鍵の交換はどこに頼むのが正解?頼れる業者の選び方や鍵交換の費用相場をご紹介!
この記事でわかること
- 鍵交換ができる業者
- 安心できる業者の選び方
- 鍵交換の費用相場
記事監修者
名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
鍵が壊れたり防犯対策として交換が必要になったとき、「どこに頼むのが正解か」でお悩みの方は少なくありません。
特に初めて鍵の交換を検討している方は、業者の数が多すぎてどこに頼めばよいか分からないと思います。
本記事では、鍵交換ができる業者、信頼できる業者の選び方、鍵交換の費用相場について解説します。最適な選択をするためのポイントを押さえて、スムーズに鍵交換を進めましょう。
鍵交換はどこでできる?
鍵交換というと鍵屋では?と思われる方が多いかもしれませんが、弊社のような出張専門の鍵屋だけではありません。
出張専門の便利屋であったり、取り付けや交換サービスを行っているホームセンター、ドアメーカー(サッシメーカー)、ドアを取り付けた工務店など、修理交換を依頼できるところはいくつかあります。
各業者について詳しく見ていきましょう。
メーカーや工務店
最近のドアはリクシル(旧トステム)や、YKK AP といったサッシメーカーが製造していることも多く、シリンダー(鍵穴)なども、各メーカーの仕様に合わせたものを鍵メーカーが製造しています。
ドアメーカーはリクシルのように直接インターネットから依頼できるところもありますが、YKK AP のように建築会社・工務店・販売店に問い合わせて欲しい、としているところもあります。
鍵メーカーは各地に認定サービス店を設けており、地域に根づいた鍵屋さんや金物屋さんなどが代行店であることも多いです。
料金に関しては、出張専門の鍵屋と大差なさそうだと感じさせられるメーカーもあれば、異様に高い、と評されているところもあります。
以下のような方はメーカーや工務店に依頼するのがおすすめです。
- 同じリクシルやYKK APの鍵にしたい
- 外観を変えたくない
- リフォームもまとめて依頼したい
便利屋
街の便利屋さんやネットで手配できる便利屋さんの利点はすぐに来てくれる、といったところでしょうか。
ただ、鍵屋ほど専門家として頼れるのか、という点に関しては明確なことは言えません。ホームページで施工事例や作業の紹介をしているところであれば、安心して依頼ができるでしょう。
以下のような方は便利屋に依頼するのがおすすめです。
- 今すぐ交換したい
- とにかく費用を安く抑えたい
ホームセンターや個人業者
カインズではリフォームサービスの枠内で鍵交換や鍵修理を提供しています。
また、DCM(旧ホーマック)では「住まいるヘルパー」という生活支援サービスを提供しており、そのなかに鍵交換サービスが含まれています。ケーヨーデイツーでもこのDCMが提供しているサービスが利用できます。
ただ、どの程度の専門家が来てくれるのかは明記されていませんので、内容によってはできない作業もあると考えたほうがよさそうです。
ネット検索などで見つかる個人業者も同様で、可能な作業に限度があるかもしれません。
以下のような方はホームセンターや個人業者に依頼するのがおすすめです。
- 店舗を構えている業者に任せたい
- 費用を抑えたい
ホームセンターで鍵を買って自分で交換する方法については以下の記事で解説しています。併せてご一読ください。
DIY
自身の技術力や工具の準備が必要ですが、DIYで行うのも選択肢の一つです。
鍵交換をDIYで行う場合、ホームセンターやオンラインショップで鍵を購入し、付属の説明書に従って取り付けを進めるかたちになります。
ただし、鍵の種類によっては取り付けが難しく、細かな調整が必要になることもあります。取り付け方を間違えると、施解錠がうまくいかないことがあるので、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
以下のような方は自分で交換するのがおすすめです。
- 費用を少しでも抑えたい
- DIYに慣れている
- 業者の人が自宅に来るのを避けたい
自分で鍵を交換する方法については以下の記事をご一読ください。
鍵屋
鍵のことになるとやはり専門知識や施行経験の豊富な鍵屋が頼りになります。特に自宅近くにあり、信頼関係がある鍵屋は重宝するでしょう。
先述の通り、地域で店舗を構えている鍵屋の多くは鍵メーカー認定のサービス代行店として登録されていたりもします。
出張鍵屋は実店舗がないところが殆どですが、そのぶん即日の交換などにも対応できるよう、豊富な車載在庫を持っていたりします。
また、出張鍵屋は即日対応が必要な場面が多いこともあって、選択肢が少なくても何とか機転を利かせてその日のうちに解決できるスキルを持っています。
以下のような方は鍵屋に依頼するのがおすすめです。
- すぐに交換してほしい
- 短時間で作業をしてほしい
- 多少費用が高くても技術がしっかりしているところにお願いしたい
頼れる業者を選ぶには?
鍵交換を依頼する業者が決まったら、次は具体的にどこへ依頼するのかを決めなくてはなりません。
ここでは、業者を選ぶ際に重要なポイントを見ていきましょう。
料金の内訳を確認する
まず大事なのは料金です。鍵屋は一般的に「作業料金+部品代」という構成ですが、これに出張費やその他の諸経費がかかる場合もあります。
いずれにせよ、優良で長く続いている鍵屋は作業前にしっかりと見積書を作成し、それ以上の料金を請求することはない、としているものです。
「鍵交換」の費用を左右するのは部品代です。作業代がいくら11,000円だと判明していても、ここに10,000円追加されるのと30,000円追加されるのとでは総額が大きく違ってきます。
また、鍵屋などでは常識として扱われていることですが、作業費も部品代も普通、1箇所分の料金です。交換するシリンダーが2つある場合は、料金が2倍になると考えなくてはなりません。
見積の段階で「何にいくらかかるのか」をきちんと説明できる業者であれば、安心して依頼することができます。
逆にそういったことをきちんと説明せずに作業を始めようとする業者は要注意です。
キャンセル料などの作業にかかる費用以外を確認する
業者によっては、相見積もりをして違う業者にします、とキャンセルした場合、キャンセル料金が必要になることがあります。
キャンセル料金の有無は、まともな業者であれば必ずホームページのどこかに記載してあります。
弊社のようにキャンセル料金の設定がないところもありますし、キャンセルした場合、出張費だけ頂きます、というところもあるでしょう。
詳細がわかりにくい場合は必ず見積りに来て貰う前に電話などで確認しておきましょう。
オペレーターや作業員の対応を確認する
問い合わせの段階で丁寧に対応してくれるかどうかを確認すると、信頼度を測る材料になります。
特に質問に対して分かりやすく説明してくれるオペレーターであれば、依頼後も安心感が得られるはずです。
また、作業員の接客態度も判断基準になります。身だしなみが整っているか、作業の内容や費用について具体的に説明をしてくれるかなども注視するポイントです。
対応が雑だったり高圧的な態度をとるなどの不安を感じさせる言動があれば、その業者は避けておくのが無難です。
実績があるか確認する
依頼する業者が十分な実績を持っているかどうかを確認することが大切です。
実績が多い業者は、様々な種類の鍵や状況に対応した経験を積んでいるため、安心して作業を任せられます。また、技術力やサービスの質が評価され、信頼されている可能性が高いといえます。
実績を確認するには、ホームページや口コミサイトを活用して過去の施工事例や顧客の声をチェックしてみましょう。
過去にどのような案件を対応してきたかが明確であれば、依頼前の不安も軽減されるでしょう。また、業者が公開している実績数や対応地域の広さなども、選ぶ際の判断材料となります。
アフターフォローや保証の有無を確認する
業者の決め手のひとつがアフターフォローや保証の有無です。
キーレスキューサービスでは作業の保証と商品の保証どちらも提供していますが、商品保証は通常、ネットショップなどでシリンダーを購入した際にはついてきません。
商品は通常、厳しい検査を経て市場に出ていますが、稀に初期不良が発生することもあります。取り付けたあと、商品側の初期不良などで交換が必要になったとき、商品保証があれば無料で交換してもらえます。
また、鍵屋スタッフも毎回、しっかりと作業を完了してお客様による動作確認も頂くものですが、やはりしばらくしてからまた不具合が起こったりすることがあります。そのようなときに有用なのが作業内容の保証です。
作業料金が安くても、後日何かあったときにアフターフォローがないのは心配、という方は、保証などを提供している業者を選ぶのが良いでしょう。
資格の有無を確認する
鍵交換など錠前に関する作業をするために必要な国家資格のようなものはありませんが、「錠前技士」や「鍵師」といった、業界で知られている認定試験を受けて授与される資格はあります。
鍵屋の場合は防犯設備士の資格を持つスタッフがいたりすることも多く、便利屋さんでも防犯対策などに強いところでは有資格者がいるかもしれません。
スタッフが持つ技術水準の目安となりますので、有資格者が在籍しているかなども確認してみてください。
支払い方法を確認する
鍵交換は費用が高額になる傾向にあるので、可能であればクレジットカード決済があったり、後払いサービスの利用が可能であると助かります。
また、多くの業者で決済代行会社を利用していることが殆どかと思いますが、クレジットカード決済などを導入したい業者や店舗は審査を受けなくてはなりません。
必ずしも業者として信頼できるかどうか、という点と直結しているわけではありませんが、ある程度、業績を重ねていないと審査に通過するのも難しいでしょうから、支払い方法がいくつあるのかを見ておくのも大事です。
複数社に見積りをとる
複数の業者に見積りをとることで、サービス内容や料金の相場を把握でき、不当な価格の請求を避けることができます。
特に初めて鍵交換を依頼する場合は、複数の選択肢を比較することで、信頼できる業者を選びやすくなります。
無料見積を行っている業者に3社程度問い合わせを行ってみて、費用の内訳やサービス内容を確認してみましょう。
鍵交換の費用相場はいくらぐらい?
鍵交換といってもシリンダーだけの交換、錠前一式交換、錠ケースのみの交換と、様々なケースがありますが、多くの場合はシリンダー交換になります。
ここでは、鍵交換の費用相場について解説します。
鍵交換の費用相場
シリンダー交換の場合、弊社キーレスキューサービスでは作業料金が固定の11,000円、そしてこれにプラスして部品代がかかります。部品代はだいたい10,000円〜35,000円ほどです。
シリンダーの価格はシリンダーの防犯性能によって違い、防犯性能が高いほど高額なシリンダーとなります。
例えば、ドルマカバ社の最新シリンダーで子鍵の3Dプリンターによる複製も不可能にした「スター・クロス」というシリンダーだと、部品代が35,000円ほどになりますが、美和ロックのU9(ロータリーディスクシリンダー)だと10,000円近くで済みます。
シリンダーによってこれだけ価格に差があるので、作業スタッフと相談しながら希望に合う鍵を見つけることが大切です。
鍵交換費用の相場について以下の記事をご一読ください。
キーレスキューサービスでの鍵交換実績
ここでは、実際に弊社キーレスキューサービスが行った鍵交換の事例をいくつか紹介します。
回しにくい玄関の鍵を交換
玄関の鍵が回しにくいので交換してほしいとのご相談をいただきました。
今回は錠前本体とシリンダーを一式交換しました。シリンダーはカバスターネオという防犯性の高いシリンダーに交換しました。
施工箇所 | 玄関の鍵 |
料金 | 83,500円(税込) |
施工時間 | 60分 |
引っ越し先の玄関の鍵を交換
引っ越し先の玄関の鍵を交換してほしいとのご相談をいただきました。
元々はMIWA社のU9という鍵がついていましたが、ディンプルキータイプのWEST社の916という鍵に交換しました。
施工箇所 | 玄関の鍵 |
料金 | 35,000円(税込) |
施工時間 | 15分 |
玄関の鍵を紛失したため、防犯性の高い鍵に交換
玄関の鍵を失くしてしまい、防犯のため鍵を交換してほしいとのご相談をいただきました。
今回はDormakaba社の引き違い戸用の錠前を取り付けました。こちらは防犯性が高いことで非常に有名なメーカーの製品です。
施工箇所 | 玄関の鍵 |
料金 | 77,000円(税込) |
施工時間 | 60分 |
信頼できる鍵交換業者を選ぶには複数社に見積りをとるのがおすすめ
ここまで鍵交換を依頼できる場所・業者の選び方について解説してきました。
信頼できる鍵交換業者を選ぶには、複数社から見積りをとり、料金・実績・接客態度など、様々な観点から比較することが大切です。
これにより、料金の適正さを判断できるだけでなく、それぞれの業者のサービス内容や対応の質が分かります。
複数社に見積りを依頼する際は、ぜひ弊社キーレスキューサービスにもご相談ください。
キーレスキューサービスでは即日対応は勿論のこと、ご予約も可能です。深夜早朝料金が必要になってしまいますが、深夜などでもお伺いすることが可能ですので、緊急時やお時間がないときなどでもご相談いただけます。
出張費・見積費は無料で、見積後にキャンセルされてもキャンセル料金は必要ありません。
初めての方でも経験豊富なスタッフが丁寧に必要な作業をご説明しますので、気軽にお電話ください。