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一軒家の鍵交換費用はいくら?種類別の相場と費用を安く抑えるコツを解説!

更新日:2025/10/14
鍵の種類別に解説! 一軒家の鍵交換費用 費用を安く抑えるコツとは?

この記事でわかること

  • 一軒家の鍵交換にかかる種類別の費用相場
  • 鍵交換費用の内訳と料金が高くなる主な要因
  • 鍵交換費用を安く抑える方法
  • 自分で鍵を交換する際の手順と注意点
  • 一軒家の玄関に最適なおすすめの鍵
金城 甫(きんじょう はじめ)

記事監修者

名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー

これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。

一軒家の鍵交換は防犯対策やトラブル時の安心のために欠かせない作業です。「鍵が古くなって回りづらい」「防犯性を高めたい」「引っ越し後に前の住人の鍵を使いたくない」など、交換の理由はさまざまあります。

しかし、実際に依頼しようとすると、「費用はいくらかかるの?」「どんな鍵を選べばいいの?」と迷う方が多いのではないでしょうか。

本記事では、一軒家の鍵交換にかかる費用相場や内訳、料金が高くなるケース、安く抑えるコツまでをわかりやすく解説します。

また、自分で交換する手順やおすすめの鍵も紹介するので、これから鍵交換を検討している方はぜひ参考にしてください。

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一軒家の鍵交換費用の相場はいくら?

一軒家の玄関ドアの鍵交換費用は、使用している鍵の種類や防犯性能、作業内容によって大きく変動します。

ここでは、代表的な鍵の種類ごとに交換費用の目安を紹介します。

ピンシリンダーの交換費用相場

ピンシリンダー

ピンシリンダーは、古い一軒家や勝手口などによく使われる最もシンプルな構造の鍵です。構造が単純な分、部品代・作業費ともに安く抑えられるのが特徴ですが、防犯性は高くありません

ただ、現行のピンシリンダーにはピッキング対策が施されているタイプもあります。

交換費用の相場は15,000円~25,000円です。

ディスクシリンダーの交換費用相場

ディスクシリンダー錠

ディスクシリンダーは、円盤状のディスクを回転させて解錠するタイプで、1990年代までの住宅で多く採用されていました。

かつては主流だったものの、ピッキング被害が多発したことから現在は製造は中止されています。

交換費用の相場は15,000円~25,000円です。

ディスクシリンダーについて詳しく知りたい方は以下記事をご覧ください。

ロータリーディスクシリンダーの交換費用相場

MIWA U9

ロータリーディスクシリンダーは、従来のディスクシリンダーを改良し、ピッキング耐性を高めたタイプです。内部の円盤が回転する構造で、精密な加工により不正解錠が困難になっています。

防犯性の高さを持ちながらも、ディンプルキーよりも費用が安いため、コストパフォーマンスに優れた鍵であるといえます。

なるべく費用を抑えつつ、最低限の防犯性を確保したい一軒家におすすめです。

交換費用の相場は20,000円~30,000円です。

ディンプルキーの交換費用相場

GOAL V18

ディンプルキーは、鍵の表面に小さなくぼみ(ディンプル)があるタイプで、ピン構造が複雑なためピッキングに極めて強く防犯性が高いのが特徴です。

代表的なモデルとして、美和ロックの「PR」やGOALの「V18」などがあります。

防犯性を最重視する家庭や、空き巣対策を強化したい一軒家におすすめです。

交換費用の相場は35,000円~60,000円です。

ディンプルキーの交換費用相場は以下記事でも詳しく解説しています。併せてご覧ください。

電子錠の交換費用相場

epic

電子錠は物理的な鍵を使わず、暗証番号ICカードスマートフォン指紋認証などで解錠するタイプの鍵です。

鍵を持ち歩く必要がなく、鍵の閉め忘れや紛失リスクを防げることができ、鍵穴がないためピッキング対策にもなります。

防犯と利便性を両立したい一軒家におすすめの鍵です。

交換費用の相場は50,000円~90,000円です。

電子錠については以下記事でも解説しています。併せてご覧ください。

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鍵交換費用の内訳は?

一軒家の鍵交換費用は、部品代・作業費・出張費の3つが基本構成となります。

ここでは、それぞれの費用項目と金額の目安をわかりやすく解説します。

作業費

業者に依頼した場合に必ずかかる費用の一つです。相場は6,600円〜15,000円程度です。

作業内容には、既存シリンダー(鍵穴)の取り外し、新しい鍵の取り付け、動作確認、扉の位置調整などが含まれます。

弊社キーレスキューサービスの場合、作業費は11,000円~となっております。

部品代

部品代も業者に依頼した場合に必ずかかる費用の一つで、鍵の種類や防犯性能によって大きく変動する項目です。

同じメーカーでもグレードによって価格差が大きく、たとえば美和ロックのU9よりPRシリーズの方が倍近い価格差があります。

出張費

業者が現場まで訪問して作業を行うための費用で、2,000〜8,800円前後が一般的な相場です。遠方の場合は、距離に応じて+2,000〜3,000円の加算となることもあります。

業者によって、出張費がかかる業者とかからない業者が存在するので、依頼する前に費用の内訳をしっかりと確認しておくことが大切です。

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一軒家の鍵交換費用が高くなるケース

一軒家の鍵交換は、鍵の種類や作業内容によって料金が大きく変動します。ここでは、実際に費用が高くなりやすい代表的なケースをご紹介します。

夜間や早朝に依頼する場合

夜間や早朝などに鍵交換を依頼すると、割増料金が上乗せされるのが一般的です。

夜間や休日は対応可能な業者が限られるため、「深夜対応OK」とうたう業者を選ぶと安心ですが、事前に深夜料金の有無を確認しておくことが大切です。

防犯性の高い鍵に交換する場合

ディンプルキーなどの防犯性の高い鍵は、内部構造が複雑で部品代そのものが高額になります。特にKABA社のディンプルキーは最高級の防犯性を誇り、一般的なディンプルキーよりも高い傾向です。

ドアなどに加工が必要な場合

新しい鍵が既存のドアや錠前と合わない場合、扉本体に加工を加える必要があります。この作業には追加の作業費が発生します。

例えば、古いドア枠に最新の電子錠を取り付ける際には、穴あけ・拡張作業が必要になることが多く、時間も通常より長くかかります。

こうした場合は、事前に「適合する型番かどうか」を業者に確認し、加工費用の有無を見積もり時にチェックしておくと安心です。

錠ケースごと交換が必要な場合

鍵の不具合がシリンダー部分だけでなく、内部の錠ケース(ラッチやデッドボルト部分)にまで及んでいる場合は、シリンダーのみの交換では解決しません。

この場合、錠ケースごとの交換が必要になり、部品代・作業費ともに増加します。 特に経年劣化によって内部部品が摩耗していると、シリンダーだけ新しくしてもスムーズに動作しないことがあります。

見積もり時に必ず、交換範囲を明確にしてもらうことが大切です。

複数箇所を同時に交換する場合

玄関と勝手口、または玄関のシリンダーを2箇所など、複数箇所の鍵を同時に交換する場合、総額は当然高くなります。

基本的に鍵屋のサイトに掲載されている鍵交換の料金は1箇所の金額なので、2箇所になれば単純に費用が倍になります。

悪質業者に依頼してしまった場合

鍵交換のトラブルで最も注意すべきなのが、悪質業者による高額請求です。インターネット広告で「出張費0円」「格安〇〇円〜」とうたっていても、現場で「部品が特殊」「追加工事が必要」などと理由をつけ、最終的に3〜5万円以上を請求されるケースがあります。

こうしたトラブルを避けるには、相見積もりを取る口コミを確認する料金表が明示されている業者を選ぶことが基本です。

信頼できる会社を選べば不当請求のリスクを大きく減らせます。

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一軒家の鍵交換費用を安く抑えるコツ

一軒家の鍵交換費用は状況によっては高くなりますが、ポイントを押さえることで無駄な出費を抑えることが可能です。

特に「どの業者に頼むか」「どの鍵を選ぶか」「依頼するタイミング」はコストを大きく左右する要素です。

ここでは、実際に費用を安く抑えるための具体的なコツを紹介します。

複数の業者に見積りを依頼する

見積書

鍵交換を依頼する際は、必ず複数の業者に見積もりをとることが重要です。同じ内容の作業でも、業者によって5,000円〜10,000円以上の価格差が出ることは珍しくありません。

特に「一律料金」ではなく、「部品代+作業費+出張費」で構成される見積もりは、内訳を確認することで不透明な追加費用を防げます。

比較サイトや口コミで評判を確認し、見積もり内容が明確な業者を選ぶのが失敗しないコツです。

必要以上に高性能な鍵を選ばない

防犯性能が高い鍵ほど、構造が複雑で価格も上がります。確かにディンプルキーや電子錠は安全性が高いですが、地域や住環境によっては過剰な場合もあります。

例えば、周囲の住宅が密集していて侵入リスクが低い場合や、防犯カメラやセンサーライトを併用している場合は、標準的なロータリーディスクシリンダーでも十分です。

無理に最新型や高級モデルを選ぶよりも、「防犯性能とコストのバランス」を重視することがポイントです。

火災保険を活用する

意外と知られていませんが、火災保険や住宅保険の補償内容によっては、鍵の破損・盗難による交換費用が補償対象になる場合があります。

特に「盗難被害」「空き巣被害」「鍵の破壊」が原因で交換が必要になった場合、保険金で修理・交換費用をまかなえるケースがあります。

契約中の保険証券を確認し、「鍵の修理・交換が対象か」「自己負担額はいくらか」をチェックしておきましょう。

補償を活用すれば、実質的な自己負担額を大幅に減らせる可能性があります。

保険については以下記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

補助金や助成金を活用する

自治体によっては、防犯対策の一環として補助金を提供している地域があります。対象となる設備には、鍵の交換・補助錠の取り付け・防犯カメラ設置などが含まれる場合があります。

助成額は工事費の1/2(上限1万円〜3万円程度)が多く、条件を満たせば実質負担を軽減できます。申請には、業者の見積書・施工証明書・領収書などが必要です。

市区町村の公式サイトで防犯関連補助制度を確認し、工事前に申請しておくとスムーズです。

助成金などについては以下記事で解説しています。併せてご覧ください。

自分で鍵交換をする

DIY

DIYで鍵を交換することで、作業費や出張費を節約できます。ホームセンターや通販サイトでは、主要メーカーの交換用シリンダーが販売されており、基本的な工具(ドライバーなど)があれば作業可能です。

ただし、失敗すると正常に動作しない場合があるので、少しでも不安がある場合は業者に依頼する方が安全で確実な方法です。

自分で交換する方法については次項で解説していますが、以下記事でも解説しています。併せてご覧ください。

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自分で鍵交換をする方法

鍵交換を業者に依頼せず、自分で行うことで費用を大幅に節約できます。特に既存のドアに合った交換用シリンダーを購入すれば、工具さえあれば作業可能です。

ここでは、基本的な交換手順について紹介します。

シリンダーのみ交換する手順

もっとも一般的な方法が、ドアノブや錠前本体はそのまま残して、シリンダー(鍵穴部分)だけを交換する方法です。

手順は以下の通りです。

1.ドア側面に取り付けられているフロントプレートを固定しているネジを外し、フロントプレートを取り外します。

2.フロントプレートを外すとシリンダーを固定しているピンが見えるので、マイナスドライバーでピンを外してシリンダーを取り外します。

3.交換用のシリンダーを取り付けピンを差し込んで固定します。

4.フロントプレートを取り付けネジで固定します。最後に動作確認を行い作業完了です。

錠前ごと交換する手順

1.ドア側面のフロントプレートを固定しているネジを外し、フロントプレートを取り外します。

2.シリンダーを固定しているピンを外し、シリンダーを取り外します。

3.サムターン(室内側のつまみ)を固定しているピンを外し、サムターンを取り外します。

4.室内側のハンドルを固定しているネジを外し、室内側・室外側のハンドルを取り外します。

5.丸座カバーを外し、丸座のネジを外して丸座を取り外します。

6.錠ケース(ラッチやデッドボルトを収めたケース)を固定しているネジを外し、錠ケースを取り外します。

7.逆の手順で交換用の部品を取り付けていきます。最後に動作確認を行い作業終了です。

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一軒家の玄関におすすめの鍵

一軒家の鍵交換を検討する際は、「防犯性」「耐久性」「使いやすさ」の3点を重視することが大切です。

特に戸建てはマンションと違い共用エントランスがないため、侵入者が直接玄関ドアにアクセスできる環境にあるため、防犯性能の低い鍵を使い続けるのは非常に危険です。

ここでは、国内で信頼性が高く、多くの業者やホームセンターで取り扱われているおすすめの鍵を紹介します。

MIWA PRシリンダー

MIWA PRシリンダー

美和ロック(MIWA)のPRシリンダーは、内部に2WAYロータリーディスク構造を採用しており、ピッキングやドリル攻撃などあらゆる不正解錠に強いのが特徴です。

合鍵の作成には所有者カードの提示が必要で、第三者が勝手に複製することはできません。価格帯は約20,000〜30,000円前後で、防犯性能とコストのバランスが取れた万能モデルです。

玄関だけでなく勝手口や裏口にも対応しており、全国の鍵業者で交換が可能です。信頼性・耐久性・供給性の3拍子が揃った定番の一軒家向けモデルです。

GOAL V18シリンダー

GOAL V18

GOAL(ゴール)のV18シリンダーは、国内最高クラスの防犯性能を誇るディンプルキーです。18本のピンと複雑な回転構造により、理論鍵違い数はなんと120億通り以上あります。

ピッキングはもちろん、破壊や焼き切りにも極めて強く、空き巣対策として非常に優れています。また、鍵の差し込みが滑らかで操作性が良く、長期間使用しても摩耗しにくいのが特徴です。

費用の目安は25,000〜35,000円前後とやや高めですが、防犯性能を最優先したい家庭に最適なモデルです。

MIWAと並ぶ国内2大ブランドとして、多くの一軒家で採用されています。

ALPHA edロック PLUS

edロック PLUS

ALPHA(アルファ)のedロック PLUSは、暗証番号・ICカード・スマートフォンアプリで施錠解錠ができる電子錠です。

物理的な鍵を持ち歩く必要がなく、鍵の紛失や閉め忘れを防げます。後付け対応のため、既存のドアにも簡単に設置できる点が人気です。

費用の目安は35,000〜50,000円前後で、工事費を含めても電子錠としては比較的手頃な価格帯です。

家族ごとに異なる解錠方法を設定できるため、共働き世帯や子どものいる家庭にも向いています。利便性と防犯性を両立したい場合に最適な選択肢です。

WEST 917シリンダー

WESTの917ディンプルシリンダー

WEST(ウエスト)の917シリンダーは、国内老舗メーカーによる高防犯ディンプルキーです。5列ピン構造を採用し、鍵違い数は1,000億通り以上あります。

滑らかな操作性と高い耐久性を兼ね備え、長期使用でも動作が安定しています。

交換費用の目安は20,000〜30,000円前後で、MIWAやGOAL製品と互換性があるモデルも多く、リプレイス用としても選ばれています。

コストと防犯性のバランスが良く、シンプルで堅実な防犯対策を求める一軒家におすすめです。

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一軒家の鍵交換費用は、鍵の種類や作業内容によって幅広く変動します。費用を左右する主な要因は、部品代・作業費・出張費の3つです。

夜間や休日の依頼、防犯性の高い鍵の導入、ドア加工が必要なケースでは、料金が高くなる傾向があります。

反対に複数業者で見積もりを比較する・互換性のある鍵を選ぶ・火災保険や補助金を活用するなどの工夫で、出費を抑えることも可能です。

一軒家の鍵交換は、防犯性と快適性を両立させる住まいづくりの第一歩です。費用の仕組みを理解し、自分の生活スタイルに合った最適な鍵を選びましょう。

もし、一軒家の鍵交換をご検討されていればキーレスキューサービスまでご相談ください。キーレスキューサービスでは見積もり・出張費無料で現場に駆け付けます。

鍵のことで何かお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。

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