賃貸の鍵を紛失したときはどうすれば良い?すぐにやるべき対処法5つをご紹介!

この記事でわかること
- 賃貸物件の鍵を紛失した直後に取るべき対処法
- 緊急開錠業者の選び方と依頼にかかる時間や費用相場
- 鍵紛失時にかかる費用を抑えるためのコツ
- 鍵を紛失しないための日常的な予防策
- 賃貸の鍵紛失時によくある疑問

記事監修者
名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
賃貸物件の鍵を失くしてしまうと、突然のトラブルに戸惑い、どこから手をつければいいかわからなくなることが多いでしょう。
本記事では、鍵を紛失した直後の対応から、緊急開錠業者への依頼方法、費用を抑えるコツ、日常的にできる予防策、そしてよくある質問まで解説します。
鍵を紛失するのが初めてで何からすれば良いのかわからない方でもわかりやすいように、具体的な手順や注意点を解説します。
賃貸の鍵を紛失してお困りの方は是非とも参考にしてみてください。
目次
賃貸の鍵を紛失した直後にまずやるべきこと
鍵を紛失した直後は慌てる気持ちを抑えつつ迅速に次の行動をとることが重要です。まずは鍵を紛失したときにやるべきことをご紹介します。
冷静にもう一度探す

鍵を紛失したとき、真っ先に部屋の中や身の回りを探す方が多いかと思いますが、最も大切なのは「慌てず冷静になる」ことです。
パニック状態で探すと見落としが増えやすいので、一度深呼吸して、最後に鍵を使ったタイミングや場所を思い出しましょう。
例えば、帰宅直後にポケットから鍵を取り出したときの状況や、外出先でかばんを床に置いたときなどを順序立てて思い返します。
次に、散乱しがちなカバンの中や服のポケット、家の玄関周辺といった見落としやすい場所を順番に確認しましょう。
意外と「鍵を使ったその場」に残っていることもあるため、「絶対にここにはない」と決めつけずに、一つひとつ丁寧に探すことが大切です。
もし家族や同居人がいる場合は、鍵を預かったり触ったりしていないかを確認し、可能であれば一緒に共有スペースを探してもらうのも効果的です。
自分一人で探すよりも複数人の方が見つかる確率が上がりますし、短時間で発見できるケースも多いため、なるべく協力を仰ぎましょう。
最寄りの警察署・交番に遺失届を提出する

鍵をどこで失くしたかわからない場合でも、最寄りの警察署や交番に「遺失届」を提出することは非常に重要です。
遺失届を出すことで、誰かが拾って警察に届けたときに連絡を受けられますし、拾得物として扱われるため悪意ある第三者による悪用を防ぐ抑止力にもなります。
提出するときは、住所・氏名・連絡先・失くした日付・失くした場所(心当たりがある範囲で構いません)・紛失物の特徴(鍵の種類や色、キーホルダーの有無など)をできるだけ詳しく記載しましょう。
深夜や早朝など警察署に直接行けない場合は、まず電話連絡でも受理してもらえるケースがあります。遺失届の「受理番号」を控えておくと、その後必要書類を提出する際にスムーズに手続きが進みます。
さらに、賃貸物件の鍵は個人所有ではなく貸主側の所有物なので、遺失届のコピーを管理会社や大家に提出することで、再発行や交換手続きの際に有利になることもあります。
遺失届の書き方については下記記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
管理会社や大家さんにすぐ連絡する

賃貸物件の鍵は貸主側が所有していることが多く、契約者は紛失した場合、管理会社や大家に連絡して紛失の事実を伝える義務があります。
賃貸契約書には「鍵を紛失した際の責任範囲」や「再発行・交換手続きの方法」が記載されていることが多いので、契約書を引っ張り出して内容を確認したうえで連絡しましょう。
連絡先や受付時間がわからない場合は、昼夜問わず問い合わせできる管理会社のコールセンターや大家さんの緊急連絡先を探します。
電話をかける際には「◯号室の◯◯です。鍵を紛失して部屋に入れなくなりました」と簡潔かつ正確に状況を伝えるとスムーズです。
管理会社によっては、スペアキーを持っている場合もあり、その場で駆けつけてもらえる場合があります。
連絡後は、管理会社や大家が指示する業者手配や費用負担のルールに従い、必要があれば手配を進めましょう。
必要に応じて鍵専門業者を手配する

管理会社や大家からスペアキーを借りられない場合や、すぐに対応してもらえない深夜・早朝などは、自力で鍵開けが難しいため、鍵専門業者を手配する必要があります。
信頼性の高い業者を選ぶためには、口コミや評判をウェブサイトで調べ、複数社に電話で問い合わせて料金や対応時間を比較しましょう。
依頼の際には、住所・建物名・部屋番号・鍵の種類(シリンダー錠やディンプルキーなど)を正確に伝えることで、当日の作業がスムーズになります。
また、現地到着までの時間や見積額、作業員の身分証提示など、安心できるポイントを事前に確認しておくことが大切です。
深夜・早朝の依頼では割増料金が発生する場合が多いため、可能であれば日中に依頼するほうが費用を抑えられます。
鍵交換が必要になった場合は、事前に見積書を確認して、追加費用が発生するタイミングを把握しておくと安心です。
24時間サポートや保険サービスを確認する
賃貸契約時に加入した火災保険や家財保険には、鍵のトラブルをサポートする「緊急駆けつけサービス」が付帯していることがあります。
これらのサービスには、賃貸物件の鍵開けや鍵交換を無料または割引価格で対応してくれるケースがあるため、まず契約書や保険約款を確認しましょう。
また、クレジットカード付帯サービスにも「鍵トラブルサポート」が付いているカードが存在し、その場合は指定業者であれば無料、もしくは安価に対応してもらえる可能性があります。
これらのサービスを使う際は、①電話窓口の連絡先、②利用条件(無料対応範囲や回数制限)、③利用方法(カード番号の提示や専用ページからの依頼)などをあらかじめ確認し、トラブル発生時にスムーズに依頼できるよう備えておくことが重要です。
保険を利用したい場合は以下記事を参考に進めていくと良いでしょう。
鍵開け業者の選び方と費用相場
鍵をどうしても自力で開けられない場合は、鍵専門の業者に依頼して開錠してもらうのが最も確実です。
ここでは鍵開けに依頼する際に必要な情報を解説します。
信頼できる鍵開け業者を選ぶポイント
まずは業者のウェブサイトや口コミサイトで「実績」「対応エリア」「料金体系」「営業時間」をチェックしましょう。
特に「鍵開け料金の内訳」や「深夜・早朝・休日の割増料金」について明確に記載されている業者は安心度が高いです。
口コミでは、作業員の対応が丁寧かどうか、到着時間が正確か、思わぬ追加料金を請求されないかといった点を確認します。
また、電話で問い合わせたときに「鍵の種類に応じた作業内容」を具体的に説明してくれるかどうかも重要です。
現地調査なしにいきなり大まかな料金を提示してくる業者には注意が必要です。
さらに、クレジットカード決済が可能か、緊急時に電話一本で駆けつけてくれるかを確認しましょう。万が一クレジット払いができない小規模業者の場合は、手持ちの現金が不足しているとトラブルになる可能性があります。
下記記事でも詳しく解説しておりますので、併せてご覧ください。
鍵開けにかかる時間
鍵開けに要する時間は、鍵の種類やドアの構造、現地の状況によって大きく異なります。
一般的なシリンダー錠なら、熟練した技術者であれば10分~20分程度で開錠できます。
ただし、古いタイプの錠前や防犯性能が高いディンプルキーの場合、30分以上かかることもあります。
ドア枠が歪んでいたり、湿気で錠前が固着しているとさらに時間を要する可能性があるため、到着時に業者から概算時間を確認しておくと安心です。
また、複数の鍵を取り外してから行う「錠前交換」作業が必要になる場合は、さらに30分~1時間程度の追加作業時間が発生します。
高層マンションやセキュリティエリアの場合、エレベーター待ちや入り口での立ち入り手続きに時間がかかることもあるため、そうした要素も含めて余裕をもったスケジュールを組むようにしましょう。
鍵開けにかかる費用相場

平日日中に依頼する場合、一般的なシリンダー錠の開錠作業は8,000円~15,000円程度が相場です。
これには基本出張費や技術料が含まれており、鍵穴の状態が良好であればこの範囲内で対応してもらえます。
ディンプルキーや防犯性能の高い電子錠の場合は、その複雑さゆえに15,000円~30,000円程度の料金がかかることがあります。
深夜・早朝、あるいは土日祝日の依頼となると、割増料金が発生し20,000円~40,000円程度まで上がる場合も少なくありません。
鍵交換が必要になる場合は、シリンダー錠の交換費用として20,000円~40,000円程度、ディンプルキーやハイセキュリティ錠では30,000円~60,000円程度が例として挙げられます。
ただし、建物の構造や錠前の取り付け方法によっては追加作業費(ドア穴あけや枠修正)が発生する可能性がありますので、見積もり時にしっかり確認しておきましょう。
鍵開け料金については下記記事でも解説しています。併せてご覧ください。
鍵紛失時にかかる費用を安くするコツ
鍵開けや鍵交換には想定以上の費用がかかることがありますが、少し工夫するだけでその負担を軽減できます。
ここでは鍵を紛失したときに発生する費用を抑える方法について解説します。
複数の業者から見積もりを取って比較する

複数の鍵開け業者や鍵交換業者に電話やウェブサイトから見積もりを依頼することで、料金の相場感がつかめます。
最低でも3社以上から見積もりをとるようにし、サービス内容や到着時間、追加料金の有無、深夜・休日割増の詳細などを細かく比較しましょう。
なお、見積もり時には「出張費」「技術料」「鍵交換費用」「特殊作業費(ドア穴あけ、錠前交換)」といった項目を明記してもらい、総額だけでなく明細を確認することが大切です。
業者によってはウェブサイト上で概算見積もりを公開している場合もあるため、あらかじめ相場を把握したうえで問い合わせると、より正確な金額を提示してもらいやすくなります。
口コミや評価サイトの評判も参考にし、安さだけでなく信頼性やサービス品質にも気を配りましょう。
鍵の種類・施工方法を選び、安価なものを選択する
紛失した鍵がシリンダー錠であれば、比較的安価に交換できます。一般的なシリンダー錠なら交換費用が20,000円〜40,000円程度で済むことが多いです。
一方、ピッキング耐性や防犯性が高いディンプルキーやハイセキュリティ錠、電子錠などを選ぶと、鍵本体の価格自体が高く、交換費用も30,000〜60,000円程度に跳ね上がります。
そのため、予算を抑えたい場合は「最低限の防犯性能を満たしつつ安価なシリンダー錠」を選ぶのが賢明です。
もし大家や管理会社から「ディンプルキーへの交換が必須」と指定されていない限り、防犯性能とコストのバランスを考慮して、コスト重視の錠前に交換することを検討しましょう。
なるべく深夜・休日を避けて依頼する
鍵トラブルが発生しやすい時間帯は深夜や早朝、休日が多いですが、そのぶん業者側も割増料金を設定しているケースがほとんどです。
平日日中であれば深夜・早朝よりも料金を抑えられるため、緊急性が低い場合は「翌日の営業時間内に依頼する」ようにしましょう。
夜間緊急対応が必要な場合でも、到着予想時間を「少し遅らせて朝一番に来てもらう」など調整できるケースがあります。
事前に業者と相談して、可能であれば平日の日中に作業を行ってもらうことで、無駄な割増料金を回避できます。
火災保険・家財保険やクレジットカード付帯サービスを活用する

賃貸契約時にほとんどの方が加入する火災保険や家財保険には、鍵トラブルの緊急駆けつけサービスが付帯している場合があります。
このサービスを利用すると、鍵開け作業や鍵交換作業を無料または割引価格で対応してもらえることが多いため、必ず契約内容を確認しましょう。
また、クレジットカードに付帯する「鍵トラブルサポートサービス」を活用できる場合もあり、指定業者であれば鍵開けを無料、もしくは大幅に割引してもらえる可能性があります。
これらの付帯サービスを利用する際は、①連絡先、②無料対応範囲や回数制限、③利用方法(カード番号提示やアプリ経由での申し込み)などをあらかじめ確認し、鍵紛失時に慌てずに対応できるよう事前準備を徹底しましょう。
賃貸の鍵を紛失しないための予防法
鍵を一度紛失してしまうと、費用や手間はもちろん精神的なストレスも大きくなります。そこで、日頃から鍵の管理を徹底し、紛失やインロックのリスクを極力減らすことが重要です。
ここでは賃貸の鍵を紛失しないようにする予防法について解説します。
キーホルダーをつける
鍵そのものは小さく、バッグやポケットからうっかり落としても気づきにくいものです。そこで、おしゃれなものや目立つカラーのキーホルダーをつけることで、鍵の存在感が大きくなり行方不明になりにくくなります。
特に蛍光色や大型のデザインのキーホルダーは視認性が高く、自宅や外出先での紛失時にもすぐに目に留まりやすいメリットがあります。
さらに、キーホルダーにはスマートタグ一体型タイプもあり、専用アプリで鍵の現在地を確認できる機能が付いているものもあります。
キーホルダーをつける習慣を身につけるだけでも、紛失リスクを大幅に下げられるため、ぜひ実践してみてください。
鍵の置き場所を決めておく
帰宅後や外出前に「鍵をどこに置いたか」を明確にしておくことは、紛失防止の基本中の基本です。
玄関にキーフックを設置して、帰宅したらすぐ掛ける習慣をつける、あるいは脱衣所やリビングに小さなトレイを置いて「この中に鍵を入れる」とルール化するなど、毎日同じ置き場所を決めておきましょう。
また、鍵を置いたものをバッグやポケットに入れたまま別の場所に移動させてしまうことが多いので、「部屋の中で持ち運びをしない」「必ずカバンから出して専用置き場に置く」といった行動ルールを設けると、紛失の可能性をさらに低減できます。
家族や同居人とも置き場所を共有し、誰かがつい持ち出しても「ここに置いておく」という共通認識を持つことが重要です。
鍵の最適な置き場所については以下記事でも解説しています。併せてご覧ください。
スマートタグをつける
スマートタグ(追跡タグ)はBluetoothや専用アプリを使って紛失した鍵の位置をリアルタイムで確認できる便利グッズです。
専用アプリがインストールされたスマートフォンと紐付けると、鍵を最後に認識した位置情報が地図上に表示されるため、どこで落としたかおおよその目星をつけられます。
また、鍵から一定距離離れるとアラートを鳴らしたり、スマホから鍵の位置を鳴らすことで暗い場所でも探しやすくなる機能がついているモデルもあります。
電池交換が必要な製品もありますが、1回の電池交換で半年から1年以上使えるものが多く、コストパフォーマンスも高いです。
外出先で失くしたときでも素早く場所を特定できるため、紛失による時間的・金銭的損失を最小限に抑えられます。
合鍵を作成して信頼できる人に預ける
万が一鍵を紛失してしまった場合でも、合鍵(スペアキー)があればすぐに部屋に入ることができ、業者を呼ぶ必要がなくなります。
特に賃貸物件では鍵の所有者が貸主側であることが多いですが、自宅用の合鍵を作って親兄弟や同居人に預けておくと非常時に大きな安心感があります。
合鍵は信頼できる人にのみ渡すことが重要で、複数人に渡しすぎるとセキュリティリスクが高まるため、渡す相手を絞りましょう。
合鍵を作成する際は、鍵屋で鍵番号をもとに複製するほか、一部の防犯性能が高い鍵ではメーカー純正キーの発注が必要になる場合があります。
紛失予防だけでなく、紛失後の対応をスムーズにするためにも、合鍵を用意し信頼できる相手に預けておくことをおすすめします。
電子錠にする

物理的な鍵を使用しないタイプの電子錠(スマートロック)は、鍵そのものを持ち歩く必要がなく、スマートフォンやICカード、暗証番号で解錠できる機能が備わっています。
電子錠に切り替えると、鍵を失くすリスクがほぼなくなるため、紛失やインロックの不安から解放されます。
導入費用はシリンダー錠の交換よりも高額ですが、紛失リスクによる緊急開錠費用や鍵交換費用を不用にできるため、長期的に見ればコストパフォーマンスが高くなります。
また、家族や同居人ごとに専用の解除コードを設定できるモデルもあり、防犯性と利便性を両立できます。
賃貸物件によっては電子錠への交換に貸主の許可が必要な場合がありますので、導入前に管理会社や大家さんと相談し、契約内容に準じた手続きを進めてください。
電子錠への交換をご検討される際は以下記事をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
賃貸の鍵を紛失した際には、誰が費用を負担するのか、保険は適用できるのか、そもそもやってはいけないことは何かなど、さまざまな不安があるでしょう。
ここでは賃貸物件の鍵を紛失したときのよくある質問についてご紹介します。
賃貸の鍵を紛失したときにやってはいけないことは?
賃貸の鍵を失くした際、まずやってはいけないのは「無断で空き巣業者や友人に鍵を開けてもらう」ことです。
鍵は貸主側の所有物なので、勝手に錠前を破壊したり、正規ルート以外で開錠すると後から高額な修理費用や違約金を請求される恐れがあります。
また、「鍵を開けたあとに内側から針金を差し込んで無理やり開錠する」といった行為は、ドアや錠前を傷めかねず、壊れた場合の修理費用も自己負担となるため避けましょう。
さらに、鍵が見つかった後に「紛失した事実を隠す」こともトラブルの元です。管理会社や大家に事実を隠してしまうと、契約違反とみなされる可能性があります。
鍵を紛失したとわかった時点で、速やかに適切な手順(警察への届け出や管理会社への連絡)を踏むことが、結果的に費用やトラブルを最小化する最善の方法です。
賃貸の鍵を紛失したときに保険は使える?
賃貸物件の場合、自宅にかけている火災保険や家財保険に付帯する「緊急駆けつけサービス」が利用できるケースがあります。
このサービスを使えば、鍵の開錠や鍵交換にかかる費用を無料、または割引価格で対応してもらえる可能性があります。
ただし、すべての保険プランにこのサービスが付帯しているわけではなく、軽微な作業(ドアの開錠のみ)までしか補償対象にならない場合もあるため、契約時に付帯サービスの内容をしっかり確認しましょう。
また、クレジットカード付帯サービスにも鍵トラブル対応が含まれているカードがあります。
指定業者を利用すれば、カード請求時に鍵開け費用が減額、もしくは無料になることもあるので、カードの約款やサポートセンターに問い合わせて確認しましょう。
インロックしてしまった場合はどうすれば良い?
ドアを閉めたあとに鍵を部屋の内側に置いたまま外出してしまう「インロック」は、どんなに気をつけていても起きるトラブルです。
まずは家の中に誰かがいないかどうかを確認し、同居人や家族に連絡してスペアキーを持ってきてもらえるか相談しましょう。
それが難しい場合は、管理会社や大家に連絡し、管理会社がスペアキーを保管しているかどうかを確認します。
管理会社から「スペアキーは取扱っていない」「夜間なので対応できない」などの返答がある場合は、自己判断で鍵専門業者に連絡して開錠を依頼しましょう。
業者を呼ぶときは、深夜・早朝や休日で割増料金が発生する点に注意し、可能であれば日中に依頼することを検討してください。
インロックの場合も鍵紛失と同様に、無断でドアを破壊する行為は修理費用や違約金の原因となるため避けましょう。
車の鍵をインロックした場合の対処法については以下記事をご覧ください。
費用はだれが負担する?
基本的に賃貸物件の鍵を紛失した場合、鍵の再発行や交換にかかる費用は借主(契約者)の負担となります。
賃貸契約書には「鍵の紛失・交換にかかる費用は借主が全額負担する」と明記されていることが多いため、契約書に従って対応しましょう。
ただし、管理会社や大家が「スペアキーで対応する」「部分的な修理で済む」と判断した場合は、借主負担を軽減できるケースがあります。
契約書に「鍵の紛失時は鍵交換費用を管理会社が一部負担する」といった特約がある場合はそちらに従ってください。
いずれにせよ、費用負担の明確化のために、見積書や領収書は必ず保管し、管理会社や大家とのやり取りはメールや書面で記録を残しておくことをおすすめします。
賃貸の鍵を紛失したときはキーレスキューサービスにご相談を!

本記事では、賃貸物件の鍵を紛失した際の対応手順から、費用を抑える方法、予防策、さらによくある質問への回答までを網羅的に解説しました。
鍵を失くしてしまった状況では冷静さを保ち、まずは再捜索と遺失届の提出、管理会社への連絡を行うことが基本です。
その後、必要に応じて信頼できる鍵専門業者へ依頼し、緊急開錠や交換作業を進めます。その際は是非ともキーレスキューサービスまでご相談ください。
キーレスキューサービスでは最短15分で現場に駆け付け鍵トラブルを解決いたします。鍵開けや鍵交換などでお困りでしたらキーレスキューサービスにお任せください。
