ドアノブをガチャガチャされた…それ空き巣の下見?今すぐとるべき防犯対策を解説!
この記事でわかること
- ドアノブをガチャガチャされる理由
- ドアノブをガチャガチャする人の目的
- 取るべき行動
- 空き巣がよく使う侵入手口
- 空き巣に有効な防犯対策

記事監修者
名前:金城 甫(きんじょう はじめ)役職:マネージャー
これまで4,000件以上の鍵トラブルを解決してきたベテラン鍵職人。“お客様に寄り添った接客”をモットーに、日々現場に駆けつけている。
「夜中に玄関のドアノブをガチャガチャされて目が覚めた…」このような不安な経験をされた方は少なくありません。もし鍵をかけ忘れていたらと思うと、ゾッとしてしまいますよね。
ドアノブをガチャガチャする行為は、近隣住民が部屋を間違えただけの場合もありますが、空き巣の下見やストーカー行為の可能性も考えられます。この記事では、その危険性と防犯対策について解説します。
目次
玄関のドアノブをガチャガチャされるのは危険なのか

深夜や昼間に突然玄関のドアノブをガチャガチャされたら、誰でも驚きますし不安になります。この行為には、偶発的なケースもあれば、空き巣の下見やストーカー行為といった犯罪目的のケースもあります。
特に注意が必要なのは、呼び鈴を鳴らさずにドアノブだけを操作する場合です。これは無施錠の部屋を探している空き巣の可能性が高く、非常に危険な行為といえます。
意図的に行われるケースが多い理由
ドアノブをガチャガチャする行為の多くは、偶発的なものではなく意図的に行われています。空き巣犯は侵入前に必ず下見を行い、無施錠の部屋を探すために一つずつドアノブを試していきます。鍵のかかっていないドアを見つければ、短時間で侵入できるからです。
また、女性の一人暮らしを狙ったストーカー行為の可能性も考えられます。表札や部屋への出入りを観察することで、ターゲットを絞り込んでいる可能性があります。
空き巣犯は玄関周りにマーキングを残すこともあります。「W」は女性、「M」は男性、「S」は一人暮らし、「ル8~18」は8時から18時まで留守といった情報を、表札やインターフォン付近に記号で記録します。このようなマーキングを発見したら、すぐにスマートフォンで撮影し、除光液などで消去しましょう。
一度きりでも油断できない理由
「一度だけだったから大丈夫」と安心してはいけません。一度ドアノブをガチャガチャされたということは、あなたの部屋が空き巣犯の候補リストに入った可能性があります。
空き巣は何度も偵察に来て、住人の生活パターンや留守の時間帯を確認し、最も侵入しやすいタイミングを見計らっています。今回はたまたま施錠していても、次回も同じとは限りません。
また、警察に通報しても、実際に被害が出ていない段階では逮捕できません。パトロールの強化などの対応はしてもらえますが、自分自身でしっかりと防犯対策を行うことが重要です。
被害につながりやすい住宅の共通点
空き巣犯に狙われやすい住宅には共通点があります。まず、マンションやアパートなどの集合住宅は、不審者が紛れ込みやすいため狙われやすい傾向にあります。
オートロックが付いていない物件も要注意です。誰でも自由に各部屋の前まで来ることができてしまいます。築年数の古い住宅も、防犯性の低い刻みキーが使われていることが多く、ピッキングで簡単に解錠される可能性があります。
女性の一人暮らしの部屋は特に注意が必要です。空き巣だけでなく、居空きや強盗、ストーカー行為などの標的になる恐れがあります。洗濯物や表札から女性の一人暮らしであることが分かってしまうため、防犯対策は必須といえるでしょう。
ドアノブをガチャガチャされる行為は決して軽視できません。一度でもこのような経験をしたら、それを警告サインと受け止め、適切な防犯対策を講じることが大切です。施錠の徹底や補助錠の設置、防犯カメラの導入など、できる範囲で防犯性を高めていきましょう。
ドアノブをガチャガチャする人の目的

ドアノブをガチャガチャする行為には、空き巣による下見、嫌がらせ、部屋の間違いなど、さまざまな理由が考えられます。こちらでは、ドアノブをガチャガチャする人の目的について詳しく解説します。
空き巣による「下見」の可能性
インターホンも鳴らさずにドアノブを回す行為は、空き巣による下見の可能性が非常に高く、極めて危険です。空き巣の侵入手口には「ピッキング」「サムターン回し」「ガラス破り」などがありますが、最も多いのは無施錠の家や部屋に忍び込むことです。鍵のかかっていないドアを通る方が侵入にかかる時間が短いため、無施錠の家は空き巣被害に遭う危険性が格段に高まります。
空き巣犯は深夜に一つずつドアノブを操作して回り、無施錠の部屋を探しているケースが多く見られます。同じ部屋を繰り返し狙ったり、ドアノブを回した後にポストや表札を確認したり、人目の付かない場所にマーキングを残したりといった特徴があります。
特にマーキングは注意が必要です。表札・インターフォン・集合ポスト付近に小さな印や記号として残されることが多く、「W(Woman=女性)」「M(Man=男性)」「S(single=一人暮らし)」「学(学生)」「ル8~18(8時から18時までは留守)」などの例があります。不審な印を見つけたらスマートフォンで撮影して、除光液などで速やかに消去しましょう。
空き巣のマーキングについては以下記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
無施錠かどうかを確認する
ドアノブをガチャガチャする最も直接的な目的は、無施錠かどうかを確認することです。空き巣犯にとって、無施錠の部屋は格好の標的となります。空き巣は侵入に時間をかけたくないため、集合住宅では一つずつドアノブを試し、鍵がかかっていない部屋を見つけ次第侵入するという手口が一般的です。
「ちょっとゴミ出しに行くだけだから」「すぐ戻るから大丈夫」という気の緩みが、犯罪被害につながる可能性があります。就寝前や外出時は必ず施錠を確認し、玄関には補助錠やドアチェーンを活用することが重要です。窓やバルコニーの鍵も忘れずにチェックしましょう。
住人がいるかどうかを探る
ドアノブをガチャガチャする行為には、住人の在宅状況を確認するという目的もあります。空き巣犯は住人と鉢合わせになることを最も恐れているため、確実に留守であることを確認してから侵入しようとします。ドアノブを回した際の反応や、室内からの物音の有無によって、住人がいるかどうかを判断しています。
特に女性の一人暮らしの場合、空き巣だけでなく、居空きや強盗、ストーカー行為の標的になる恐れもあるため注意が必要です。深夜に何度もドアをガチャガチャされたり、玄関付近を不自然にうろついたりする場合は、ストーカー目的の可能性も考えられます。
こうした行為はエスカレートする危険性が高いため、不安を感じたら証拠を残し、すぐに警察へ相談することが重要です。
一方で、部屋の間違いや酔った人が間違って鍵を開けようとするケースも存在します。集合住宅では部屋番号の配置が複雑で、隣室や別の階と誤ってしまうことがあります。しかし、偶発的かどうかをその場で判断するのは危険です。不安を感じたら絶対に自分で対応せず、警察へ通報しましょう。
女性の一人暮らしの防犯対策は以下記事で解説しています。併せてご覧ください。
ドアノブをガチャガチャされたときに取るべき行動

夜中や昼間に突然、玄関のドアノブを「ガチャガチャ」と回される音が聞こえたら、誰でも恐怖を感じるはずです。このような経験をした方の多くは、「警察に通報すべきなのか」「管理会社に相談すべきなのか」と迷ってしまいます。
ドアノブをガチャガチャする行為には、空き巣による下見、ストーカー行為、部屋の間違いなど、さまざまな可能性が考えられます。適切な対処法を知っておくことで、自分の身を守り、二次被害を防ぐことができます。
ドアを開けずに安全を確保する
ドアノブをガチャガチャされているときに最も重要なのは、絶対にドアを開けないことです。不審者と鉢合わせになる危険性があるため、まずは室内から安全を確保することが最優先です。
玄関ドアと窓の施錠を徹底的に確認し、補助錠やドアチェーン、ドアバーなど、利用できるすべての施錠設備を使って部屋に侵入させないようにしましょう。就寝前の施錠確認を習慣づけておくことが大切です。
直接ドアを開けず、必ずドアスコープやインターホンカメラで外の状況を確認してください。不審な声かけがあっても、居留守を使って応対しないことが重要です。近隣の住民が間違えただけの可能性もありますが、その場で判断するのは危険です。
時間・状況を記録しておく
不審行為を確認したら、できる限り証拠を残すことが重要です。記録があるかどうかで、警察や管理会社の対応が大きく変わる可能性があります。
発生時刻、音の長さや回数、その後の様子などを詳細にメモしておきましょう。可能であれば、音を録音しておくと警察が来てからスムーズに状況を説明できます。インターホンにカメラ機能がある場合は、映像をスマートフォンで撮影または録画しておきましょう。
管理会社や大家に報告する
管理会社や大家にも必ず報告しましょう。記録した日時や状況を添えて伝え、他の住人にも同じ被害がないか確認してもらうことが重要です。
賃貸物件では、鍵や防犯設備は管理会社や大家の所有物です。勝手に鍵を交換したり防犯対策をするとトラブルになる可能性があるため、まずは相談して防犯対策について話し合いましょう。
他の住人も同じ被害に遭っている場合には、管理会社が防犯カメラの設置やセキュリティの強化を検討してもらえるケースがあります。情報を共有することで建物全体の防犯意識が向上し、住人の安心感が高まります。
近隣や家族に共有して警戒する
一人で抱え込まずに信頼できる人に相談することも大切です。
一人暮らしの方は特に、家族や友人に状況を伝えておくことをおすすめします。定期的に連絡を取り合うことで、万が一の際にすぐに異変に気づいてもらえる可能性があります。同じマンションやアパートに住む信頼できる近隣住民にも状況を共有し、お互いに気をつけ合うことで不審者を見かけた際に情報交換ができます。
また、遠慮せずに110番通報もしてください。明確な被害はないけれど不安な場合は、全国共通の警察相談専用ダイヤル「#9110」を活用しましょう。
警察に相談しておけば、パトロールを強化してもらえることもあります。警察に通報や相談をしたあとは、必ず管理会社や大家にも報告しましょう。
ドアノブをガチャガチャされたという不審な行為は、決して軽視できません。自分の身の安全を最優先に考え、施錠の徹底、記録の保存、管理会社への報告、警察への相談など、適切な行動を取ることが重要です。
空き巣がよく使う侵入手口

空き巣の被害に遭わないためには、犯人がどのような手口で侵入してくるのかを理解しておくことが重要です。空き巣は侵入に時間がかかると犯行を諦める傾向があるため、適切な防犯対策を講じることで被害を未然に防ぐことができます。
ピッキング
ピッキングは、鍵穴から特殊な器具を差し込んでシリンダー内部のピンを動かし、鍵を使わずに不正開錠する手口です。特に古いタイプの刻みキー(鍵の表面にギザギザの刻みがあるタイプ)は、ピッキングに弱く、慣れた犯人であれば数分程度で開錠されてしまう可能性があります。
対策として最も効果的なのは、鍵をピッキングに強いディンプルキーに交換することです。また、補助錠を追加して鍵の数を増やすことでも防犯性を向上させることができます。鍵が複数あれば侵入に時間がかかるため、空き巣が犯行を諦める確率も高くなります。
ただし、賃貸物件にお住まいの場合は、鍵の交換を勝手に行うことは基本的に禁止されています。事前に管理会社や大家さんに相談し、許可を得てから交換作業を行うようにしましょう。
ピッキングされにくい鍵などについては以下記事で解説しています。ぜひご覧ください。
サムターン回し
サムターンとは、内側から鍵をかけるためのツマミ部分のことです。サムターン回しは、ドアスコープやドアの隙間から特殊な器具を差し込んで、このサムターンを直接回して不正に解錠する手口です。
対策として代表的なのが、サムターンの周りにカバーをかけるサムターンガードの設置です。より確実な対策としては、サムターン用の鍵を取り付ける方法があります。
外出時は鍵でサムターンをロックしておけば、たとえ工具が届いたとしてもサムターンを回すことができないため、サムターン回しを効果的に防ぐことができます。
サムターン回しについては以下記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
ガラス破り
玄関からの侵入と同じくらい多く使われるのが、窓ガラスを破って窓から侵入する手口です。ガラス破りの手口には、ハンマーで窓ガラスを割る、バーナーで焼き破る、ガムテープを貼ってから切り取るなど、さまざまなやり方があります。
窓ガラスからの侵入対策としては、サッシ用補助錠を取り付ける、防犯ガラスに交換する、防犯フィルムを貼る、面格子を設置するなどの方法があります。
これらの方法を複数組み合わせることで、侵入に必要な時間を大幅に延ばすことができます。侵入に時間がかかるほど空き巣が侵入を諦める確率も高くなり、空き巣被害に遭う可能性を大きく低減できます。
以下記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
無施錠の玄関や窓からの侵入
意外に思われるかもしれませんが、空き巣の侵入手口として最も多いのが、実は無施錠の玄関や窓からの侵入です。これは、鍵のかかっていないドアを通るほうが、ガラスを割ったり鍵を不正開錠するよりも侵入にかかる時間が圧倒的に短く、犯人にとってリスクも低いためです。
無施錠からの侵入を防ぐ対策は非常にシンプルで、確実に施錠を行うことです。短時間の外出でも必ず鍵をかける習慣を身につけることが大切です。
また、就寝時も玄関ドアだけでなく、窓の施錠も忘れずに確認しましょう。補助錠やドアチェーンなども併用することで、さらに防犯性を高めることができます。
窓の防犯対策は以下記事で解説しています。併せてご覧ください。
空き巣に有効な防犯対策

ドアノブを「ガチャガチャ」と回されるのを放置すると、重大な被害につながる恐れがあります。ここでは、マンションやアパートなどの集合住宅でも実践できる効果的な防犯対策をご紹介します。
施錠の徹底
防犯対策の基本は、施錠を徹底することです。外出時はもちろん、在宅中でも必ず玄関ドアの鍵をかけるよう習慣づけましょう。
ゴミ出しやコンビニへの買い物など、短時間の外出時も施錠を忘れてはいけません。また、玄関だけでなく窓やバルコニーの施錠も忘れずに確認しましょう。
防犯性能に優れた鍵に交換
築年数が古い物件で使われている刻みキーは防犯性能が低く、ピッキングで比較的簡単に開けられてしまう恐れがあります。防犯性能を高めるには、複雑な構造のディンプルキーへの交換がおすすめです。
また、暗証番号やタッチキーで解錠するキーレス錠なら、ピッキング自体が不可能になります。あるいは、オートロック機能付きなら鍵の閉め忘れも防げます。
ただし、賃貸物件では必ず事前に管理会社や大家さんに相談し、許可を得るようにしましょう。
ディンプルキーの交換費用相場などについては以下記事をご覧ください。
補助錠の取り付け
補助錠の設置は、鍵の数を増やして侵入に時間をかけさせ、空き巣に犯行を諦めさせる効果的な方法です。ホームセンターやインターネットショップで2,000円程度から購入でき、両面テープで取り付けるタイプや工事不要の簡易タイプなど種類も豊富です。
空き巣は侵入に5分以上かかると約7割が侵入を諦めるというデータがあり、補助錠で解錠時間を延ばせば被害リスクを大幅に低減できます。窓には防犯フィルムと併用するとより効果的です。
補助錠については下記記事で解説しています。併せてご覧ください。
ドアスコープ・ドアポストの対策
ドアスコープは外から覗かれて室内の様子を確認されたり、サムターン回しという侵入手口に利用されることがありますので、ドアスコープカバーの取り付けで被害を防ぎましょう。
また、古いタイプのドアポストは隙間が大きく、室内をのぞき見されたり、ポストから手を入れてサムターンを操作されるリスクがあります。
目隠しを設置して室内が見えないようにしましょう。サムターン全体を覆う専用カバーの取り付けも、費用を抑えた効果的な対策です。
ドアポストの防犯対策は以下記事をご覧ください。
郵便受けをこまめに確認
郵便受けに郵便物やチラシが溜まっていると、留守であることがわかり空き巣に狙われやすくなります。毎日こまめに確認し、溜めないようにしましょう。長期不在時は郵便局に不在届を出すか、知人に回収を依頼することをおすすめします。
また、玄関にマーキングがされていないかチェックし、発見したらスマートフォンで撮影してから除光液で落としましょう。
管理会社や近隣住民と情報共有する
ドアノブをガチャガチャされたら、管理会社や大家にも必ず報告しましょう。他の住人にも同様の被害が発生している可能性があります。相談することで、防犯カメラ設置やセンサーライト増設など、建物全体の防犯対策を強化してもらえる可能性があります。
また、近隣住民との情報共有も重要です。不審者の目撃情報や不審な行為を共有することで、建物全体の防犯意識を高めることができます。
ドアノブをガチャガチャされたらキーレスキューサービスに相談を

ドアノブをガチャガチャされるという経験は、誰にとっても恐ろしいものです。このような不審な行為に遭遇したら、まず施錠を確認し、絶対にドアを開けないようにしましょう。
防犯対策については、キーレスキューサービスなどの専門業者に相談することで、迅速かつ適切な対応が期待できます。防犯対策は先延ばしにせず、早めに実施することが大切です。












