間を大幅に延ばすことができます。
特に掃き出し窓や1階の大きな窓は、空き巣犯にとって格好の侵入口となるため、シャッターを取り付けることで狙われにくくなります。
また、シャッターには手動式と電動式があり、電動式であれば防犯だけでなく、台風などの災害時にも窓ガラスを守る役割を果たします。
さらに、外出時や夜間はシャッターを閉めておくことで、外から室内の様子が見えなくなり、留守を悟らせない効果もあります。
設置の際は、鍵付きで耐久性の高い製品を選ぶことで防犯性をより高めることができます。
防犯ステッカーやセキュリティ会社契約表示を貼る
防犯ステッカーやセキュリティ会社の契約表示を目立つ場所に貼ることは、簡単にできる効果的な防犯対策の一つです。
空き巣犯は下見の段階で侵入リスクを見極めますが、防犯意識が高いことを示すステッカーや契約表示がある家は、犯行が発覚する可能性が高いと判断して避ける傾向があります。
ただし、ステッカーを貼る場所は玄関ドア、門扉、勝手口付近など空き巣が目にしやすい位置を選び、屋外用の耐候性がある製品を選ぶことが重要です。
スマートロックを導入する
スマートロックは近年注目されている防犯アイテムで、一軒家の防犯性を高めるうえで非常に有効です。
スマートロックとは、スマートフォンやICカード、暗証番号などで施錠・解錠ができる電子錠のことで、物理鍵を使わないためピッキング被害に遭うリスクを減らせます。
外出先からスマートフォンで施錠状況を確認できるモデルもあり、鍵の閉め忘れに気づいたときでも遠隔操作で施錠できるため安心です。
また、オートロック機能がついている製品を選べば、帰宅時に鍵を閉め忘れる心配もなくなります。ただし、電池切れ対策として電池残量を常に確認すること、非常時には物理鍵でも開けられるようにしておくことが重要です。
スマートロックについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
少しの外出でも施錠する
空き巣被害を防ぐためには、日常の習慣を見直すことが非常に重要です。その中でも特に大切なのが、近所への買い物やゴミ出しなど短時間の外出でも必ず施錠することです。
空き巣犯は無施錠の家を狙う傾向が強く、玄関や窓が開いている短いタイミングを見逃しません。実際に、被害に遭った人の中には「ほんの数分だから大丈夫だと思った」と話すケースが多く、空き巣犯にとって無施錠の家は絶好のターゲットです。
また、在宅中であってもトイレや風呂、二階にいるときに玄関や勝手口が無施錠だと侵入される危険があります。
空き巣犯は在宅侵入にも躊躇がなく、住人が気づかない隙に財布やスマホなどを盗むケースも報告されています。
こうした被害を防ぐためにも、家にいるときでも外出時と同じように施錠を徹底することが大切です。日頃から鍵は必ず閉める習慣を家族全員で共有し、無施錠状態を作らないよう心がけましょう。
死角をなくす工夫をする
一軒家における防犯対策で見落とされがちなのが、敷地内や家周辺にある死角の存在です。
空き巣犯は侵入の際、人目に付かない死角を好むため、家の周囲に死角が多いほどターゲットになりやすくなります。
例えば、庭の植栽が伸び放題になっていたり、物置やフェンスが視界を遮る位置に設置されていると、空き巣犯が隠れやすくなります。
これを防ぐためには、まず庭木や植え込みは定期的に剪定して視界を確保することが大切です。
また、物置やゴミ置き場など大型のものは道路から見える位置に置き、隠れ場所にならないよう配置を工夫しましょう。
さらに、家の裏側や勝手口周辺にはセンサーライトや防犯カメラを設置し、人が近づくとすぐに明るくなる環境を作ることも効果的です。
死角をなくすことは防犯だけでなく、近隣住民の目にも入りやすくなるため、地域全体の防犯意識向上にもつながります。
一軒家の空き巣対策にかかる費用相場
空き巣対策を実施するうえで、どの程度の費用がかかるのかは多くの方が気になるポイントでしょう。
ここでは、防犯設備ごとの費用目安を詳しく解説します。予算や自宅の状況に合わせて優先順位をつけ、無理なく防犯対策を進める参考にしてください。
センサーライト：2,000円〜5,000円
センサーライトは比較的安価で導入できる防犯設備のひとつです。ホームセンターやネット通販で2,000円〜5,000円程度で購入可能で、DIYで取り付けられるモデルも多いため工事費も抑えられます。
設置場所は玄関、勝手口、庭、駐車場など侵入経路になりやすい箇所が効果的です。
防犯フィルム：15,000円〜30,000円/窓
防犯フィルムは窓1枚あたり15,000円〜30,000円程度が相場です。
飛散防止フィルムより厚みがあり、ガラス破りを防ぐためにはCP認定品など防犯性能の高いフィルムを選ぶことが重要です。
施工は専門業者に依頼することで、剥がれや気泡の心配がなく、最大限の防犯効果を得られます。
防犯砂利施工：1㎡あたり3,000円〜5,000円
防犯砂利の施工費用は1㎡あたり3,000円〜5,000円程度です。
材料のみで購入する場合は1,500円前後からあり、DIYで敷設すればコストを抑えられます。歩くと大きな音がするため、侵入者に心理的プレッシャーを与える効果があります。
補助錠：3,000円〜10,000円
補助錠は窓や玄関ドアに後付けで設置できる防犯グッズで、価格は3,000円〜10,000円程度です。
鍵専門店やホームセンターで購入でき、DIYで取り付け可能な製品も多く、低コストで侵入にかかる時間を延ばせるため、コスパの良い防犯対策と言えます。
ディンプルキーの交換：15,000円〜30,000円
玄関の鍵をディンプルキーに交換する場合、1箇所あたり15,000円〜30,000円程度かかります。
ピッキングに強く、防犯性能が高いため、鍵交換を検討する際は最優先で導入したい対策です。
防犯カメラ設置：5万〜10万円
防犯カメラは本体価格と設置工事費を含めて5万円〜10万円程度が相場です。最近ではWi-Fi接続型でスマートフォンから映像確認できる製品も普及しています。
ダミーカメラより実物を設置する方が確実な抑止力になるため、予算に余裕があれば検討してください。
シャッター設置：5万円〜20万円
シャッターは小窓用で5万円程度から、掃き出し窓用は15万円〜20万円程度が目安です。
物理的に窓を覆うため、防犯性が大幅に向上し、災害対策にもなります。特に裏側や人目につきにくい窓に取り付けると効果的です。
ホームセキュリティ：初期5万円前後＋月額3,000円〜6,000円
ALSOKやSECOMなどのホームセキュリティサービスは、初期費用が5万円前後、月額費用が3,000円〜6,000円程度かかります。
警備会社による駆けつけサービスがあるため、最も安心度の高い防犯対策です。
一軒家の空き巣対策はキーレスキューサービスにご相談を！
ここまで、一軒家が空き巣に狙われやすい理由と、空き巣が嫌がる家の特徴、そして具体的な防犯対策や費用相場について詳しく解説してきました。
一軒家はマンションと比べて周囲の目が届きにくく、死角も多いため、防犯意識が低いままだと空き巣のターゲットになりやすい傾向があります。
しかし、鍵や窓の強化、防犯フィルム、センサーライトや防犯カメラの設置、防犯砂利やシャッターなど、複数の対策を組み合わせることで空き巣犯に「この家は侵入リスクが高い」と思わせることができます。
さらに、日頃から少しの外出でも施錠する、庭の死角をなくす、近所付き合いを大切にするなど、生活習慣面での防犯意識向上も重要です。
もし、鍵での防犯対策をご検討されていたらキーレスキューサービスまでご相談ください。キーレスキューサービスでは、見積り・出張費無料で鍵トラブルを解決いたします。
防犯性能が高い鍵に交換したいというご要望はもちろん、この鍵でも大丈夫？といった鍵のお悩み事のご相談も受け付けております。鍵のことでしたらキーレスキューサービスにお任せください。
