鍵を閉め忘れてしまった!?対処法をご紹介します!
この記事でわかること
- 自宅の鍵を閉め忘れたときの確認事項
- 会社の鍵を閉め忘れたときの確認事項
- 閉め忘れを防ぐために日頃からできる対策
記事監修者
名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
家や会社でしっかりと毎日戸締まりをするのは当たり前になっていますが、それでもうっかり閉め忘れてしまう場合があります。
特に家や会社から離れたあとで、「もしかしたら鍵をかけ忘れたかもしれない…」と不安になるかもしれません。
そのような時は、早く確認しに行かなければと焦ってしまうのではないでしょうか?
こちらの記事では、鍵を閉め忘れた時どうしたら良いのか、対策用に利用しておくと便利なグッズなども紹介していきます。
目次
鍵を閉め忘れたと感じた時に確認すること
家や会社に戻って「やっぱり玄関のドアを閉め忘れたままだった…」という場合には、いくつか確認しなければいけないことがあります。
鍵を閉め忘れているということは、もしかしたら別の人が出入りしている可能性もあるからです。
ここからはチェックしておくべきことを紹介します。
大切なものがなくなっていないか
自宅の鍵を閉め忘れた場合、まず確認すべきは貴重品の安全です。
金目のものが持ち出しやすい場所にあると、泥棒はどういったところに隠してあるのか、だいたい把握しているので簡単に盗られてしまいます。
貴金属類だけでなく、通帳、カード、印鑑、身分証明書なども確認しましょう。
身分証明書を持ち歩いていれば心配ないですが、通帳や印鑑と一緒に置いていた場合、犯人が本人のふりをして定期預金を引き出す可能性もあります。
貴重品は見つからないように分散して保管し、安全な場所に置くことが大切です。日頃から分けて置いたり簡単に見つからない場所に置くようにしましょう。
万が一、紛失した場合は、速やかに警察に通報し、クレジットカードや通帳がなくなっていたらカード会社や銀行に連絡して利用停止を依頼しましょう。
そのためにも日頃からどの会社のカードを使っているのか、もし盗難に遭った時にはどこに電話をすると良いのかも把握しておきましょう。メモ帳や手帳に記入する他、スマホの電話帳にも入れておくと安心です。
女性の方は、衣類や下着も盗難の対象となることがあるため、特にチェックが必要です。日常的に使用する場所に貴重品があるか確認し、安全な場所に保管するよう心掛けましょう。
鍵を紛失してしまったときに行うことについては下記記事を参照してください。
身に覚えのない物が置かれてないか
鍵の閉め忘れというと、なんとなく泥棒に何か盗まれるイメージを持っている方も多いでしょう。
このご時世、盗難だけとは限らず、貴重品などはそのままして、身に覚えのないものが部屋に置いてあるということもあります。
あなたに興味を持っている異性などがもしかしたらストーカー的な気持ちで置いていったかもしれません。盗まれたものだけでなく、今までなかったものが置かれていれば誰かが入ったと思って良いでしょう。
不審な物を見つけた場合は、直接触らずにセキュリティ会社や探偵会社に相談しましょう。特に盗聴器や盗撮カメラが疑われる場合は、警察に通報して対応することが重要です。
発見した不審な物については、犯罪に関わる可能性があるため、警察に報告することをおすすめします。
不安なら思い切って鍵を交換しよう
鍵を閉め忘れていたことに気が付いたら、思い切って鍵を交換した方がいい場合もあります。
もしかしたら鍵の型番を知られたかも…
合鍵を作っていて部屋に保管していた場合には、なくなっていないかも確認して、万が一、合い鍵が見つからない場合は、安全のために早急に鍵の交換を行いましょう。
誰かが合鍵を盗み、不審な人物が不在時に侵入する可能性があります。
現代では合鍵そのものがなくても、鍵の番号がわかればオンラインで簡単に合鍵を作れるような世の中です。合鍵が保管している場所にあるからといって、絶対に大丈夫とは言い切れないため、交換してしまった方が安全な場合もあります。
なんとなく不安なまま生活するのも…
正直何もなくても、なんだか不気味だと感じてしまう場合もあるでしょう。
朝から夜遅くまで鍵を閉め忘れていたケースや、酷い場合は何日も実家や旅行に行っていて部屋を空けてしまった場合、何もなくてもなんとなく不安だと感じてしまうかもしれません。
何も問題がなくても、この不安を持ち続けることはストレスとなります。そのような不安を解消するためには、鍵を交換する選択も一つの方法です。鍵を交換することで、安心して生活を送ることができます。不安を抱えたままではなく、安全を確保するための行動を取ることが重要です。
鍵交換については下記の記事で詳しく解説しています。
玄関のドアスコープレンズもあるか確認
玄関扉にドアスコープレンズがついている家もあると思います。覗き穴から誰かが訪ねてきた時にわかるようになっているのですが、このドアスコープが取り外されていないかもしっかり確認してください。
もし外れている場合はセキュリティが脆弱になりますので、すぐに取り外しに強いドアスコープに交換するなど、適切な対策をとることが必要です。取り外されたまま放置しておくと、不在時に犯人がドアスコープを利用してサムターン回しで侵入してくる可能性があります。
慣れた空き巣犯は、簡単に玄関の鍵を開けて入ってくる者もいますので、サムターンガードも一緒に取り付けておくと安心です。
玄関のセキュリティを見直すことで、より安全な生活を送ることができます。まさか玄関のドアスコープを外されていると予想できる方は少ないでしょう。玄関のドアもしっかりとチェックしてください。
もし被害に遭っていたらどうしたらいい?
もし家や会社に戻ってみて、明らかに被害に遭ったということがわかった場合、早めに警察に連絡しましょう。
盗難や盗聴器を付けられている場合には被害届を出します。あまり大ごとにしたくないと考えてしまう方もいるかもしれませんが、そのままにしてしまうと損害保険の適用が受けられなくなるリスクもあります。
何より大人しくしていると犯人からみても、また盗んでも大ごとにしない人だと思われてしまう可能性もあります。
よく訪問販売などでもターゲットになる家は同業者同士で情報共有していることもありますが、同様に「ここの家は盗みやすい」という情報が流れてしまう可能性もあります。
警察までは…と思わず、どんな経緯で何を盗まれたのか思い切って話した方がいいでしょう。
怖いと感じたら引越しも検討しましょう
特に盗聴や盗撮カメラの被害に関しては、自分では身に覚えがなくても狙われていた可能性があります。
一時的な鍵の閉め忘れだけでなく、もしかしたら長期間にわたって狙われていた可能性もあります。そのまま住み続けていると、さらにストーカーなどの被害に遭ってしまうことも考えられます。
家に帰宅するたびに恐怖を感じてしまったり、このまま住み続けるのが不安だと思った時には、引越しも視野に入れてみましょう。
会社の鍵を閉め忘れたと気が付いた時には
会社となると自分だけの問題ではなくなり、そのまま黙っていると被害が大きくなってしまう可能性があります。気が付いた時点で上司に報告してください。
部外者が侵入したら、顧客などの大切な個人情報が流出してしまうかもしれません。大ごとになる前に手を打っておかなければならないので、気が付いたらすぐに報告をしましょう。
鍵を閉め忘れること自体は良くないことですが、それでも早めに報告して被害を未然に防ぐことが大切です。
会社に戻って盗まれていないか確認
家の時と同様で、まず盗まれているものがないか、会社のフロアをしっかりと確認します。
金庫周辺や重要な書類、現金が保管されている場所など、盗難の可能性があるエリアを特に注意深くチェックします。万が一、貴重品が消えているような場合は、速やかに警察に被害届を提出することが重要です。
もう1つ会社では必ずチェックしなければならないものがあります。それは個人情報などの情報が盗まれていないかのチェックです。
金庫などが無事でも、もしかしたら個人情報などの情報が漏洩している可能性もあります。特に、多くの個人情報を取り扱っている企業では、情報漏洩は多くの人々に深刻な影響を及ぼすことになります。
電子データは全て揃っているか、サーバーに不正なアクセスがなかったのかなど、しっかりとチェックしましょう。個人情報を扱っている会社では簡単に盗んで見られないようになっているものですが、それでも犯人はどのように狙ってきているかわかりませんので気を付けましょう。
鍵を閉め忘れないよう日頃からできる対策
ここまで見てきても、鍵を閉め忘れてしまうとさまざまなリスクがあることがわかります。だからこそ鍵の閉め忘れは防がないといけないことですが、人間のミスは完全には防げません。
万が一閉め忘れてしまっても対策を考えておくと、気が付いた時点でどうにかなることもあります。
たとえば自分が鍵を閉め忘れても自動で鍵がかかるようなものもありますし、「あれ?鍵かけたかな?」と思ったときに外出先ですぐに調べる方法もあります。
さまざまなガジェットを上手に活用して、鍵の閉め忘れを防止しましょう。
閉め忘れには自動施錠付きの鍵
何か別のことを考えながら、流れ作業のように玄関ドアを閉めてしまうと、鍵をかけたつもりでも、かかっていないこともあります。忙しい時などはうっかり鍵のことを忘れて外出してしまう場合もあるかもしれません。
万が一そのような場合でも、自動施錠付きの鍵なら扉が閉まると同時に施錠されます。もし閉めたかどうか不安になっても、必ず鍵はかかっているので安心です。
特に個人情報を取り扱っている会社では、一つひとつのドアに自動施錠付きの鍵を取り付けていることも多いです。
自動施錠付きの鍵の中でも、特に「イージスゲート」という電子錠がおすすめです。
イージスゲートはオートロック機能が搭載されているだけでなく、暗証番号とカードの2WAY式で、暗証番号入力が難しいお子様でも簡単に利用できます。
また、他の人と一緒に入室しないといけない場面でも、任意の数字を入力したあと最後に暗証番号を入力すれば解錠できる「無限虚数システム」を搭載しているので、安心して開けることができます。
自動施錠付きの鍵を取り付けたい方は対応している鍵屋に依頼しましょう。弊社「キーレスキューサービス」でも承っておりますのでお気軽にご相談ください。
電子錠についてさらに詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
スマートフォンも活用できる
最近では「スマートロック」というものも普及していて、スマートロックがWi-Fiに接続していれば、スマホから遠隔操作で施錠、解錠ができます。
いちいち家や会社まで戻る必要もないですし、気が付いた時に簡単に操作できるため最近利用している会社も増えています。
現在市場で見かけるスマートロックの殆どは、別売りの「ハブ」という機器を通してWi-Fiに接続できます。
スマートロックについてさらに詳しく知りたい方は下記記事を参照してください。
鍵を閉めたことがわかるグッズもある
鍵のカバーに工夫がしており、施錠すると持ち手部分の表示されている色が変わるようなグッズもあります。
鍵の持ち手を見れば、しっかりと施錠できたのかどうかが分かるので便利です。
急に外出先で不安になっても、鍵の持ち手を見れば何色になっているかでわかります。もしかしたら…と感じても鍵が施錠した色になっていたら、不安もなくなります。
入退室記録を残すと意識が高まる
入退室をいつ誰が行ったのかわかるようにしておくことも良い方法でしょう。たとえば仕事が終わり最後に出る人が鍵をすると決まっているなら、誰が担当だったのかわかります。
曖昧になっていると、勘違いなどから誰も鍵を閉めずに夜を過ごしてしまうということにもなりかねません。
逆に誰が最後に出たのかわかるシステムになっていることが従業員も分かっていると、緊張感を持ちますので、鍵の閉め忘れも防げるでしょう。
万が一鍵が開いたままになっていた日でも、誰が施錠し忘れたのか一から調べる必要がありません。少しの工夫で会社全体としても、防犯の意識が高まるでしょう。
鍵を閉め忘れてもしっかりと対処しよう
人間は完璧ではないので、どうしても鍵を閉め忘れてしまうこともあるでしょう。
そのようなときに家や会社を確認し盗まれたものがなければホッとして油断してしまう方も多いと思いますが、盗まれていたものがなかったとしても合鍵の番号を控えられている場合もあります。控えられていたら番号から合鍵を作成し、不在の間に侵入してくる可能性もゼロではありません。
不安な場合は鍵を交換してしまった方がいいでしょう。鍵の持ち主であるという登録を行った人でないと合鍵を作成できないようなシステムを採用している鍵の種類もあります。
また、普段から忘れやすいという方は最新のグッズを活用することで閉め忘れを防止できますので、活用してみましょう。
鍵の交換や閉め忘れの心配がないオートロック付きの電子錠を取り付け希望の方は弊社「キーレスキューサービス」にご依頼ください。
キーレスキューサービスは、鍵の交換・電子錠の取り付けに関して多数の施工実績があります。鍵の種類がわからなくてもご安心ください。経験豊富なプロなスタッフがお客様のご希望に沿ったご提案をいたします。
年中無休で出張費・見積費は0円です。8:00~23:00まで電話受付を行っております。見積もりだけでも受け付けておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。